ワッショイワッショイ！藤井、RG、鬼奴のバス富士急へ

昨日8月28日に山梨・富士急ハイランドにて、藤井隆、レイザーラモンRG、椿鬼奴による人気イベント「Like a Record round! round! round!」が開催。これに先駆け当日の朝、3人が乗車するプレミアムバスツアーが催行された。

「Like a Record round! round! round!」は、毎月東京・新宿ロフトプラスワンにて行われているイベント。3人が大好きな洋楽をカラオケでパフォーマンスとともに披露しており、毎回完売の人気ぶりを見せている。そんな彼らがライブハウスを飛び出し富士急ハイランドをジャックするということで、今回3人が乗車する限定のバスツアーも催行。2分で完売したこのスペシャルバスに乗車できたラッキーな約40名の乗客の前に、3人は揃いの衣装とサングラス姿で現れた。大歓声の中、3人は「Like a Record round! round! round! Japanです！」と挨拶。一路富士急ハイランドに向けてLike a Record round! round! round!バスが新宿を出発した。

車中では、芸人界随一のバスツアー芸人・RGがDJを担当。まずは、いきなり寝る気満々の鬼奴に「この曲で起きていただきましょう」と選択したのは、まさかの「ビバリーヒルズ・コップ」テーマ曲。音楽を愛するユニットだけに、「このバス音がいい！」と盛り上がった3人だったが、「みんな歌うと思ってたと思うんですけど」と振り切ってインストを選曲したRGに藤井と椿は唖然としていた。

しかしそうはさせない藤井がRGに「歌ってみて」と涼しげにムチャぶり。RGも負けじと涼しい顔で「日陰にいるよ」と見たままを歌って見せ車中を爆笑させた。また、藤井が朝、梨、ぶどう、桃を食べ損ねたという話をすると、RGが「フットルース」に乗せてそれら果物のの名を歌い上げ昇華。鬼奴が好きなかき揚げについてもたまねぎ、ごぼうなどと具材を歌に乗せ、「いろいろ入ってルース」とまとめてみせた。

しかし、出発して間もなく渋滞が発生。幸先が不安になった車中だったが、ライブで藤井がいつも口にする「音楽の力」を信じて、RGがDJを続けると見事に解消する場面も。これに気を良くしたRGはその後ドライビングソングをチョイスしようとするも、ゆったりとした曲が続き、鬼奴から「フライングソングばかり」とダメ出しが。「すみません！ ドライブ中でしたね、今。車、乗ってるんですよね」としつこく再確認してRGがかけたのは、まさかのTM NETWORK「Love Train」。「あれ？ すみません！ 車だっつってんのに！」と言いつつ、かけ直す曲かけ直す曲に「walk」「jump」「step」などの単語が入っており、まったくドライブ感が出なかった。おまけに邦楽に突入し、JUN SKY WALKER(S)の「歩いてゆこう」まで出てくる始末。鬼奴は思わず「この曲は竹永に」と先日広島から東京まで歩く宣言をした同期・コンマ二センチ竹永を持ち出しツッコんでいた。この手のやりとりをいつもあるあるバスでも即興で生み出しているRGを初めて目の前で見た藤井は「すごいですね、初挑戦」と苦笑。RGは「僕はドライブにピッタリな曲を探してるだけなんですけどねー（ウィンク）」ととぼけていた。

この後、さらにこのやりとりが進化し、藤井が「朝にピッタリな曲をお願いしますよ」「山にピッタリな曲をお願いしますよ」などと言うたびに、RGが「ありました、ありました」と夜の曲、ジャングルの曲などをチョイス。「昼だっつってんのにバカヤロー」「ユーリズミックスってやつらなんですけどバカヤローが」「ガンズ・アンド・ローゼズってバカ5人組なんですけどね」と、なぜか昭和の江戸っ子口調で言い訳を続けた。そろそろ食傷が予想される頃、トイレ休憩としてサービスエリアに寄ることになり、RGが選んだ曲は、TOTO「ロザーナ」。これには藤井、鬼奴、乗客ともにRGに完敗の大爆笑を贈った。

休憩から戻ると、いよいよカラオケタイム。今度は藤井のチョイスでRGが尾崎紀世彦「また逢う日まで」を歌うが、音程がまったく違い、のびやかな名曲が台なしに。「こんな歌じゃなかったでしたっけ？」というRGに、「作曲家の先生に申し訳ない」「歌の良さがまったく出てない」と藤井、鬼奴のダメ出しが続いた。そして、鬼奴が中2から歌っているという梅沢富美男「夢芝居」を、藤井のテンポアレンジでゆっくりと熱唱。最後は、これから始まる富士急イベントをお祭りと称して、鬼奴の歌う美空ひばり「お祭りマンボ」で、全員「ワッショイワッショイ！」の掛け声を。洋楽は富士急ハイランドに入ってからのお楽しみとなったが、3人ならではの“ユニークバス”に全員大満足の様子だった。富士急ハイランドの模様はこの後レポートする。