「第43回 NHK上方漫才コンテスト」本選出場者6組が決定

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3月1日(金)、「第43回 NHK上方漫才コンテスト」(NHK総合・関西)が生放送される。この本選に進出した6組が昨日2月5日に発表された。

3月1日生放送「第43回 NHK上方漫才コンテスト」本選進出者会見の模様。(c)NHK

3月1日生放送「第43回 NHK上方漫才コンテスト」本選進出者会見の模様。(c)NHK

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「NHK上方漫才コンテスト」は、1971年にスタートした若手漫才師のためのコンテスト番組。参加資格は芸歴10年以内の漫才師で、昨年2012年はかまいたちが優勝した。今回は132組が予選に参加。2日間、2会場で別のネタを演じる予選を行い、その予選を各会場65人ずつ、のべ260人の一般審査員が審査した。審査方法は、ABCDの4段階。Aが6点、Bが3点、Cが1点、Dが0点、780点満点で計算された。

予選1位通過は得点650点、結成3年目、芸歴4年にして、いきなりの本選進出となったインディアンス。2位は635点で前回準優勝の学天即、3位は631点で予選初突破の和牛、4位は628点で賞レース常連となりすぎてこの日村本が遅刻してきたと紹介されたウーマンラッシュアワー、5位は618点で“京都住みます芸人”として活躍中のタナからイケダ、6位は609点で、これまで優秀賞と準優勝を経験しているモンスターエンジン。彼らは会見で紹介のあと、それぞれ意気込みを語った。

続いて「ブロック分け抽選」に移り、予選1位のインディアンスから順番にくじ引きを実施。その結果、Aブロックはウーマン、インディアンス、学天即、Bブロックが和牛、モンスターエンジン、タナからイケダとなった。1回戦はネタ時間が4分以内となっており、審査員の投票で各ブロックの1位が決勝戦へ進出。決勝戦のネタ時間は8分以内で、2組のどちらがよかったか審査員の投票で優勝が決まる。

果たして今年この大会を制するのは誰なのか。司会は陣内智則と吉木りさ。現在オフィシャルサイトでは観覧募集を行っており、締め切りは2月15日必着となっている。応募方法など詳しくはオフィシャルサイトで確認を。

「第43回 NHK上方漫才コンテスト」本選出場者意気込みコメント

●インディアンス
田渕:やっぱり先輩方もいらっしゃるので、一番後輩の僕らがあんまりたくさん喋りすぎるのもどうかと思うんで、できれば意気込みをひとことでまとめたい! でもね。まとめきれない。どないやねん。こんな感じで本選も思ったことをいっぱいドンドン言っていきたいと思っておりますが。なかなか賞レースの決勝に来させていただける機会はなかなかないんで、やっぱり悔いの残らないように。終わりかけてるときに後ろ振り向いたら悔い残ってるなと思ったら、その「杭」抜きに行くくらいのね? 杭違い。とんだ食い違い。すいません、本当に。本選、こんなネタで行きます(笑)。マイクを放すとこの時間が終わってしまうと思うと放せませんよね。そうですね。出たからには、先輩の胸を借りるつもりで優勝目指して頑張りたいと思いますので何とぞよろしくお願いいたします。
木村:お願いしまーす。

●学天即
奥田:去年はちょっとね、準優勝とは言っていただきましたが、もう負けですからね。一番悔しい負け方ですから。去年、漫才とかの大会でいろいろ決勝に出さしていただいた中で一番悔しかったのが、このNHKさんの決勝でかまいたちさんに一騎打ちでボロ負けしたのと、あとは、夏のとある番組の大会でインディアンスにボロ負けしたのと、この2つが一番悔しかった。その2つの借りを同時に返せる場が来た、ということで、頑張りたいと思います。
四条:頑張りまーす。
奥田:あ?(インディアンス)木村さんともう同じ役割で大丈夫なんですか。あなたボケですよ。いいんですか?
四条:いや。去年、親が応援してくれてなくて、ちょっと納得させるために「頑張りまーす」と言ったんですけど、今年も引き続き応援してくれてないので、そのために頑張ります!

