CM出演権を懸けたネタバトル「アルコベールグランプリ」|マヂラブやEXITが戦略&ライバル語る、火花バチバチの全11組インタビュー

「アルコベールグランプリ」大会レポート

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ノブコブ吉村、冒頭からノリノリ「今日は押しますよ~!」

左からゆきぽよ、平成ノブシコブシ。

予選で敗退した20組と観覧客が見守る中、いよいよ収録がスタート! MCの平成ノブシコブシとゆきぽよ、11組の芸人たちがステージに現れると客席からは大きな拍手が。冒頭からハイテンションに動き回るノブコブ吉村が「私、ノッております! 今日は押しますよ~!」と宣言すると、会場のボルテージは一気に上昇する。

11組の芸人の中には「パイナップル風味のアルコベールと名前の相性がいい」という理由で予選を免除されたパイナップルつばさの姿も。彼はすでにアルコベールの“宣伝課長”としてPR活動をしており、吉村は「ズブズブの奴がやってきましたよ~!」「怖いですよ! ネタを誰も見たことがないんですから!」とイジってスタジオの笑いを誘った。

大会の審査員を務める丸山桂里奈、西野未姫、水野勝は生でお笑いを見る機会があまりないとのことで、「楽しみ!」と期待を寄せる。また予選敗退芸人で、コンビ名を「タモンズ」から「つき」に変えたばかりの安部がコメントを振られると、お辞儀をしながら「皆さん、がんばってください」とシンプルにエール。吉村からは「大正製薬の役員の方みたい」とツッコまれた。

「普段とは違うところで笑いが起こる!」芸人審査は独特の緊張感?

舞台袖でネタを見守る芸人たち。

バトルが始まると、トップバッターのEXITが得意のチャラい漫才を披露。しっかりと会場を盛り上げた2人だったが、りんたろー。は「芸人さんがお笑い見すぎていて、普段とは違うところで笑いが起こる!」と目の前に芸人たちがいる威圧感にたじろいでしまう。その後も出場者たちは、同業者に審査されるプレッシャーの中でバトルを展開。マニアックな部分で爆笑が起きる瞬間も多々あるので、コアなお笑いファンにとってはそこも注目ポイントになりそうだ。

ニューヨーク嶋佐のコメントに爆笑する芸人たち。

舞台袖では、出場者たちが自分の出番以外でもほかのメンバーのネタをチェックしていた。観客がどこで笑っているのかを観察するその真剣な眼差しは賞レースそのもの。MCのノブコブ徳井も「15分尺で見るとさらに面白い漫才だと思う」「『ザ・ノンフィクション』を見ているようなコント」などと1組1組に分析コメントを送り、吉村から「ネタ見せじゃないですよ!?」と指摘されていた。

ネタ後には予選敗退組の感想も。ここでは爪痕を残そうと持ちネタ、ギャグ、ミニコント、特技などを挟み込んでくる芸人が続出。各々の“ぶっこみ”はウケるのか、それともスベるのか。転んでもただでは起きない芸人たちとノブコブのヒリヒリするようなクロストークも楽しんでほしい。