ナタリー PowerPush - IPPONグランプリ
王者秋山と初陣岩尾&観覧ゲストが語る大会の魅力
DVD7巻の見どころ
千原ジュニアが決勝で“絶対王者”バカリズムを退け、5度目の出場にして念願の初優勝を果たした第7回を収録。大喜利の実力者として知られるジュニアは、優勝を決めて「すっごい泣きそうです」と実感を込めたコメントで笑いを誘っている。いわゆる関西芸人の優勝はジュニアが大会初となった。
お題は「一家団欒がぶち壊し。さて、何があった?」「銀行のATM『これいるか?』何のボタン?」「ティッシュの箱に書かれていた過保護すぎる使用上の注意書きとは?」「放送コードギリギリOKの芸名を教えて下さい」といったもの。ジュニアが最後にIPPONを獲得して優勝を決めた「写真で一言」の回答は、とりわけ爽快感のあるものだった。
初出場の芸人は、小籔千豊、ずん飯尾、平成ノブシコブシ吉村、南海キャンディーズ山里の4名。それぞれ個性を発揮したが、大喜利ペーパーテスト優勝の実績を引っさげて登場したのが飯尾だ。スタジオでは独特の世界観を持った回答とトークを披露。なおDVDの副音声を相方のやすとともにコンビで担当しており、出演時の心境や収録の舞台裏を語っている。
DVD8巻の見どころ
ロバート秋山が初出場にして初優勝という快挙を成し遂げた第8回を収録。第11回で早くも2度目の優勝を果たした秋山が輝かしい第一歩を踏み出す記念碑的な大会と言える。DVDの副音声にはロバートが3人で登場しており、秋山の発言はもちろん、IPPONグランプリに出演経験のない馬場と山本が大会をどう観ているのかも興味をそそる。
お題は「野球の審判が日常生活で思わず『ストライク!』と叫んだ。一体何があった?」「そこそこのウソをついて下さい」「かっこいい寝言を言って下さい」「小学5年生のたかし君に『微妙』というあだ名がついた。なぜ?」など。秋山はさまざまに工夫を凝らしたその回答の“言い方”を武器に、自らの手に優勝を引き寄せた。
決勝で秋山と争ったピース又吉や、前回優勝の千原ジュニア、さらにバカリズム、ネプチューン堀内健など常連組の回答も充実。初出場の芸人は、カンニング竹山、フットボールアワー後藤、そして「IPPONスカウト」における活躍でこの舞台に駆け上がったもう中学生の3名だ。もう中の常人の域を超えた発想は、百戦錬磨の先輩芸人たちを震え上がらせた。
- DVD「IPPONグランプリ 07」
- 2014年5月21日発売 / 3240円 / 発売元:フジテレビジョン / よしもとアール・アンド・シー / YRBN-90774
出演者
チェアマン:松本人志
出場者(50音順):有吉弘行 / 飯尾和樹(ずん) / 小木博明(おぎやはぎ) / 小籔千豊 / 千原ジュニア(千原兄弟) / バカリズム / 日村勇紀(バナナマン) / 又吉直樹(ピース) / 山里亮太(南海キャンディーズ) / 吉村崇(平成ノブシコブシ)
フロア進行:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
副音声:ずん
2012年4月7日放送分を収録
- DVD「IPPONグランプリ 08」
- 2014年5月21日発売 / 3240円 / 発売元:フジテレビジョン / よしもとアール・アンド・シー / YRBN-90775
出演者
チェアマン:松本人志
出場者(50音順):秋山竜次(ロバート) / 後藤輝基(フットボールアワー) / 設楽統(バナナマン) / 竹山隆範(カンニング) / 千原ジュニア(千原兄弟) / 徳井義実(チュートリアル) / バカリズム / 堀内健(ネプチューン) / 又吉直樹(ピース) / もう中学生
フロア進行:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
副音声:ロバート
2012年11月17日放送分を収録