お笑いナタリー PowerPush - Quick Japan100号記念企画「歴代表紙を飾ったアノ人と語るQuick Japan」
ゴッドタン出演者インタビュー
なんだかんだで「ゴッドタン」は終わらない
──特集の際、劇団ひとりさんが「『タモリ倶楽部』を目指したい」と言っていたんですよ。それにみなさんも「そうだな」と納得していたのが印象的で。
ひとり 「タモリ倶楽部」ぐらい長い番組目指してということでね。なんかこう、当たり前のようにやってる感じがあったらいいんですけど。
──あれから目標に近づいてはいますか?
ひとり もう1年半経ちましたからね。今何年だっけ?
松丸 今年で6年目になります。
ひとり まず第一目標としては10年やりたいですよ。
矢作 だいぶ近づいてきたね、なんだかんだで続くんじゃないかって、ちょっと思い始めてきました。
小木 確かにね、終わらなそうだよな。ここまでやっちゃうと、終わらせられなくなってくるもんね。
矢作 終わるきっかけがもうよくわからなくなってきてるんですよ。何をもって「終わり」ってなるのかな?
ひとり 誰かが不祥事起こすとか、そういうことが起きないかぎり大丈夫じゃないの? だって終わるんだったらとっくに終わってるはずだもん。
矢作 そうなんだよ。こういう感じって意外にずーっといくんじゃないのかなって思うんだよね。
──以前の取材では「ちょっとやりすぎだったかも」みたいな反省も出てたんですけど、そこも深い時間に行ってなくなりましたかね。
ひとり やっぱりね、せっかく深いところに行ったんだからもうちょっとエッチなことをしたいっていうのがあって。
松丸 そうなんですか?
ひとり 今日も水着の女の子が現場にいたんですけど……見てるだけで楽しかったですもんね。あんまり日頃の生活でないじゃないですか、若い女の子10人ぐらいが水着で近くにいるって。改めていい仕事だなと思って。
小木 確かに今なくなってるからね、そういう番組。
ひとり だから感謝しなきゃいけないんだよ! 当たり前のように水着のお姉ちゃんと一緒に仕事してることを。
小木 ……俺、当たり前になってたわ。
ひとり だめだめ! お金払ってでもあんなことしたいって人、いっぱいいんだよ? 感謝しないと。こんなことしながらお金もらえるんだもん。
小木 うん、感謝だね。
──(笑)今後、「ゴッドタン」をこうやっていきたいという方向はありますか。
矢作 最初のうちはね、これやると終わるとか終わらないとか、テレビだからちょっとやりすぎだなとか、ここはこういう風にテレビ的にしたほうがいいのかなって思ったことはあったんですよ。それが今となってはまったく思わなくなりましたね。だってどの時間帯に行ったって数字が上がらないわけで、固定客以外の一般人が観てないことがわかっちゃったから(笑)。その人達のためにいきなりテレビ的な演出入れたところでしょうがないじゃないですか。他の番組では多少考えますけど、「ゴッドタン」に関しては「もうちょっとここはみんなが観てくれる内容にしたほうがいいんじゃない?」ってことは考えなくなっちゃった。だからまあ、今までのままやっていくってことですよね。
小木 僕はそうですねえ。結構ヘンな企画が今まであったんですよ。番組ラテ欄から視聴率を当てるやつ(「視聴率キング」)。あれ、ひどかったでしょ?
矢作 あれはよくなかったな~。面白くなかったもんね。
ひとり そんなにお笑いでもなく、そんなに情報提供するわけでもなく。中途半端な企画だった。
小木 あと「カエオケフレーズ」ね(ミュージシャンとして参加した東京03角田の演奏に合わせて、歌詞をアレンジしたカエオケを熱唱する企画)。
ひとり ああ~、あれは評判悪かったねえ。
矢作 何本撮りもして結局あんまり数字がよくなかったんだっけ?
小木 でもそれを流したもんね(笑)。
矢作 ああいうことしちゃ駄目なんだよ。
小木 でもそういうお蔵入りになりそうな、ギリギリ失敗しそうな企画をやりたいですね。なにか生まれそうな感じがするし、「ゴッドタン」だったらやっていいような気がするんですよ。ヘンで終わるか、ハマるか、そこらへんは紙一重ですからね。
──松丸さんはいかがでしょう。
松丸 私はスタジオを飛び出した企画……たとえば登山とかそういうのをやってみたいと思ってるんですよね。おとといでしたっけ? ボウリング大会をしたんです、「ゴッドタン」で。
ひとり 放送と関係なくね。
松丸 はい。それがみんなですごい楽しかったので、そういう思い出作りを……。
一同 思い出作り……(苦笑)。
松丸 やりたいなと。普段は見られないような素の部分が出せたらなあと思って。
矢作 外に出るのね。僕も外は好きですよ。遊園地とか動物園とか、そういうところで面白い企画をやる。ゲームとかやりたいね。動物園で目隠ししてさ、「きき動物」はどう?
小木 乳とか触って?
矢作 いや、動物園の前で何の動物がいるかっていうのを当てるの。
松丸 いいですね!
ひとり 俺全然やりたくない(笑)。
小木 やりたくないね。
矢作 なんだよ!(笑)
ひとり 僕は深い時間にいったことだし、エッチな企画をどんどんやっていきたいです。できれば1回ぐらいはこの番組でSEXしたいな。
矢作 ハハハハハ! バカじゃないの?
松丸 やめてくださいよ……。
ひとり 1回だけだよ、1回。
矢作 できるわけねえだろ(笑)。
ひとり そこはおぎやはぎの力で面白おかしくしてもらって。うまくできるでしょ?
矢作 自信ないわー。
小木 うん、自信ない。
ひとり お願いだから洒落にしてよー!
矢作 「すいません、悪気は無いんですよ!」って?(笑) あ~わかった。誘い笑いすればいいんだ。
ひとり・小木 ワハハハハハハ!(笑)
松丸 (沈黙)
ゴッドタン出演メンバー「QJ100号記念」コメント
出演者
おぎやはぎ / 劇団ひとり / バナナマン / 東京03 / ロバート秋山 / フットボールアワー後藤 / 森三中・大島、黒沢 / ダイノジ大地 / 松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)
収録内容
「まさかのマジ歌フェスティバル2012」(東京・メルパルクホール 2012年1月12日開催)
※特典映像は後日番組オフィシャルサイトで発表予定。
※収録内容、仕様などは変更の場合あり。
プロフィール(左から)
松丸友紀(まつまるゆうき)
1981年5月13日生まれ
テレビ東京アナウンサー
劇団ひとり(げきだんひとり)
1977年2月2日生まれ
太田プロダクション所属
おぎはやぎ小木博明(おぎひろあき)
1971年8月16日生まれ
プロダクション人力舎所属
おぎやはぎ矢作兼(やはぎけん)
1971年9月11日生まれ
プロダクション人力舎所属