お笑いナタリー Power Push - 「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」公開記念

横澤夏子が学生時代の恋愛を語り尽くす

恋愛ごっこをしておいたほうがいい

──今の横澤さんが中高生に恋愛のアドバイスをするとしたら、どんな言葉を送りますか?

横澤夏子

“恋愛ごっこ”をしておいたほうがいいな、とは思います。どんどん告白すればいい。学生にとってはかわいい思い出になるんじゃないでしょうか。大人になってからの告白は重いですから(笑)。

──結婚が視野に入ってきますからね。

なので、学生のときは「これは自分の恋愛ドラマの1ページになるな」というシチュエーションを自分で作って、友達にも協力してもらって。あと、「どんな男でもいいから、とっ捕まえて制服デートしろ」と言いたい! コスプレじゃなく制服で街中を歩けるのは学生時代しかないんです。

──ちなみに横澤さんご自身が男子から告白された経験はありますか?

「これは両思いだな」って思った瞬間はあったんですよ。男子に言われて一番うれしかったのが「俺から告白するから待ってて」。「これ絶対付き合うじゃん!」って思って。結局そのときがピークでした(笑)。

──横澤さんは恋愛をしているときとそうでないとき、何が違いますか?

自然と友達に相談する回数が多くなりますね。「ヤバい。どうしよう。好きになっちゃったよー」と、友達と一緒にキャハハッて笑うのが楽しいです。その子も含めて、好きな男の子と一緒になったときは「あ、何もしゃべれない」ってなる。シャイガールなんです。

私も、もっと恋しときゃよかった

横澤夏子

──最後にお笑いナタリー読者へ、この作品のオススメポイントを教えていただけますか?

全編キュンキュンするようなエピソードばかりです。「付き合ってるのかな?」「好きなのかな?」って思っているときの楽しさを感じさせてくれますし、女子ばかりではなく男子の視点から気持ちが描かれているのもいいです。友達と一緒に観てワイワイ言うのも楽しいですよね。切ないシーンでは泣けてきちゃいますし、「脚本は全国の女子高生がみんなで書いたんじゃないかな?」って思えました(笑)。

──それくらい共感できると。

すごいです。表情から何からすべてが。アニメだから「かわいい」って言いやすいですし。キャラクターたちの表情やセリフを自分で思い描きながら学校生活を送ると、もっと楽しくなると思う。「私も、もっと恋しときゃよかったな」って思いました。

──学生時代のエピソードをこれほど多く持っていても、そう思いますか?

権力を使って付き合っていただけのヤバい恋愛しかないので(笑)、この作品に勝るものはないです。

横澤夏子
「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」2016年4月23日より全国公開

「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」

桜丘高校3年の榎本夏樹は、幼なじみの瀬戸口優に片思い中。勇気を振り絞って告白したものの、素直になれず「告白の練習」と嘘をついてしまう。そんな夏樹を「本番まで練習に付き合うよ」と応援する優。しかし優も彼女のために自分の気持ちに嘘をついていた。夏樹と同じ美術部に所属する早坂あかり、合田美桜、優とともに映画研究部で制作を行う望月蒼太、芹沢春輝らを巻き込みながらも一向に進展しない2人の関係。お互いにホントの気持ちをごまかし続ける中、夏樹はクラスメイトの綾瀬恋雪にデートに誘われ……。

スタッフ

原作・音楽:HoneyWorks
監督:柳沢テツヤ
脚本:成田良美
キャラクターデザイン・総作画監督:藤井まき

キャスト

瀬戸口優:神谷浩史
榎本夏樹:戸松遥
望月蒼太:梶裕貴
早坂あかり:阿澄佳奈
芹沢春輝:鈴村健一
合田美桜:豊崎愛生
綾瀬恋雪:代永翼
瀬戸口雛:麻倉もも
榎本虎太朗:花江夏樹
明智咲:緑川光
成海聖奈:雨宮天

横澤夏子(ヨコサワナツコ)
横澤夏子

1990年7月20日生まれ。新潟県糸魚川市出身。NSC東京校15期生。ピン芸人として人気を博し、「Cygames R-1ぐらんぷり2016」で初の決勝進出を果たした。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。