ナタリー PowerPush - とんねるずのみなさんのおかげでした 博士と助手 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権 Season2
Season2 Vol.2「紅白モノマネ合戦~深夜3時の奇跡編」
奇跡のコラボが満載の紅白モノマネ合戦
DVD2巻目には、2010年12月23日に放送された特別編「紅白モノマネ合戦」を収録。本編は3部構成で、1部は紅組と白組に分かれての個人戦、2部は紅組と白組に分かれての団体戦、そして3部は紅白の枠を取り払った混合戦となっている。2部と3部では、この企画だからこそ実現した奇跡のコラボが満載だ。
見どころは、本コーナー常連と新人が入り乱れてのコラボレーション。ガリットチュウ福島とマリア・イーちゃんの「W小雪」、岩崎なおあきと牧田知丈の「『Get Sports』落合選手ならではの技術をVTRで解説する栗山英樹」など、目が離せないシーンが盛りだくさんだ。
個人戦では新人が大活躍
第1部の個人戦で目立つ活躍を見せたのは、初登場だった前回に引き続き2度目の参戦となる天然もろこし・植山由美子。「B級防犯ベルの音」のモノマネで「キョーキョーキョー」と発すると、「やっぱり彼女は2010年の新たな流れを作ったひとりだ」と助手・石橋くんも高く評価した。前回チャンピオンの柴田由美子と松岡智子による「何気ない一言に深みが出る真矢みき」では、「先、お風呂入るね」という娘に「お母さんね。……バブ入れたから」と真矢みきが返し、スタジオも爆笑。真矢みきといえば「あきらめないで」とおなじみのフレーズをチョイスする人が多い中、ほかのセリフをチョイスしたところに評価が集まった。
刑務所の受刑者を演じる山椒魚・水牛や、「父さん母さん」が「とーたんかーたん」になってしまう長島三奈のモノマネを披露した古賀シュウなど、この番組ではすっかりおなじみの面々も次々に登場。サワー沢口が「タクシーの運転手を安心させておいてからリアルに吐く人」を演じると、「今年トイレで吐いたら、オロロロロロロって。サワー沢口合ってる!って思った」と大博士も絶賛した。
うをともの「カラオケ映像によく出てくる安い恋愛ストーリー」は「山下達郎編」。小道具にポケベルが飛び出すなど、80年代感が増した仕上がりになっており、「JR東海(のCMに)彼女を使ってくれないですかね」と助手・石橋くんも賛辞を送った。ロバート・デ・ニーロに扮して「ゴッドファーザー」のテーマ曲で現れ、ステージに出てくる前の奈落で落下したテルについては、「ウィル・スミスにロバート・デ・ニーロのネタを見せたところ大爆笑だった」と大博士がマル秘情報を披露し、さらに爆笑を誘う。
絶賛が相次いだ夢の団体戦
第2部は、紅組と白組それぞれのチーム内でコラボユニットを結成し、交互にネタを披露しあう団体ネタ対決。紅組からは、「マリアのイーちゃんに似ている」と、このコーナーで言われ続けてきたガリットチュウ福島が、イーちゃんと「W小雪」を結成し、同じ衣装と髪型で登場。大博士は「やっぱり福島もちょっと小雪に似てるんだ!」と語り、「夢の共演ですね」と助手・石橋くんも喜んだ。白組は、岩崎なおあきと牧田知丈による「『Get Sports』落合選手ならではの技術をVTRで解説する栗山英樹」。栗山英樹(岩崎)の解説に合わせ、落合選手(牧田)がバッティングを見せるというモノマネで、VTR戻し、スロー、ストップの再現に、「素晴らしい!」と絶賛の嵐となった。
ほかにも、山本高広とシューレスジョーによる大塚範一と小倉智昭は爆笑を獲得。みょーちゃん劇団(竹下ともひろ、野村大輔、みょーちゃん)とサワー沢口、井上智恵によるコラボで「初めて戦場の惨劇を目の当たりにしリアルに吐く韓国の軍隊の新兵と死体役の片桐はいり」という飛び道具的なモノマネが披露されると、大博士は「片桐はいりさん本人がこの死体ネタを見て『私このコーナ-に出てたかな?』と勘違い」と仕入れたマル秘ネタを読み上げる。
第12回チャンピオンのハイエナ竹岡と第11回チャンピオンのアップダウン阿部は、「『いらっしゃいませ』が『エアロスミス』に聞こえる経堂駅前コンビニの店員と、サ行が言えないため時刻を確認するも思わぬ誤解を招いた客」を披露。ガスマスクガール山元とマリア・イーちゃんが「映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で感動的なプロポーズをする吉岡秀隆と小雪」を熱演すると、ロボ有田は「吉岡秀隆の彼、うまい。初めて泣きそうになりましたよ」と讃えた。
カオスぶりが楽しめる混合戦
第3部は紅組と白組が入り交じって行う混合戦。山椒魚・水牛と阿佐ヶ谷姉妹、ずん・やすと森田まりこ、梅小鉢・高田と山本高広など、意外な組み合わせの混合戦は爆笑に次ぐ爆笑。審査員らは山本高広による草彅剛のモノマネがそっくりだと絶賛した。最終的に紅白のどちらが勝ったのかはDVDで確認しよう。
なお、本作には「紅白モノマネ合戦」の未公開ネタが完全収録されている。天然もろこし・植山の「B級競馬場のゲートが開く時の音」、山本高広と末吉くんが織田裕二と平泉成になりきって事件現場で遭遇するというレアなコラボ、梅小鉢・高田の「周りがチンプンカンプンになるようなヨガの種類を並べ、趣味のヨガを突然やり出すもタイミングが悪すぎる菅野美穂」など、本戦で披露したネタの別バージョンや、見応えたっぷりのコラボネタが満載。未公開部分でしか楽しめない内容が凝縮されている。
一発ギャグの応酬が楽しめる特典映像
特典映像は「選手権シリーズ第2弾」。2003年に放送された「おもしろい奴は誰だ!アクションギャグ選手権」の模様が収録されている。モノマネのコーナー前には、木梨博士と石橋助手による紹介のもと、アクションギャグロボ・ダンディくん(ダンディ坂野)が登場。「キミのギャグを見せなさい」という博士の指令でダンディが最初に見せたのは「ゲッツ!」。その後も次々にギャグを披露するも、助手の石橋くんは「博士大丈夫ですか?」と心配そうな様子を見せた。
審査員全員の手元に落下ボタンがあり、つまらないと思った人がスイッチを押すルールでスタート。ハイテンション石原や村上ショージ、きくりん、テルらが全力でギャグを披露する。落下後の博士と助手の爆笑姿や感想も見応えたっぷり。一発ギャグが好きな人はこの特典映像を見逃さないように。