●和牛
川西:初めてNHKさんの本選に出させていただくことになったわけなんですけど、いままで漫才であんまり賞レースに残ることもなかったんです。ただ、最近になってちょくちょくとこういうふうに出さしていただけるということで、1個1個を大チャンスととらえて逃さないようにしっかりいつも通りの楽しい漫才をしたいと思っております。……どうですか? 水田くん?
水田:えー。本選、初出場、初優勝。お父さん、お母さん、頑張って、見てください……。
川西:あの、彼は愛媛から出てきたんです。あの…、18歳の頃にね。元々、料理人だったんで、テレビで主婦の方に肉じゃがなんかを教えるという活躍ぶりはちょくちょく発揮してるんです。でも漫才でね、本当に……ヘラヘラすんなよ! オマエ! アピールの場や。
水田:そんなんとかです。

●ウーマンラッシュアワー
村本:僕のことを知らない方もいらっしゃると思いますので、簡単に言っておきますと、芸人で、プロデューサーにヘコヘコするけど、ADの人にはムチャ当たりがきついみたいなヤツいるじゃないですか。あれ、僕なんですよ。きょう、4分遅刻してきまして。ここで言われるというね。で、1回戦のネタの時間が4分ですよね。ということで、4分間の大事さというのは、僕が一番よくわかってますんで。
やっぱり漫才も大事なんですけど、人間性をいかにアピールするかも大事だと思うんですね。たとえば、去年、学天即が負けたんは理由があると思うんですよ。奥田くんが漫才前にやたら「今日、自分が誕生日だ」ということをアピールしてたんですよ。その前の年はスーパーマラドーナの武智くんが「子供生まれた」ことをアピールしてましたんで。そういったご祝儀ラッキーみたいのもあると思ってますんで。今回は、みなさんにとって絶望的なことを言わせていただいていいですか。「THE MANZAI」のネタをやります。すいません。来年、頑張ってください。
中川:去年7月に赤ちゃんが生まれましてですね。スクスク今育って、6カ月。僕が喋りかけると喜んだ感じで返してくれます。その子供のためにも頑張ろうと思っていますんで、みなさんよろしくお願いいたします。パッラダ~~イス!

●タナからイケダ
田邉:賞レース自体に出さしてもらうのも初めてなんで。僕も全然売れてないのに娘が2人いてまして、その娘のためにも頑張りたいと思います。
池田:そうですね。これはもう田邉だけが育ててるんじゃなくて、僕もそのひとりのお父さんとしてやってる部分は本当にあるんで。
田邉:勝手に思わんといてください。僕の娘や。
池田:いや、そう思ってるか知らんけど。あの、田邉の留守中に僕、よく家に行って子供をあやしたりしてて。
田邉:やめてくれ、そんなんすんの。
池田:でも、予選が5位ということで。唯一、モンスターエンジンさんにはもう勝ってるんで。あと4組、ババンと行きますので、頑張りたいと思います。

●モンスターエンジン
西森:僕たちは3回目ですかね。
大林:そうですね。2度ほど準優勝させていただいてますね。
西森:わかるんですよ。予選の感触で、だいたい「これは行けた!」とか。しかもそういうの、僕絶対はずさない性質で、M-1とかも全部ね、結果が発表される前に「行けた!」っていうのがわかって、はずしたことないんですよ。で、今回も、「これは行けた! 今回は決勝行けた! 余裕やったな」と思ったら……ギリギリでしたね(笑)。
大林:危なかったわ。2度ほど出さしてもらったとき、覚えてますよ。1位通過がspan!やったんですよ。意気揚々とやってましたよ。でも優勝はできなかった。
西森:もう戦いは始まってるんですね。
大林:そう。だから、インディアンスの優勝はもうないです。本選の当日、言われますから、「予選、1位通過! インディアンス!」って言われた時点で、これもう、優勝なくなるんですね。
田渕:なくなることないでしょ、なくなること!
大林:あれ、不利なんです。だから我々みたいなほうが気も楽ですからね。ぜひぜひ優勝を狙ってがんばりたいと思います。

第43回 NHK上方漫才コンテスト

NHK総合・関西 2013年3月1日(金) 19:30 ~ 20:43
MC:陣内智則 / 吉木りさ
出場者:インディアンス / 学天即 / 和牛 / ウーマンラッシュアワー / タナからイケダ / モンスターエンジン

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