DVD最新作はゲイタウン新宿2丁目

──第2弾DVD「鉄道6賢人イチ押し最強路線あいのり旅」のロケはいかがでしたか？

土田　鉄道オタクは、ほかのオタク界と比べても大きい集団ですからね。しかも、その世界の中で“賢人”と呼ばれているメンバーが集まってるんで、DVDも売れるぞって（笑）。実際ロケに行ってみたら、シリーズ最高傑作と言ってもいいくらい面白かったです。

鈴木　賢人たちが事前に一生懸命考えたロケの段取りを無視して、急遽別行動をとって進めたんですけど、そのやりとりが面白いんですよ。最後までわだかまりが残ったままDVDが発売されちゃいましたからね。

土田　あははははは（笑）。あとからDVD見てみたら、「あんなに怒る？」ってくらい賢人が怒ってましたね。

──段取りを無視する感じが、このDVDシリーズならではだと思いました。

土田　テレビの場合は、どうしても段取りのほうを重視しますからね。

鈴木　面白そうなハプニングがあったらそっちを優先させるのがジャーナリストボーイズです。

──3月に発売されたばかりの第3弾DVD「世界一のゲイタウン 新宿二丁目の歩き方編」のテーマは、新宿2丁目です。

鈴木　こんなに毎回テーマが違うDVDも珍しいですよね。ここで初めて僕らパッケージに顔出してます。

土田　逆にこっちは顔出してほしくなかったですね（笑）。これは80年代バラエティの香りがするDVDです。

鈴木　そうそう、80年代深夜バラエティみたいな感じでしたね。

土田　「大人の『王様のブランチ』」だと思ってもらえると、わかりやすいと思います。マップも付いているから、お店にも行きやすいと思うし。

──2丁目のお店の中で一番印象に残ったのは？

土田　最初に行ったゲイバーの「あっぱれ！」ですね。

鈴木　「あっぱれ！」では、DVDでも収録できないような有名人の真実を聞いて、「そういう世界があるんだ」とか、「一見華やかそうなのに、そこにすがって生きている人もいるんだ」って知ることができて希望が持てました。意外な人の名前が次々に出てきてビックリしましたもん。

土田　あそこで真っ白に燃え尽きちゃいましたね。あと、最後のゲイバー「九州男」の九州男さんも切なかったですね。「50代にもなると夜の営みがない。恋人もいなくて寂しい」って言っていて。ちょっとおかしかったのが、DVDの中で「フレディ・マーキュリー」って思いっきり口に出しているのに、写真にモザイクがかかっていたところ（笑）。

鈴木　九州男さんはフレディ・マーキュリーと寝たことを最後まで認めないんだけど、明らかにそうだろうっていう。

土田　「ホテルの部屋に入ったらむしゃぶりついてきた」って言ってましたからね。

鈴木　思い出を胸に墓に入るんだろうなー。そういう感じもいいんですよ。

土田　面白かったですねー、2丁目。夜中に女の人が歩いていて一番安全な街と言われてますからね。

鈴木　このDVDは、初めて2丁目に行こうとしている人にとって予習になると思います。

次回のロケはレズバーに!?

──今後このユニットとして行ってみたいところは？

鈴木　とりあえず2丁目で話に挙がったレズバーには行ってみたいですね。

土田　「新宿二丁目の歩き方編2」のほうで（笑）。いまのレズバーは、昔の2丁目のゲイバーと雰囲気が似ているらしいので、実際に行って確かめてみたいですね。「女が嫌いだから」とか、「綺麗になりたい」とか、いろんな理由でゲイになる男性がいるのはわかったので、レズの場合はどうなのかが気になります。

鈴木　あとは韓国ね。韓国に行ったら韓流好きのおばさんがいっぱいいたんで、そういう人たちを追いかけてみたい。韓国のイケメンと出会う会みたいなものあるらしくて、すっごい気になってるんですよ。新大久保にも出会えるK-POPアイドル「KINO」っているじゃないですか。あの追っかけにもすごい興味あって。

土田　韓流スターを追っかけるおばさんを追っかけるんだ（笑）。

鈴木　そうそうそう。

──それでは最後に、最新作の第3弾DVDで特に見てほしいところを1つずつ挙げてください。

鈴木　ゲイバーの「あっぱれ！」で会話の中に出てくるピー音が誰なのかを想像しながら見てもらえたら面白いと思います。「あっぱれ！」は、2丁目の入門編としてもいいお店だと思うので、ぜひこのDVDで予習してください。

土田　30代～40代の人にとっては、古き良き80年代バラエティの感じが楽しいと思うんで、そのあたりに注目してもらえるとうれしいです。さらにディープなものを見たい人は前作の「鉄道6賢人イチ押し最強路線あいのり旅」がオススメです（笑）。