道頓堀中が大歓迎、道頓堀角座が盛大に復活

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本日7月28日“なにわの日”、大阪・道頓堀に松竹芸能の新たなお笑い劇場「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」がオープンした。

松竹芸能の新たなお笑い劇場「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」オープンを祝して道頓堀川から挨拶。

松竹芸能の新たなお笑い劇場「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」オープンを祝して道頓堀川から挨拶。

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「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」道頓堀お練り。

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「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」鏡割り。

「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」鏡割り。

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「角座」は、江戸時代から400年にわたって親しまれてきた名称。かつては、浪花座、中座、朝日座、弁天座とともに「五つ櫓」もしくは「道頓堀五座」と呼ばれていた。1984年に閉館した角座の後を継ぎ2004年にオープンしたB1角座も2008年に惜しくも閉館。そしてこのたび、待ちに待った“道頓堀角座”が帰ってくることとなった。

まずは40名近くの松竹芸能所属芸人が10時から道頓堀川で船に乗り道頓堀の街に挨拶。船には、キンタロー。チキチキジョニー、森脇健児、TKOチョップリン安田大サーカスシンデレラエキスプレス、ミヤ蝶美・蝶子、暁明夫・あきら、サムライ朝起太郎、正司敏江、海原はるか・かなた、酒井くにお・とおる、横山たかし・ひろし、オーケイ岡山、代走みつくにオジンオズボーンなすなかにしアメリカザリガニらが乗り込んだ。彼らは川の両岸に集まった人たちに「角座本日オープンでーす!」「これからも松竹芸能をよろしくお願いいたしまーす!」と威勢よく声掛け。岸に待機していたヒカリゴケや天然もろこしら若手芸人たちも松竹幟や角座幟を振りながら大いに活気づけていた。

船は戎橋で一旦停止し、代表者による口上が。まずは横山たかし・ひろしが「一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願いします」と言うと、酒井くにお・とおるは「気合入っております。燃えております」と若手に負けない意気込み。海原はるか・かなたも「新しい笑いを発信していきたい」と抱負を述べた。続く森脇は「今日も走るぞー!」と森脇らしいコメント。TKOは「角座オープン」「イェーイ!」と見物客たちとコール&レスポンスで一体感を生み出していた。

安田大サーカスはネタにかけて、「ドーンドーンドン」「角座」「ドドーンドドン」「オープン!」と掛け声。最後はキンタロー。が堂々と「道頓堀の前田敦子ことキンタロー。です」と自己紹介し、道頓堀川の真ん中で「フライングゲット」のポーズも決めた。締めは大阪締めで「打ちましょ、チョンチョン、もひとつせ、チョンチョン、祝うて三度、チョチョンがチョン」。その後は70名近くの芸人たちが道頓堀お練り。集まった多くの人たちに、角座オープンをアピールしながら、かに道楽本店前から角座まで練り歩いた。

賑やかなお披露目が終わり、今度は角座広場にてオープニングセレモニーを実施。ここではまず松竹芸能株式会社代表取締役井上貴弘社長が、「江戸時代から続く名前を復活できたのはみなさまのおかげと大変感謝しております」と挨拶し、「やっとスタートライン。みなさんに応援していただくことが必要」と呼びかけた。続いて柏木陸照大阪市中央区長は、「熱い思いを持った方々がミナミに集まり心強い。400年前ここからスタートしたなにわ文化発祥の地で、人材育成、商店街とのコラボなど、新しい街づくりの大きな役割を担っている。ここから大阪の再興を。行政も最大限頑張って応援させていただきます」とオープンを大歓迎。そして、今井徹道頓堀商店会会長は「角座さん、松竹芸能さん、おかえりやす。長い間待ってましたでー。もう感無量です。みんな大喜びです。一緒に盛り上げていきたい」と諸手を挙げてお祝いした。さらにメインスポンサーのダイハツは、劇場名にもなっている軽自動車MOVEについて「MOVEは大阪で生まれ、大阪で育ったトップブランド」と説明。そこで道頓堀角座にも「人を道頓堀に呼び寄せるMOVE、若手を育てるMOVEMENTという2つの意味。世界のトップブランドになっていただきたい」と期待を込めた。

そして、出席者とともにたかし・ひろし、TKO、キンタロー。も参加し鏡割り。なぜかTKO木下は小槌を持った手を高らかと挙げ、司会を務めたいたやのぱんは「ワンピースのワンシーンのようですね」とコメントを。さらにこの日金のスーツで参加していた横山たかしには「升酒が似合いますね。めでたい席にぴったり」と場を盛り上げた。ここからこけら落とし公演の開場まで30分ということで、カウントダウンイベントがスタート。まずは安田大サーカスが得意のめでたい組体操を盛り込んだネタを披露した。続いてはTKO、アメリカザリガニ、安田の3組でトーク。木下は「僕らアメリカ村で路上ライブやってましたから。それを思えば素晴らしい」と感激し、木本は「ほんとにみんな笑顔で。こんなの最後なんじゃないですか」と冗談を飛ばした。またすぐ近くには、吉本興業と共同プロジェクトを発表した劇場・道頓堀ZAZAがあり、「おいしいお好み焼き屋のそばにまたお好み焼き屋ができて、お好み焼きストリートができるみたいに、ここもお笑いのストリートに」とお笑い界の発展を希望。すると木下は「もう入口一緒にしたら?」とアイデアを出していた。そしていよいよオープンというところで若手芸人たちも全員舞台の周りに大集合。カウントダウンのラストには、キンタロー。を中心に「角座オープン、フライングゲット」を全員で。多くの観客から拍手が寄せられ、めでたく劇場が会場した。

この日は角座広場にて無料ライブも開催。明日29日は落語の日「こけら落とし公演 角座月夜はなしの会」2公演、30日、31日は若手からベテランまで出演の昼公演が行われる。8月にはオジンオズボーン、うしろシティ、チョップリン、雷ジャクソン、アルミカンらの単独ライブも。情報はすべて道頓堀角座のオフィシャルサイトで確認を。

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