カップルで一番多い悩み

──カップルで一番多い悩みは何ですか？

藤森　彼氏に浮気グセがあるとか、すごく求めてくるとか。でも僕が印象的だったのは、男の子があんまり長持ちしないっていう。

中田　藤森さん特にそうですよね。

藤森　はいはい。まあまあ、そういうところもありますから。

中田　スピーディ。「音速の貴公子」と呼ばれてますから。

藤森　そういうときにね、どうしたら長く持たせられるんでしょうかと。いろいろ解決策を喋ってたんですけど、なかなかしっくりこないと。で、相方に意見を求めたら、「頭の中で違うことを考える」っていうのはなんとなく出てたんですけど。

中田　あるあるですよね。

藤森　「それじゃあなあ……」って相方が出した結論は？

中田　コンクリートを考える。

藤森　それはね、スッと入って来ましたね。なるほど長持ちしそうだなって。

中田　よくね、「自分の母親を想像する」とかって言うじゃないですか。あれはね、ダメージがでかすぎて、立ち直れなくなっちゃう。

──立ち直れなく（笑）。

中田　コンクリートなんですよ。僕の中で三種の神器で、コンクリート、紙やすり、鉄パイプ。

一同　あはははは！

藤森　紙やすり、鉄パイプもあるんだ！

中田　この3つですね。無機質。

藤森　そういう予期せぬアドバイスが飛び出してくるときとかは面白いですね。

──女性チャンネルですけど男性が見ても役に立つっていう。

藤森　もちろんそれはあると思いますよ。男子もなかなか打ち明けられない相談とかありますから。もろにみんなが悩んでることに答えてると思うんで。

中田　でも男性のそういう性的なところに満足してない女性って多いんだなって思いましたね。

藤森　そうね。

中田　なかなかそういう意見って女性から生で聞けないですから。けっこう凹みますけどね。

藤森　そうね、グサッと。

中田　どうしたら……満足させられるか……。

藤森　まあまあ（笑）。

女性チャンネルならではの魅力

──女性チャンネルならではの魅力はどんなところにありますか？

藤森　まず収録場所にベッドがあって、「なんだなんだ？」って女の人を惹きつける演出になってると思います。あとは毎回意見を募集していて、オンエアのすぐあとにご意見をいただいたり、直に意見交換できるところも、女性には向いてるのかなと思います。

中田　ターゲットを絞ってるがゆえに、よりディープに行けるところがありますよね。こっちの層にもこっちの層にも配慮するってなると、最大公約数的なものになってしまいますけど。よりピンポイントで深められると思います。女性のみなさんが欲しいちょっとディープな情報をお伝えできているかなと思いますけどね。

──芸能人ではなく、一般人とのやり取りはやっぱり独特なものがありますか？

藤森　すごく新鮮でしかも面白いなというのは番組を始めてからの実感ですね。1回目ちょっと緊張もあったんです。素人でしかも若い子たちが来て、うまいこと話回るかなって。でも思いのほか楽しくて、僕らも勉強させてもらえますし。プロの人からは出てこない突拍子もない意見とか。あそこまで言っちゃうっていうのは、こっちで制御すればいい話なんで。

中田　一般の人は守るものがないですからね。

藤森　だから刺激的ですね。ドキドキワクワクしてるっていう。

中田　ミュージシャンだったり俳優さんだったり、アイドルとかタレントさんとかいろんな人と仕事しましたけど、一番面白いかもしれないですね。一般の人って枷がないというか。見え方について周りの人が誰も注意しないので、僕たちはすごい楽しめます。

──カップルとして本物のチャラ男が登場したとき、藤森さんは「自分のメッキがはがれる」と焦っていましたね。

藤森　やっぱり僕はある程度テレビに出てるということで、自分で守るところはなんとなく考えてやってるんですが、全開放したチャラい姿ってやっぱ怖いですよね（笑）。

中田　商品化されてないチャラ男って、こんな不愉快だったんだって。

──あはははは（笑）。

藤森　あのー、はっきり言うとそういうことなのかな？

中田　チャラ男って、もともと悪口みたいなもんですよね。いまは藤森くんが代名詞みたいになってますけど、数年前までチャラ男ってもっと汚いイメージでしたから。だから藤森くんのチャラ男って、既製品みたいな、商品的なところですよね。

藤森　そんな分析やめてよ。チャラいはチャラいですから。

中田　ギリギリ受け入れられてるやつだよっていう。激辛とか言っても、結局はタバスコ何本か入れただけで、メキシコのほうの死んじゃうような唐辛子とは全然違うんだっていう。

藤森　リアクションできないからね、そこまで行っちゃうとね。

中田　よくよく考えたら藤森ってチャラ男じゃないなってところに最後は行きますよね。いい子だなって（笑）。