中川秀樹(
本書は執筆に4年をかけたヒデの小説家デビュー作。原稿用紙に換算して900枚におよぶ渾身の書き下ろし長編だ。サイン会を前に記者取材会が行われ、ヒデは周囲の人々へ感謝の言葉を述べながら「4年間、真剣に書いた作品。長いので、まずは上巻だけでも手にしていただけたら」と挨拶。出版の経緯については「20代から本が好きで、作品を書き始めていた。徐々に気持ちが強くなってきて、4年前に嵐の二宮君に『やってみたら?』と背中を押されて本腰を入れた」と明かした。
執筆にはガラケーとスマホを駆使したというヒデ。「仕事の空き時間や移動中、トイレなどで、1日8時間いじった。実質3年で書いて、残り1年は手直し。腱鞘炎にもなった。途中でスマホが壊れて、書いたものが消えたこともある」と数々の苦闘を明かす。「主人公が成長するように、僕自身の文章力も上がったかな? 手前味噌ですが……」と話しながら、2冊の本に「思い入れが強い。形になって手にして本当に嬉しい」と感慨深げな様子だった。
取材陣に相方・ワッキーの反応を尋ねられると「出版が決定したときに話したら軽く舌打ちをされた(笑)」と冗談交じりに明かしながらも「『おめでとう』と言ってくれて、誰よりも嬉しかった。読んでないでしょうけど、感想を聞きたい」と相方愛をにじませるヒデ。続編について話が及ぶと、ヒデはすでに違う作品を書き終えているらしく「また竹書房さんで出してもらえたら……(笑)」と切望した。
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