「フットンダ王決定戦2018」|日本一早い大喜利バトルがパワーアップ! タカアンドトシと王者・麒麟川島が展望語る

タカアンドトシがMCを務める大喜利バラエティ特番「日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦2018」(中京テレビ・日本テレビ系)が1月1日(月・祝)午前2時より生放送される。

毎年大みそかの深夜から元日早朝にかけて、多くの芸人が日本中にいち早く笑いを届けるトーナメント戦「フットンダ王決定戦」は今回で7回目。これまでケンドーコバヤシ、次長課長・井上、麒麟・川島が王者となり、前回はインパルス板倉が初優勝を果たした。

このたびお笑いナタリーでは「フットンダ王決定戦」の魅力を伝えるべく、タカトシと麒麟・川島にインタビューを実施。番組の見どころや大喜利の魅力、さまざまな形でパワーアップする今大会の展望を語ってもらった。

なおこの特集の次回更新では、大会に適用される新ルールなどパワーアップのポイントを詳しく解説する。

取材・文 / 成田邦洋

「フットンダ王決定戦」とは?
毎年大みそかの深夜から元日の早朝にかけて生放送で届けられる「日本で一番早いお笑いバトル」(中京テレビ・日本テレビ系)。タカアンドトシがMCを務め、タカは解答者としても参加する。
この番組で2018年に総勢36名の芸人たちが挑むのは、名曲の歌詞の一部を面白く変換する「名曲モジり」や、診断チェックの項目を勝手に考える「パーフェクト診断チェック」といったお題の数々だ。いい回答を繰り出すと、スタジオに用意された布団が勢いよくふっ飛ぶ。
トーナメントを勝ち上がり、決勝戦でもっとも多く布団をふっ飛ばした者が見事フットンダ王の座に。2018年の正月、7代目フットンダ王の称号を手にするのは果たしてどの芸人なのか?

お祭りっぽいがギスギス感もある

──川島さんは「フットンダ王決定戦」の常連で、同じくタカトシさんMCの「採用!フリップNEWS」(中京テレビ)にもよく出演されています。初歩的な質問ですが、タカトシさんと川島さんがどんな関係なのか教えていただけますか?

左から麒麟・川島、タカアンドトシ。

タカアンドトシ・タカ 僕らの弟子です。

タカアンドトシ・トシ 僕らに憧れてこの世界に入ってきたんだっけ?

麒麟・川島 いや、そんなに世代は変わらないんですけど(笑)。

トシ まあ、吉本の先輩後輩です。

川島 北海道の番組にレギュラーで呼んでいただいたこともありますけど、一番は「フットンダ」です。「フットンダ」があったので、定期的にお会いさせていただくことになりました。

──川島さんは「フットンダ」のレギュラー放送時代に、準レギュラー的に出演されていたんですよね。

川島 そうですね。

──芸人が大喜利に挑む「フットンダ」や「フットンダ王決定戦」は、川島さんにとってどのような思いで参加されている番組なのでしょうか。

川島 いわゆる大喜利番組って、けっこうギスギスしていることが少なくないんです。そういった中で「フットンダ王決定戦」は大晦日の深夜に放送されるから、お祭りっぽくはあるんですけど、結局はギスギスしてます。

──してますか。

川島 出番の2時間くらい前から楽屋にみんながいて、ケータリングの食事をおいしく食べたりテレビを観たりしながらワーワー言って笑ってるんですけど、本番10分前の顔とか、まあ見てられないですよ(笑)。大晦日から年越して、これが仕事始め、初笑いということになりますから。みんな縁起のいい結果になってほしいなと願ってます。

──タカトシさんはそんなギスギス感を感じてらっしゃいますか?

トシ ほかの芸人さんとは違う楽屋なので、そこまでは感じてないです。

タカ 僕らの楽屋はギスギスしてますけどね。

トシ なんでコンビでギスギスしてんだよ! 仲悪いじゃねえかよ!

インパルス板倉の初優勝はみんなで喜んだ

麒麟・川島

──前回の「フットンダ王決定戦」はデッドヒートの末、インパルス板倉さんが初優勝されました。決勝にはタカさんと川島さんも残られましたね。

川島 僕と次長課長の井上さんと板倉で、7年くらい前から大喜利ライブをやってるんですよ。「フットンダ王決定戦」では井上さんが先に優勝して、僕も優勝させてもらって、あとは板倉だけが無冠の帝王だった。そんな中で板倉は「うーん、自分だけこういうところで優勝したことない」って思ってたんですって。だから優勝して、すごく喜んでました。

タカ 俺たちもうれしかったよね。板倉はずっと出てくれてたから、「やっとか!」と。

トシ 悲願の初優勝でした。

川島 乗ってましたし、一番面白かったです。

トシ 板倉だけじゃなく、決勝で優勝候補が何人かに絞られたときのギラギラ感は、いつもみんなすごいですよ。普段クールな次課長の井上さんも、答えが出るわ出るわ。「まだやるか!」と思いますし。

タカアンドトシ

タカ 3回も優勝してるのに、まだ優勝する気なのかと。

トシ そのあたりはやっぱりみんな芸人なんだな、と思います。

──タカさんと川島さんは、互いにプレイヤーとしてどんな印象をお持ちですか?

タカ 川島は毎回、確実にウケてるんです。その中でハードルは上がっていて、もっとすごいのを出すんじゃないか、と期待されてる。安打製造機というか、イチロータイプですよね。私は松井秀喜タイプです。

トシ 全然違うだろ! ずいぶんよく言うね、自分のことを。「2人の天才」みたいな言い方するね。

──大喜利の答えにイラストを入れることが多いのも、お2人の共通点かなと思うのですが。

タカ そうですね。イラストを描くのに時間がかかるから難しいです。まずイラストを描いて、そこにどういう言葉を書こうかと考える。面白い絵ありきで、その出来次第みたいなところがあるんですよ。

トシ この人は先に描きたい絵を描いちゃうんですねえ。

「日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦2018」
中京テレビ・日本テレビ系
2018年1月1日(月・祝)2:00~5:50
「日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦2018」
出演者

MC:タカアンドトシ

ゲスト:ロバート秋山 / インパルス板倉 / 銀シャリ / 麒麟・川島 / ケンドーコバヤシ / サンシャイン池崎 / にゃんこスター / かまいたち / NON STYLE石田 / バイきんぐ小峠 / ジャングルポケット斉藤 / トレンディエンジェル斎藤 / タイムマシーン3号・関 / バイきんぐ西村 / ずん飯尾 / 野性爆弾くっきー / 尼神インター / サバンナ / カミナリまなぶ / ダイアン / ガンバレルーヤ ほか

左からタカアンドトシ、川島明。

タカアンドトシ
1994年結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。

左 / タカ
1976年4月3日生。北海道出身。

中央 / トシ
1976年7月17日生。北海道出身。

右 / 川島明 (カワシマアキラ)
1979年2月3日生。京都府出身。1999年に田村裕と麒麟を結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。


2017年12月28日更新