支配人にブーケ暴行、ますます過熱のポン太vsRGデスマッチ

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2月10日、京都・祇園花月にて「スーパーファイトin狂斗戯怨~ポン太vsRGストリートファイトデスマッチ実況 解説浅越ゴエ~』」が開催された。

京都・祇園花月にて行われた「スーパーファイトin狂斗戯怨~ポン太vsRGストリートファイトデスマッチ実況 解説浅越ゴエ~』」。白仁田支配人に暴行を働くポン太とRG。

京都・祇園花月にて行われた「スーパーファイトin狂斗戯怨~ポン太vsRGストリートファイトデスマッチ実況 解説浅越ゴエ~』」。白仁田支配人に暴行を働くポン太とRG。

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昨年2012年7月に、長年の遺恨に決着をつけるべく相まみえた両者。しかしその際、「1勝1敗、1人格入れ替わり」のドローに終わり、最終決着をつけるべく今回の開催となった。がらんとしたシンプルな舞台が暗転し、音楽が盛り上がると解説の浅越ゴエが客席から登場。舞台には上がらず客席の解説席に陣取り、これまでの経緯を説明したところでレフェリーのMr.柳谷(ザ・プラン9・ヤナギブソン)を呼び込んだ。

Mr.柳谷のコールによって選手入場したRGはおなじみの「Lifetime Respect」に乗せて、土肥ポン太も前回同様、大仁田厚よろしく「Wild Thing」での登場。今にも飛びかかろうと血気盛んな両者であったが、ここで国歌斉唱のセレモニーとなった。

前回同様、おかけんたの美声に酔いしれる会場。盛大な拍手に見送られたけんたと入れ替わりるように花束贈呈のセレモニーで祇園花月の白仁田支配人が登場すると、ポン太、RGによるブーケトスを見事キャッチした白仁田支配人はなぜか花束攻撃の餌食に。なだれ込むように試合開始するが、両者いきなり場外乱闘へ。観客持参の凶器を奪い乱闘を繰り返すも、一進一退の攻防の中、RGから「(前回負けた)モノボケで勝負だ!」との提案が。練習の成果を見せ健闘するRGだったが、「時事ネタ折り込み式モノボケ固め」にてポン太が勝利。判定に不服なRGを尻目にポン太は記者会見場から余裕の中継を行ったが、会見場に乗り込んだRGと大乱闘を繰り広げた。怒りの収まらぬRGは止めに入った花月社員・熊崎氏に暴行を働き、楽屋にあった「ルマンド」をへし折る暴挙に。大混乱の中、第2試合がデスマッチで行われることが発表された。

1試合目とまったく同じ入場~国歌斉唱の流れでイベント自体の時間を稼いだところでゴング。そこへデスマッチの凶器投入合図である警告音が会場に鳴り響いた。そこに、前回大会で観客を恐怖に陥れた「とんがりコーン風五寸釘ボード」と「おみくじ風有刺鉄線」が。その後、両者の「釘や有刺鉄線に当たりそうでギリギリよける」くだりの繰り返しに飽きかけた観客の視線を感じたMr.柳谷は思わず「そろそろ違うボケを」とマンネリレフェリーストップ。おみくじボケを思案する中、3度目の警告音で登場したのは、吉本新喜劇の今別府直之に似た人間凶器「ベップバン・ベイダー」。彼はRGの助っ人として参戦すると、ポン太をリンチ状態に。そのときコールが鳴り響き現れたのは、しましまんず藤井によく似た「ストーンテルオ・フジイ・オースチン」。試合は助っ人一発ギャグ対決となり、ベップバン・ベイダーが勝利すると、判定に怒ったテルオ・オースチンはポン太と共に柳谷を痛めつけた。

柳谷が失神してしまうと、やりたい放題の2人はRGとベイダーも襲撃。そのとき、会場に「セイ!」のフレーズが響き渡った。おなじみ「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」に乗って登場したのはもちろんレイザーラモンHG。プロレス道にもとる行為に制裁を加えるべく急遽HG vs テルオ・オースチンの一騎打ちになった。一方的な展開でグロッキーのオースチンにとどめのコブラツイストを仕掛けるHG。白目をむき死んだかのように見えたテルオを心配するあまり、メンバーは設定を忘れ「藤井さん大丈夫ですか!!」と詰め寄るが、テルオは「トラブル発生~」とまさかの一発ギャグ。ポン太の「生きるんか~い!」のツッコミに「チャンチャン!」とオチ音が会場に鳴り響いた。

続く第3試合では、国歌斉唱にちゃらんぽらん冨好が登場。笑顔で観客の喝采に応える冨好だったが、そこにけんたが現れ「俺の出番を取るな!」と大乱闘に。互いをとんがりコーンボードに打ち付けあい両者は病院送りになってしまった。気を取りなおし試合再開するが、今度はけんたそっくりの「ケンター・テイカー」が、続いて「ちゃらんぽらん・ケイン」が登場したため、ケンター・ポン太組 vs ケイン・RG組にて試合が再開された。「世界最強タッグ大喜利」などの頭脳戦で勝負を繰り広げるも、試合は膠着状態。やはり1対1で決着だとタッグを解消し、完全決着を目指すポン太とRGはラリアートの打ち合いで両者ノックアウトしてしまう。柳谷のカウントが進み両者引き分けかと思われた矢先、会場に突然映し出された謎の映像で、ブラック・サバスの「アイアン・マン」に乗せて、ポン太とRGに宣戦布告をしたのは新喜劇座長・川畑泰史そっくりな「カワバター・ウォーリアー」だった。

強力な外敵の襲来に危機感を募らせた2人は一時停戦して共闘。そこへせり上がりからケンター、ケイン、ベイダーが続々と登場し、同じく共闘を誓う。最後にテルオ・オースチンが登場するが、せり上がりが途中で止まってしまうハプニングが。思わぬトラブルに、ちゃらんぽらんケインの「上がるなら上がる。上がらへんなら上がらへん。中途半端やな~」のギャグが決まったところで残念ながら時間切れ。テルオ・オースチンをせり上がりに残したまま、無情にも緞帳が落ちきり、「1勝1敗、1中途半端」にて熱戦の幕は閉じた。

カワバター・ウォーリアーの襲撃予告は果たされるのか、ポン太・RGの決着の行方は、そして新たな戦士の登場は。次回開催はまたしても「まったくの未定」だが、次なる展開が期待される。

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