部活編

尾形貴弘（宮城出身・高校3年生）。高校最後のインターハイで、仲良し3人組の中で2人は金メダル、そして自分だけが銅メダルという結果に終わってしまった。なぐさめてくれるかと思いきや、からかう友人たち。身体能力は俺が一番のはず！ どうして俺だけ銅メダルなんだ……悔しい！ そもそも1位って誰が決めてるんだよ。「なんで俺は1位が獲れないんだ！」

向井　こればっかりは2時間くらいないと解決できないな。

尾形　そんなにある？ ダメなところ。3分くらいで解決しろよ。

向井　それウルトラマンだよ。俺らスーパーマンだから。

尾形　俺が一番運動神経いいのに。

向井　一生懸命なフリをしてるからだよ。よく見たら実はそんなに一生懸命じゃない所がやっぱりいけないんじゃないかな。

尾形　営業妨害もいいとこだよ！

菅　努力してるっていうのをめっちゃでっかい声で言うとかね。ほんとに努力してる人って、そんなに自分で努力してるって言うかな。クラークは人助けをしても正体を明かさないからね。

尾形　言ってもいいだろ、努力してるんだから。

向井　女性に気を取られ過ぎだよね。モチベーションがそこにしかないのが問題。

尾形　人それぞれだから、それは。

菅　1位になりたいっていう純粋な気持ちじゃないから金メダルとれないんだよ。モテたいから1位になりたいんだよ。

尾形　それは何にも悪くない！ お前らだって、モテたいからオシャレな服着て、モテたいから髭はやしてんだろ！ クラークだってモテたいからメガネかけてるんだろ！

向井　いや違う違う違う（笑）。ちゃんと金メダル獲れる人っていうのは、まず極めるってことをしていて、それに対してモテるっていうのがついてくるんだよ。君は順番が違うから、クラブでちょっとキャーキャー言われただけで、勘違いして次の日すげー顔で自慢してくるんだよ。

尾形　言うなよ！ それにいいだろう、自慢しても！ 嬉しかったんだよ！

向井　満足するところが低いんだよ。

菅　年相応の落ち着きを持ちなよ。トークもダメなとこしかないもん。

向井　大声で乗り切ろうとしたり。

菅　そうそう。大声で普通のこと言う。ジャングルポケットの斉藤も「尾形さん早く芸人になってください」って言ってた。

向井　5年一緒にいて、見たことある一発ギャグ3つ。聞いたことあるエピソードトーク6つ。引き出しにそれをずっと大事にしまってる（笑）。

菅　「サンキュー」も限界。

尾形　これ学生の設定だから!!　俺自身のダメ出しやめて!! それに「サンキュー」のSは……希望を表す印だ！

向井　それスーパーマンの母星・クリプトンの話！ あなたのサンキューに希望はない。

菅　運動神経がいいのは認めるよ。スーパーマンだって力はあるし空を飛べるし透視だってできる。でもすごいのはそれを正義に使ってるからだよ。誰かを守りたいという強い意志だよ。

尾形　俺だってパンサーを守る気持ちがあるよ。

向井　いやいやいや！ どんだけ助けに行ったか！ あなたまだ傷治ってないのにすぐ前線行くから！

菅　クラークは、地球ではいじめられ、生まれた星の奴からは殺されそうになり、それでも共存の道を考えるんだよ。それが強さだよ。考えたことある？ 共存。

向井　パンサーのためにも「マン・オブ・スティール」観て見習って！

尾形　サンキュー!!