セミファイナルに出場した5組も奮闘
ファイナル進出を懸けて当日行われたセミファイナルには、HENHEN事変とTANABOTaを含む全7組が出場した。結果的には、この2組にファイナル進出を譲った5組も、いずれ劣らぬ強者揃い。会場を大いに盛り上げたので、その奮闘ぶりをMCのますだおかだ岡田のコメントを織り交ぜながら紹介する。
竹下ポップ
セミファイナルにトップバッターとして登場したピン芸人の竹下ポップは、さまざまなヌンチャクを用いた技が冴え、会場中に笑いはもちろん驚きを提供する。テンションの高い芸を繰り出し、「幼稚園でようウケますー」と自己紹介。勢いのある芸を見せつけた彼について、岡田は「1組目はこういう芸風が一番エエよ!」とお墨付きを与えた。
ハリード
カズヤとケンタによるコンビ・ハリードは、コント「自動車教習所」を披露した。「一方通行」や「歩行者専用」といった交通標識の意外な意味や読み方が次々と明かされていく。ネタ後には、2人が実は9人兄弟の4番目(カズヤ)と6番目(ケンタ)であることや、ほかの兄弟の職業などが話題となった。
ドドん
本物のお坊さんでもある石田と、元ミュージシャンの安田によるコンビ・ドドんは賞レース「歌ネタ王決定戦2015」ファイナリストの経験もある実力者。このライブでも、石田が住職であることを利用したギャグを次々とテンポよく繰り出し、岡田に「正統派!」と気に入られていた。
おはよーサンフランシスコ
青森出身で体格がいいボケの斗澤と、大阪出身の羽瀬による男女コンビ・おはよーサンフランシスコ。斗澤が「女子ツッコミ」を羽瀬にレクチャーする漫才を披露した。スケールの大きな斗澤のボケと鋭い羽瀬のツッコミが炸裂。岡田は「このおしゃれな表参道で、コテコテの関西弁!」と会場の立地とネタとのギャップを楽しんでいた。
サテライトステージにも芸人21組が続々!
スパイラルホールでのお笑いライブと並行して、同じ表参道エリアにある会場の東京・ラパン・エ・アロでは「Comedy STAGE」と銘打たれたサテライトステージが展開され、若手を中心とした芸人21組が続々とネタを披露した。
モデルでタレントの川辺優紀子がMCを務める中、「Comedy STAGE」のトップバッターとして出演したのは広島出身のゴッホ向井ブルー。自身が出場した「岡山ひとりお笑いグランプリ」での出来事を話して客席を温めた。
ネタ後には川辺とのトークコーナーが設けられ、芸人たちが個性を発揮。たとえばゴールドラッシュは、30代の田邉が「重度の中二病」だと告げる一方、相方どいちゅーも「元ヤンキーで現在はオタク」と自己紹介し、オタクとしてシンガポールの人気番組に出演したエピソードで客席を驚かせた。
またブリキカラスに対しては、MCの川辺が「実は番組で以前、お2人にお会いしたことがあるんです」と切り出す。淡々とした雰囲気のある小林メロディだが、その意外なつながりにハッとした様子で「初対面だと思っていた。これは失礼なことをしました」と頭を下げ、礼儀正しい一面を見せた。
- 「mysta(マイスタ)」
- mysta Corp.
mysta株式会社が2018年1月にリリースした、未来のスターを応援するオーディションアプリ。人気急上昇中のアイドルやボーカル、お笑い芸人らが連日投稿する動画をユーザーが手軽に楽しめる。タレントとユーザーがファンルームを介してコミュニケーションを取ることも可能。タレントはユーザーからの応援度合いでランキング化され、ランキング上位のタレントにはライブイベント「mysta festa」出場権など、さまざまな活躍の場が提供される。