2人が好きな女性キャラクターは？

──井上さんのいわゆる“イキリ”やナルシストキャラとルルーシュのキャラクターには、どこか通じるものがある気もします。共感できる部分はありますか？

井上　ルルーシュが自分の思い通りになったときに心の声で「もっと俺を褒めてくれ。称賛してくれ」と悦に浸る部分は似てるのかなと思います。僕もそういう性格なので。でも、ルルーシュはナルシストとは違うんじゃないですか。基本的にルルーシュは「反逆のルルーシュ」に関してはすべてナナリーのためです。ナルシストというよりはシスコンですよね。

──ナナリーの話が出たところで、石田さんには「コードギアス」で魅力的な女性キャラクターについて話をお伺いしたいと思います。好みの女性キャラクターをC.C.以外で挙げるとすれば誰でしょう？

石田　いっぱいいますけど、僕が選ぶとすればセシルです。

──ロイドという博士キャラを補佐する女性ですね。

石田　かちっとしてそうな雰囲気が個人的には好きです。こういう人を必死で笑わせたい。笑顔が見たいです。

井上　たしかに、セシルはこのアニメの中ではそんなに女の子感がないから。そういった意味では女性っぽい部分を見てみたい、というのはあるでしょうね。

──では、そんな井上さんがお好きな女性キャラクターは？

井上　シャーリーって言いたいところだけどカレンかな。基本は強気で、でも実は弱気で、みたいな。自分自身を奮い立たせてる。ルルに対しての思いは一途で「すべてをルルのために」という部分がいいです。

心地のいい「復活」楽しみ

──舞台挨拶のときに井上さんが、作中の印象的なセリフとして「王様から動かないと、部下がついてこないだろう？」という一言を挙げたのはなぜでしょうか？ 第1話に登場するとはいえ、それほど重要でもないと思われるくだりのセリフなので、挙げられたのに驚きました。

井上　「コードギアス」自体、全フレーズが名言っぽいんですよね。声優さんの力量のおかげとも思うんですけど。このセリフは自分が率先して戦地に向うルルーシュっぽいんです。

石田　僕はこの名言を聞いたとき、「吉本興業に対して文句を言ってるのかな？」と感じました（笑）。

井上　反逆しないとね。「ギャラ上げろー！」とか（笑）。

──ちなみに井上さんが漫才コンビのツッコミとして「コードギアス」にツッコみたいポイントはありますか？

井上　「そんなに全員ゼロの衣装を着れるの？」って思います。

──「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の第8話「百万 の キセキ」のオチの話ですね。

井上　みんなゼロと同じ体型やったじゃないですか。一番はそれですよ。「どうやってんねん！」と。

──たしかに「おいおい」と思ってしまう場面でしたね（笑）。ところで「コードギアス」関連では定番の質問ですが、相方に「ギアス」をかけて命令ができるとすれば、どんなことをしたいでしょうか？

井上　これはシンプルに「死ぬまで絶対服従」です（笑）。全部僕の言うとおりに石田が動いてくれるわけでしょう？ それをすればこっちは勝ちですから。

石田　逆にこちらから井上に命令できるとすれば「俺のことを忘れてほしい」（笑）。

井上　なんでやねん！

石田　1回フラットな関係にしていただいて、しばらく自由にやりたいです（笑）。

──それでは最後に「コードギアス 復活のルルーシュ」に期待することをお聞かせください。

井上　タイトルに「復活のルルーシュ」と入っているので、ファンが納得できる形の復活が見たいです。ルルーシュが生き返るのか、「実は生存してた」なのか、その形はまだわかりませんけれども。タイトルに入れるということは制作陣もそれだけ自信があるんでしょうし、納得のいくストーリーが映画では観られると思うので、心地のいい「復活」を楽しみにしています！