ナタリー PowerPush - オリエンタルラジオ中田&ジャルジャルインタビュー よしもとNSC&YCC特集
オリエンタルラジオ中田とジャルジャルが語る よしもと芸人生み出すNSC&スタッフ養成YCCの魅力
売れてる裏方はバイタリティがすごい
──YCCに関しても話を聞かせてください。お3方が裏方のスタッフに求めるものは?
中田 ガッツです。「そこそこでいい」という人がいると「あれ? 一緒に甲子園目指せるかな?」って思っちゃう。
福徳 作家さんも芸人と同じように、見た目が大事かも知れないです。売れてる作家さんは、みんな外見的な特徴が1個はある。なにかしら無理してでも付けてみては?
中田 それと、売れてる作家さんや映像制作のプロデューサーは、バイタリティがすごいと思います。社交的で発信力がある。人間力が半端じゃない。芸人さんよりしゃべる人もいますもんね。
福徳 あと、売れてる人はめっちゃ飯食います(笑)。
カンペの出し方が絶妙だと気持ちよく飛べる
──女性のAD(アシスタントディレクター)が最近増えてる、という話を聞きますが、実感したことは?
中田 たしかにお昼の番組はターゲットの視聴者が女性なので、女性ばかりのスタッフの番組があります。しかも女性スタッフは、気配りがめっちゃすごい! 男性ADと女性ADは同じ弁当の発注でも全然違う。女性の場合、すっごくいい弁当が届くんですよ。男性の場合は「食えりゃいいでしょ」と(笑)。
福徳 男性スタッフさんが弁当にナンカレーを用意して、僕にナンを手渡しで渡してきたことがあったので、そのときに「やっぱり女性がいいなあ」と思いました(笑)。
──これまでお会いした仕事現場のスタッフさんで「こんな人がいるんだ!」と印象的だった人は?
中田 「めちゃイケ」の片岡飛鳥さんに会ったとき「すげえ!」と思いました。「アメトーーク!」の加地(倫三)さんも。偉くなっても現場にいて、フロントに立ってカンペ(カンニングペーパー)を出してるんですよ。現場精神が伝わる。全般的にカンペの出し方がうまいディレクターさんにも感動します。手書きのカンペが作り込まれていると「できる!」と思う。その出し具合が絶妙だと、管制塔とパイロットの連携がうまく取れているみたいで、気持よく飛べるんです。
──最後に、スタッフ希望の生徒にはこういうふうに育ってほしい、というメッセージがあれば教えてください。
後藤 マネージメント能力や構成作家としての能力を伸ばすというより、とりあえず生き生きした人になってもらいたい(笑)。
福徳 一攫千金を狙うタイプの人がいいです。だいたい給料制ですけど、それをも振り払ってがんばります!っていう人。
中田 何がしたいか、というビジョンが一番大事だと思います。 「絶対にこういう番組が作りたい」「こういう芸人さんを育てたい」とか。YCCを利用するよ、という気概がある人にぜひ来てほしいです!
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2015年4月入学生募集中
- 吉本芸能総合学院(NSC)
- 第3回募集締め切り:2015年3月13日(消印有効)
- よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)
- 第4次募集締め切り:2015年3月31日(消印有効)
- よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ(YOEC)
- 願書受付締め切り:2015年3月31日(消印有効)
ジャルジャル
左/後藤淳平(ゴトウジュンペイ)
1984年3月20日生まれ。大阪府出身。NSC大阪校25期生。
右/福徳秀介(フクトクシュウスケ)
1983年10月5日生まれ。兵庫県出身。NSC大阪校25期生。