ひとり　（森山）直太朗さんが来てくれたときか！ これはいい回だった。

──ヒム子も回を重ねるごとにパワーアップしています。

ひとり　そうですね。「ゴッドタン」で次に映画化するんだったら間違いなく「ヒム子のアイドル性格チェック」でしょう。

矢作＆小木　ああー！

ひとり　でもこのスタンスは崩さないでほしいな。映画になってもアイドルの性格チェックはやってもらいたい（笑）。

矢作　それが軸だからね。

──ヒム子の魅力ってどういうところだと思いますか？

ひとり　僕、覚えてるんですよ。ヒム子が生まれた日を。「おっぱい見せて」っていう企画で「オネエだったら見せてもいいよ」ってなったときに、僕らもやったんだけど日村さんのオネエが群を抜いて面白くて。

矢作　あったねー！

ひとり　もう「おっぱい見せて」はどうでもよくなっちゃって、ヒム子にいろんなことやらせて。腹抱えて笑ったなあ。あれ覚えてる？ 紙コップのやつ。

小木　穴空いてるやつね（笑）。

ひとり　その紙コップでおっぱいを隠すんだけど、乳首が見えちゃってさ。日村さんがすげえ泣き始めて、「佐久間、これカットしといて」って（笑）。佐久間さんも怒りながら「当たり前じゃないですか！」って。

一同　あはははははは！

ひとり　あれ、死ぬほど笑っちゃった。

矢作　あったあった。

ひとり　鳥肌が立つレベルのオネエでしたから。

小木　うまいんだよなあ。

ひとり　あれだけ濃いキャラクターなんだけどわざとらしくないし。

矢作　妙にリアリティがあるオネエで。

松丸　自然ですよね。

──今後ヒム子に期待することはありますか？

ひとり　佐久間さんの子供を誘拐するとか。

──佐久間プロデューサーへの恋心がとうとう犯罪に（笑）。

小木　どんどん悲しい恋になってるから。

ひとり　でも1回だけ佐久間さんの子供も「お母さん」って言うの。

小木　それは泣くね！

矢作　「徹子の部屋」とかもヒム子として出てほしい。それでヒム子の半生を語るっていう（笑）。

──「照れカワ」エビ中編には矢作さんも挑戦しています。

矢作　どうしても耐えられないんです。かわいすぎて無邪気すぎて笑っちゃう。

小木　照れてる矢作を見て俺も一緒に照れて笑っちゃうし。

矢作　講師として来てたザキヤマ（アンタッチャブル山崎）がまたしつこいんですよ。この男はプライベートでもしつこい。こういうこと2、3時間平気でできる人間なんです。

──2回分収録されている「ストイック暗記王」。挑戦者に用意されている仕掛けが凝っていて、ひとりさん率いる「気をそらせ隊」も見どころです。

ひとり　「気をそらせ隊」？ 俺それ知らないけど……。

一同　あはははは！

矢作　気をそらせ隊の話するととぼけるんですよ。

ひとり　「ストイック暗記王」はいつもスケジュールがあわなくて収録に行ったことないんですよ。見てみたいんですけどね。

──オンエアも見ていないんですか？

ひとり　チラッと見たことはあったかな？ でも知らない人が出ていたような。

矢作　この設定だけすごい守るんですよ（笑）。

──では最後に「ゴッドタン」の魅力を教えてください。

小木　ほかの番組にないような、楽しい番組ですね。

矢作　それだけ？（笑） 最近よく「ゴッドタン見たよ」って言われるんですよ。これも佐久間さんが番組を終わらせないように、深夜でもいいからってずっと続けてくれたからだと思います。感謝ですね。

ひとり　「ゴッドタン」はスタンスがブレないというのが一番の強みだと思います。一瞬ブレそうになったときもあったんですけどね。すごい置きに行った企画で（笑）。

矢作　数字取らないとマジで終わるってなってね。

小木　あったあった。

ひとり　全然面白いと思わなかったんだけど、数字取れるんだったらしょうがないってやって、蓋開けてみたら数字も取れなくて（笑）。それでやっぱり今までと同じようにバカバカしいことをやり続けようっていうスタンスになったのがよかった。

松丸　「ゴッドタン」は本当に純粋にお笑いのことを好きな人たちが集まってやってるっていうのが魅力です。おぎやはぎさんやひとりさんも本当にこの番組が……あれ？ なんて言ってたんでしたっけ？（笑）

ひとり　何笑ってんだよ。

松丸　この番組が終わったら俺たちも終わる、でしたっけ？ すごい名言があったんですけど。

矢作　名言忘れちゃってんじゃん（笑）。

松丸　とにかくシナリオ通りじゃない、私たち自身もどんな結末になるかわからないで臨んでいるっていうのが「ゴッドタン」の真骨頂だと思います。

ひとり　演歌の番組（「木曜8時のコンサート～名曲！にっぽんの歌～」）とどっちが大事？

松丸　（笑）。それは難しいんですけど、「ゴッドタン」は私のライフワークの1つだと思います。本当に大好きで、本当に大切な番組です。