放送前の30分、仲良くなる時間がすごく好き

──滝沢さんは「#ふらっと」出演にあたって毎週のルーティンや準備していることなどは？

滝沢　「絶対にこれはやる」というルーティンは決めないようにしています。もしできなかった日にはおそろしさがあるので。私が一番楽しい時間は、月曜のラジオが始まる前の30分、8時から8時30分までの間です。向井さんがいつも1週間にあったことを紙芝居くらいわかりやすくお話してくれるんですよ。「この1週間こんなことがあって」とか。

横澤　めちゃくちゃ贅沢！ 超いいじゃん！

滝沢　その中で「カレンさんはどんなことをしていましたか？」という質問もしてくれますし。向井さんのお話が始まるから、ラジオのスタッフさんも向井さんのもとに集まってくるんです。その時間が私はすごく好きです。前の週から1週間経つと距離が空いちゃうけど、またそこで距離を縮めて仲良くなってから、「よし、用意スタート」としてくれるのが幸せです。

──とてもいい話ですね。横澤さんはラジオにもよく出演されていると思うのですが、いかがでしょうか？

横澤　カレンちゃんが今言ったようなその30分のように、始まる前に笑っておくのはすごく大事だなと思います。呼吸が深くできたり、肩の力が抜けたりして、楽な気持ちになると思うので。「#ふらっと」でもカレンちゃんは最初から「なーんで来たんですか！」と笑わせてくれて楽しいです。「いや、呼ばれたから来たんだよ」って（笑）。

滝沢　歓迎しているんですよ（笑）。

向井さんとのクイズにワクワクします

──「#ふらっと」の今春のリニューアルコンセプトが「いつもの朝を、ワクワクする朝に」ということで、お二人が今ワクワクすることは？

横澤　カレンちゃんはすごくいっぱいありそう。毎日寝る前に「明日は何が起こるんだろう？」って想像してから寝るんでしょう？ すごくいい人生を送っているなと思って。

滝沢　寝るのが好きなだけです（笑）。私は寝る前に結局、宇宙の話を考えるのが一番好きです（笑）。

横澤　宇宙の話に戻っちゃった（笑）。

滝沢　寝る前にYouTubeでそういう動画を見てから寝ると夢も楽しくなりますし、次の朝も「こんなに広い宇宙で生かしてもらっている」と。悩みがあったとしても小さくできるし、悩みがない日はただただ壮大な中で包まれて寝られるのでオススメです。

横澤　私は子どもの寝かしつけをしたあとにカレンちゃんがおうちに来てくれて、子どもが寝ている隣の部屋でこそこそ話をするのもすごく好きです。カレンちゃんが今話したような「明日のことを考えながら寝るといい」という考え方を子どもに話したこともあります。ワクワクするというか、自分自身をワクワクさせる、みたいなことですね。

──では「#ふらっと」について、これまでワクワクしたり、今後に向けてワクワクすることはありますか？

横澤　カレンちゃんの代役で出演したときに、向井さんが「今週末のイベント」を紹介するコーナーがあって、いろんな映画やイベントの情報を話す中、向井さんが選んだのは「プリキュア」だったんですよ。「え、向井さんってプリキュアのことしゃべれるの？」と思って。

滝沢　めっちゃ好きですよ。

横澤　まさかプリキュアの引き出しは持っていないだろうと思って、ビックリしすぎて鳥肌が立ちました（笑）。

滝沢　向井さんは1人で「横浜アンパンマンこどもミュージアム」に行って自撮りをしたりもしていましたよ。「見てみようかな」のフットワークが軽いんだと思います。

横澤　「向井さん、それも好きなんですか？」というのはワクワクします。また「プリキュア」の話を聞いていたら、こっちも泣けてくるくらいいい話なんですよ。子ども向けだけど大人にも“刺さる”みたいな。「プリキュア」を観たことのない人でも観てみようかなと思うでしょうし。

滝沢　私は向井さんとのクイズコーナーが楽しいです。向井さんはすごく頭がよくてクイズ番組にも出られているんですけど、「#ふらっと」でもクイズにちゃんと熱くなってくれるのが大好きです。私も負けず嫌いですし、向井さんもめちゃくちゃ負けず嫌いを発揮してくれます。いつもは何かを教えてくれる先生かもしれないけど、クイズのときは同級生になって一緒に遊んでくれる。一番楽しい瞬間でした。これからも続けていきたいなと思います。

ラジオはリスナーとの電話に近い

──ラジオといえばリスナーとの関係性もその番組の特色になるかと思います。「#ふらっと」では滝沢さんにとってどんな存在でしょうか？

滝沢　前までは「ラジオを聴いている人」というだけだと思っていたんです。でも全然そうじゃない。ビックリしたのは放送中にたまたま言葉にした自分の疑問の答えが1分後に返ってくること。たとえば「花粉症の人は日本にどれくらいいるんでしょう？」ということを話したら、ケータイで調べるより早く返ってくる。

横澤　会話をできているような感じですね。

滝沢　本当に目の前にいる人としゃべっている感じがします。テレビはショーで、ラジオは電話に近い。いろんな友達とLINE電話しているような気持ちになれる。私はいっぱい助けられたし、いろんなことを教えてもらいました。いっぱい向井さんみたいな人がいるような感じです。こんなに人を身近に感じたことはなかったので幸せです。

──素敵な関係性ですね。では横澤さんからそんな「#ふらっと」へのレギュラー出演について意気込みをお聞きできればと思います。

横澤　カレンちゃんが私に「#ふらっと」を教えてくれたので、カレンイズムを忘れずにいたいです。

滝沢　いや、向井さんに怒られますよ！（笑） そこは向井さんイズムにしておいてください。

横澤　向井さんの「#ふらっと」をカレンちゃんに教わった、ということですね。今言っていた「ラジオは電話に近い」というのも素敵な考え方じゃないですか。カレンちゃんの内に秘めているものを、レギュラーが始まるまでに根こそぎもらって吸収してがんばりたいなと思います。

滝沢　うれしい！

──滝沢さんからも横澤さんへの期待をお聞かせください。

滝沢　私が月曜、夏子さんが木曜で一番離れた曜日にはいるんですけど、一番近い存在でもあります。私は「夏子さんが『#ふらっと』にいてほしい」と長年思っていたんですよ。夏子さんとどこかでつながっていたいと思っている人は、この世にたくさんいると思うんです。皆さんにとってもですけど、私にとっても「ようやく来てくれた！」と。みんなが待ち望んだ夏子さん。春夏秋冬をわきまえている人ですし……。

横澤　春夏秋冬をわきまえていない人、いるかな？（笑）

滝沢　皆さん、リラックスして楽しい朝を「#ふらっと」でお迎えください。