昨日8月27日、東京・ルミネtheよしもとにて、功力
NSC大阪12期生、おはよう。を解散し現在ピン芸人となった功力。今回は芸歴20周年を記念して、大好きな新喜劇で、自身が手掛けた作品を仲間たちと上演した。舞台は「親子の絆」を公約に掲げる国崎恵美の選挙事務所。一人息子の巧輔(西島巧輔)と仲睦まじい姿が有権者に好評だったが、実は息子は母に反発してばかり。そのためお小遣いを渡して仲良し親子を演じているのだった。そんな親子を心配する選挙スタッフの功力。しかし、功力の心配をよそに、巧輔のタチの悪そうな友達慎也(
今回新喜劇メンバーに加え、功力と公私共に仲の良いカラテカとロバートが参加。入江はしょっぱなから噛んでしまうも、得意の誕生日暗記を披露し、なんとか名誉挽回を。後援会会長役のロバート秋山と、女性副会長役のロバート馬場は、人気の体モノマネを繰り出し大いに会場を沸かせた。ところが、頼りの新喜劇メンバーの中で、赤松新が風邪で喉がガラガラに。セリフが聞こえづらくなったせいで、滑舌悪い安住とキャラがかぶってしまい、安住と仲間役の山本は思わず「このイレギュラーな風邪のひき方! 俺らここしか出番ないのに!」と愚痴ると会場は大爆笑となった。
結局、仲の良い親子関係が見せかけだということや、それをもみ消そうとしたこと、さらに巧輔が慎也に政治献金を渡してしまったことがバレて会見を開くことになった国崎事務所。しかし、巧輔がお金を渡したのは慎也が母(
ラストシーンでは、「自分が『Woman』の満島ひかりだと思ってやった」という温かい演技の関と、実際に涙を流すほど迫真の演技の国崎が、共に息子を1人で育てた母親役を熱演。しんみりした空気は、ロバート秋山がとめどなく出てくる体モノマネで中和し、最後は新喜劇と体モノマネの見事なコラボでオチをさらっていった。
功力はこの舞台で、新喜劇から学んだというフリや回しに徹底。おはよう。時代はボケだったが、舞台ではボケは最初きりで、後はすべてメンバーのボケが活きるように立ち回った。その成果があって、舞台は無事成功。20周年にふさわしい大役を果たした。
後半は、メンバー全員でコーナー「何があってもこらえまショー」。先ほどの舞台の中で一番感動的なラストシーンに、ロバートとカラテカ矢部が邪魔に入るが、ほかのメンバーは何事もなかったかのように芝居を進めなければならない。まずは馬場が自分がかぶっていたカツラを新聞記者役の遠藤かおるににかぶせ、さらに巧輔が事務所に入って来るのをセットをずらしてまで阻止。秋山は下ネタを連発したり、好みの熟女予備軍・関に抱きついたりとやりたい放題だった。山本は仕掛けで用意された天井の金だらいの下にマドンナ系女優・枝村明子を移動させたり、急に「スクールウォーズ」の設定に入ったりと自由奔放。矢部は、大きいだるまを持たせた安住をただただ舞台の端から端へとあらゆるところに移動させるという、カオスな状況となっていった。最後は、金だらいに頭を打たれた入江がセリフを言えなくなってしまいゲームオーバー。新喜劇とゲストを存分に活かしたこのコーナーに観客は終始爆笑していた。
エンディングではメンバーから功力に「おめでとう!」の声がかかると、「ありがたいです」と功力が改めて感謝。「みなさんのおかげでやることができました」とお礼を述べると、山本から「真面目な男」と茶化されてしまった。また、これまで辻本茂雄座長の新喜劇ではイジられてきたが、改めて今年2013年入籍したことを発表。公私ともにめでたい年となったようだ。功力は今後も同劇場の新喜劇に出演。この先も活躍もぜひ注目を。
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