おほしんたろう×dōzo | クリスマスにワクワクする贈り物はいかが?おほの“絶妙”なイラストをヒントに選ぶ4種類の秘密ギフト

オンラインでギフトを贈れるサービス「dōzo」がクリスマスに向けて、おほしんたろうとのコラボ企画「MERRY (SECRET) X'MAS!!!」を展開している。同企画では届くまで中身がわからない4種類のギフトを用意。おほしんたろうは各ギフトの中身のヒントになるようなイラストを描き下ろしており、もらう側はそのイラストを手がかりにWeb上でギフトを選べる。

本特集では、おほにインタビューを実施。イラスト執筆の裏話や贈り物にまつわる思い出のほか、贈り物に添えるオススメのフレーズも聞いた。

取材・文 / 塚越嵩大

※コラボ企画は終了しました。

「dōzo」とは?

「dōzo」

SNSですぐに贈れて、もらった人がギフトを選べるサービス。贈る側は「ハッピーウェディング!」「冬を食べ尽くして」「贅沢な日用品」「在宅ワークの処方箋」といった80種類以上のテーマの中から相手に合ったものを選び、もらう側はそのテーマに含まれるアイテム群の中から欲しいものを1つ選んで受け取れる。アイテムはバイヤーが厳選した“リアルに欲しいもの”を取り揃えており、食品、家電、インテリアなどラインナップは多種多様だ。

「dōzo」公式サイトはこちら

クリスマス限定テーマ「MERRY (SECRET) X'MAS!!!」

期間:2022年12月1日~12月26日
価格:2750円(送料・消費税込)
贈れる商品:ヒミツ(食品4種)
※もらった人が選んだ商品は、5~14日でお届け。おほしんたろうのイラストポストカードも付属する。

おほしんたろうのイラストポストカード

おほしんたろうインタビュー

おぎやはぎ、ファミ通、和田ラヂヲに受けた影響

──おほさんは芸人としてだけではなくイラスト方面でも活躍されていらっしゃいます。お笑いを始めたきっかけ、イラストを描き始めたきっかけをそれぞれ教えてください。

高校生のときに観た「NHK新人演芸大賞」の決勝に出ていたおぎやはぎさんの漫才がめちゃくちゃ面白くて、そこからお笑いが好きになって「爆笑オンエアバトル」(NHK総合)などのネタ番組を観るようになったんです。大学では落研で漫才やコントをやりつつ、福岡県内のアマチュアライブに出ていました。そんなときにワタナベエンターテインメントの九州事業本部ができたので、オーディションを受けたら合格して、入ることになりました。

──イラストの仕事が増えたきっかけは?

高校生や大学生のときは「ファミ通」の読者コーナーにめちゃめちゃ投稿していて、芸人になってからはそういうイラストネタをTwitterにアップしてたんです。コツコツやってフォロワーが1万人くらいになったところで、指原莉乃さんが「面白い」ってリツイートして、ほかのAKB48メンバーの方々も拡散してくれたら、一気に3万人くらいフォロワーが増えて。そこから仕事に繋がっていくようになりました。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

──お笑いとイラストでそれぞれ影響受けたものはありますか?

お笑いだと、おぎやはぎさんから入って、バナナマンさんやラーメンズさんとのユニット「君の席」のDVDを買うようになりました。東京のシュール系の人たちに惹かれていましたね。あとは「ファミ通」の読者コーナー特有の“投げっぱなしのボケ”みたいなノリからも影響を受けています。そのコーナーの隅で和田ラヂヲ先生の4コママンガが連載されていて、その影響も強いです。

──イラストを描く上で大切にしていることは?

僕自身はあまり描き込むタッチではないので、シンプルながらもいい具合の表情になるように心がけています。やっぱり和田ラヂヲ先生が描く、すまし顔で半笑いのキャラってギャグを邪魔しない感じで絶妙なんです。“欲しがってる感”はないけど、なんとも言えない面白さが漂う顔というか。僕もそこを目指しています。

イラストで表現する“絶妙な匂わせ加減”

──今回の企画では、内容が秘密のギフトをおほさんがイラストで表現されています。オファーを受けたときの心境は?

「dōzo」自体の仕組みが興味深くて、「こんな面白いサービスがあるんだ」と思ったので、そのサービスに携われるのはうれしかったです。実際にやってみると意外と難しくて。打合せで「ギフトの内容をキーワードに使うことができない」と念押しされたにもかかわらず、ギフトの内容そのものを描いちゃってやり直しになったりしました(笑)。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

──なぞなぞにも近いですよね。

はい。わかるかわからないかの絶妙な匂わせ加減を狙いつつ、正解を知ると「こういうことね!」と納得できる塩梅を表現するために、普段とは違う頭の使い方をしてがんばりました。

──今回のイラストを描く上でのこだわりは?

