「グローバルフェスタJAPAN2017」が9月30日（土）と10月1日（日）、東京・お台場センタープロムナードにて開催される。国際協力活動を行う政府機関やNGO、企業などが参加する一般向けイベントだ。楽しくわかりやすいコンテンツを通じて、来場者に国際協力についての理解を深めてもらうことを目的としている。

このたび「グローバルフェスタJAPAN」をナタリー読者に身近に感じてもらうべく、エレキコミックのやついいちろう、私立恵比寿中学の星名美怜と小林歌穂がお笑いナタリーに登場。「国連が定めた『SDGs』って何？」「世界で飢餓に苦しむ人の数は？」といったクイズに答えてもらった。果たして3人はどんな回答を導き出すのか？ 国際協力に関する彼らの思いにもぜひ触れてほしい。

取材・文 / 成田邦洋　撮影 / 辺見真也

国際協力のイメージは？

──最初に、ご自身が国際協力について抱いているイメージやエピソードなどがあれば教えてください。

小林歌穂　私はフェアトレードの認証ラベルの商品を見つけると、「おっ！」と思って買っちゃいます。フェアトレードについては小学校のときに習いました。

星名美怜　私は小学校のときにユニセフの募金活動をしたり、支援物資をまとめて発送したりする児童会に入っていました。

──お二人とも小さな頃から生活に根付いているんですね。やついさんは？

やついいちろう　僕が小学校の頃は、ベルマークくらいしか集めてなかったです（笑）。でも、知り合いはよく青年海外協力隊に行っていました。今では僕も1カ月に1回くらいのペースで海外へ遊びに行っているので、それも1つの海外協力と言えるんじゃないでしょうか（笑）。

──広い意味で言えば、そうかもしれませんね。

やつい　台湾に行くと、かつて日本人が現地の人のために田んぼを作っていたそうで、日本人の石碑が立っていたりするんです。台湾のジャポニカ米は、だいたい日本で食べるのと同じ味がする。日本人が協力したことがある国に行くのはいいですよね。

星名　台湾は私たちも2回行かせていただいて、日本のアイドル文化が根強いなと思っています。

「SDGs」は、なんの略？

──ではここから、より国際協力に関して理解を深めていただくために、「クイズ！なんとかしなきゃ！」と題したクイズにいくつかお答えいただければと思います。

星名　国際協力に関するクイズ？

小林　難しいのかな？

──テーマ自体はやさしくはないかもしれませんが、正解数を競ったり優勝を決めたりはしないので、ぜひ自由な発想でお答えください。第1問は、こちらです。

星名　え、ガチじゃん！ ナタリー怖い！（笑）

やつい　これ、東大や京大みたいな人が答えるようなクイズじゃないですか！

小林　「SDGs」は初めて聞きました。

──フリップを用意したので記入していただければありがたいです。

やつい・星名・小林　（3分ほど考えながら記入）

やつい　「SDGs」って英語でしょう？ 「S」は「さわやかに」とかじゃないよね？ （笑）

小林　英語がわからない。

やつい　きっと「どうすれば課題を解決できるか」「こうやってやっていこう」っていうことなんだよね。

──大まかな考え方は、そうですね。皆さん書けましたか？ 1人ずつ答えを読み上げて説明していただければと思います。小林さんからお願いします！

小林　「S：さぁ」「D：どんと」「G：ガッツだ」。ガッツが大事だなと思いました！

やつい　開拓精神ね！

──たしかに大切だと思います。続いて星名さん。

星名　「S：ソロじゃなくてみんなで」「D：どこにいても」「G：頑張ろうね！」。グループ愛を込めて。世界はみんなグループです。

──なるほど気持ちは伝わります。最後にやついさんお願いします。

やつい　「S：総」「D：大好き」「G：グループ」。グループというのが星名さんとかぶりましたが。全員がみんなのことを好きになれば、きっと全部解決するんです。間違いないでしょう！

星名　たしかに「誰一人取り残さない」よね！

小林　「大好き」ってすごいね！

──皆さんお答えありがとうございました。全部が正解と言いたいところなのですが、第1問の正解はこちらです。

──つまり「SDGs」とは「持続可能な開発目標」のことです。

星名　持続可能な開発目標！

小林　難しい！

やつい　でも、その目標を支えているのは「大好き」であり、「頑張ろうね！」であり、「ガッツだ！」の精神じゃないですか？（笑）

──おっしゃるとおりなんですが、そのお気持ちはぜひ個々に持っていてください（笑）。ここからいくつか出題するクイズも、この「SDGs」について考えていただくきっかけになればと思います。