映画「ボクたちの交換日記」のヒットを記念した舞台挨拶が昨日3月29日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、
先週3月23日に全国公開された本作。鈴木おさむの「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)が原作で、「お笑い芸人たちの青春」の光と影が温かくもリアルに描かれている。
内村監督は作品の評判について「口コミが醤油のシミみたくジワーッと広がった。この映画らしい。醤油のシミを、もうちょっとテーブルクロスの端まで広げたい(笑)」と挨拶。さらに「業界関係の人から『見ましたよと。これから前説の子に優しくしようと思う』と言われた。田舎の友達からも『ウッチャンらしい映画』とメールが来た」とさまざまな反響を報告した。
伊藤と小出が作中で組んだ房総スイマーズは長年売れなかったコンビ。実際にそれと似た境遇に置かれていたバイきんぐは「僕らも見させていただいた。自分達と重ねてものすごく感動してしまった」(西村)、「あんなに感動するとは思ってなかった。後半、恥ずかしいくらい涙がとまらくなりました」(小峠)と力のこもったコメント寄せた。彼らを前にして、内村監督は「小峠が別の仕事のとき、俺に熱弁を奮った」と劇中のとあるシーンについて言及されたことを回想。小峠も「あれは売れてない芸人を経験してないと出ない発想! 本当にリアル!」と興奮気味に話した。
さらに小出が、以前深夜番組で観たという小峠の「脇を鳴らす」芸に著しく興味を示したことから、急遽小峠がこの舞台挨拶でも脇を鳴らすことに。上着を脱いで一瞬で脇を鳴らすことに成功すると客席からは拍手が巻き起こり、小出も「やっぱすごいわ!」と感激した様子を見せたものの、内村監督は「みなさん、今日は大ヒット御礼ですから。ちょっと主旨が変わってきました(笑)」と苦笑していた。
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