ギフトのヒントとして優秀なのはもちろん、単体で見てもちゃんと面白いものになっていること。あとはお仕事なので丁寧に描く(笑)。いつもよりちょっと線が丁寧だと思います。

──クリスマス感のあるメインイラストが特にかわいらしかったです。

最初はもう少しボケてるイラストだったんですけど、「ここはそういうの大丈夫です」的なことを言われて現在のものになりました(笑)。サイトの雰囲気自体がおしゃれだったので、そこに合わせてポップなテイストに仕上げています。

キャンペーン企画のメインビジュアル。

キャンペーン企画のメインビジュアル。

「人から押し付けられるリス」って嫌

──今までの人生で心に残っている贈り物はありますか?

銅でできたタンブラーです。事務所の後輩の女性タレントさんが結婚式をやったときに、引き出物でもらいました。氷が溶けづらくて、水滴がつかないようになってるやつ。めちゃめちゃ便利で「これが引き出物の正解だ!」と感動しました。今でも毎日使ってます。引き出物を毎日使うことになるとは。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

──自分でお金を出して買うか微妙なラインなのがいいかもしれないですね。

そうなんです。タンブラーって自発的に買う発想にならなくて。でも使ってみたら最高という。そこを突いてくる夫婦はセンスいいですよね。幸せになってもらいたいです(笑)。

──逆に贈り物にまつわる失敗エピソードはありますか?

大学生くらいのときに、付き合っていた彼女にリスのネックレスをあげたんです。確かリスがナッツを持ってたのかな。ちょっと変化球でいいかなと思ったんですが、彼女にまったく響いてなくて。嘘で喜んでくれることすらなくて変な空気になりました。今思えば「人から押し付けられるリス」って嫌だよなと(笑)。自分が人とは違う角度をつけたかっただけのチョイスで、よくなかったなと反省してます。こういうものはハマればいいですけど、基本はハマらないですよね。

──今回のキャンペーンはクリスマスに合わせたものですが、おほさんが今一番欲しいクリスマスプレゼントは?

普通にプレステ5です(笑)。ずっと品薄なので。

贈り物に添える最強のフレーズとは

──「dōzo」の特徴である「SNSを通してギフトを贈れる」「もらう側がギフトの内容を選べる」という点についてどう思いますか?

「贈る側がテーマを選べて、もらう側がそのテーマの中からギフトを選べる」という仕組みはありそうでなかったですよね。プレゼントって贈る側が選ぶとワクワク感がある一方で大ハズレになる可能性があるじゃないですか。逆に引き出物のカタログギフトみたいな、もらう側が自由に選べるものはハズすことはないけど、ワクワク感は薄まるし、カタログの膨大なアイテムから選ぶのは億劫で、頼まないまま期限切れになっちゃうことも多かったんです。「dōzo」は両方のいいとこ取りという感じで、ワクワク感がありつつ、大ハズレもしないのがいいと思います。

──各ギフトにイラストレーターさんたちが絵を描き下ろしていて、眺めてるだけで楽しいですよね。

イラストレーターの人選もこだわってる感じがして、そこに並ぶことで自分の価値が高まるぞと思いました(笑)。光栄です。

──おほさんが今、「dōzo」を使ってギフトを贈りたい人はどなたですか?

福岡で仲良かった後輩のかごしま太郎が春から東京でがんばっているので、何か贈ってあげたいです。ラブレターズの溜口さんにもらった米だけはあると言っていたので、九州の味を思い出せるような“ごはんのお供セット”的なものを贈ってあげたいです。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

おほしんたろうが「dōzo」のキャンペーン企画のために描き下ろしたイラスト。

──相手にギフトを贈るときに、どんな言葉を添えていいのかわからなくなるのですが、「dōzo」を利用する人にオススメなインパクトのある「添える言葉」があったら教えてください。

選べることが「dōzo」の肝だと思うので、「選ぶのは君だ!」じゃないですか(笑)。選べるというポジティブな意味合いを持たせつつ、「選んだのは君だからね」という保険もかけられる最強のフレーズだと思います。

──なるほど。使ってみます(笑)。最後にお笑いナタリーの読者にメッセージをお願いします。

この記事を読んだ人は全員「dōzo」を使ってください。もう読んじゃったんでね……。そして僕のイラストにもぜひ注目してみてください!

プロフィール

おほしんたろう

1985年6月16日生まれ、佐賀県出身。大学在学中よりアマチュア芸人として活動。2009年にワタナベエンターテインメント主催のオーディション番組「お笑いスカウトバトル」(テレビ西日本)で優勝し、これをきっかけに同事務所の九州事業本部に所属する。Twitterに投稿していた1コママンガが人気となり、2015年11月に初冠番組「おっほ~ゴッホみたいに言うな!!~」(TVQ)がスタート。同月、1コママンガを書籍化した「おほまんが」(KADOKAWA)も発売された。現在、「バリはやッ!ZIP!」(FBS)、「かちかちPRESS」(サガテレビ)にレギュラー出演中。