イベントに先立って行われた会見では、昨年の「THE MANZAI 2012」に関して質問が集中。同番組の事前VTRで2人がコンビ解散も視野に入れながら活動していたことが明かされたが、あらためて永沢は「(オール)巨人師匠にやめるなって言われたんで、やめるわけにはいかない」と語り、ファンを安堵させた。また、「去年は一昨年よりは感触がよかったから、今年こそはという感じがある」と永沢が語ると、佐々木は「3年連続ファイナリスト入りが僕らだけだったらいいなと思ってます」と続けた。
発売されたDVDの見どころについては「事務所ライブやテレビだと短めの漫才をやる機会しかないので、このDVDで長めの漫才を見てほしい。我々の一番いい状態だと思う」と佐々木。DVDにはテレビではほとんど見ることができない2人のコントも収録されており、「漫才師なのでコントは気楽にやっているところがある。それがいいふうに映っていれば」と謙虚に説明した。
今年の目標について質問された2人は、「THE MANZAIで優勝したい」と熱く語る永沢に対して「(昨年生まれたばかりの)息子の成長を1日1日大事に見守りたい」と佐々木が淡々とコメント。そのスタンスに温度差があることを指摘されると、「早い、早い。だってまだ1月ですよ。(THE MANZAIのことを考えるのは)11月からでいいです」と佐々木は笑った。
今年の「THE MANZAI」で優勝できなかったときの公約を掲げる場面では、「佐々木の息子の歯を全部抜きます!」と永沢。すかさず佐々木は「なんでうちだけリスク背負うの? だったら彼のお母さんを抱きますよ!」と不満顔で対抗心を見せていた。
イベントでは、年末年始の様子や佐々木の妻の天然話といったトークを繰り広げたほか、観客からの質問に答えていった2人。漫才の中に出てくる名言「ブスは待つ!」をオリジナルTシャツにして着てきた女性が最前列にいることを佐々木が発見して会場が大きく沸く場面もあった。イベント終盤には短めの漫才を披露し来場者を楽しませた磁石。最後に握手会を行い、会場をあとにした。
DVD「磁石 単独ライブ『レインボー』」は、2012年8月に東京・新宿明治安田生命ホールで行われたライブ「レインボー」の模様を完全収録。「結婚」や「職安」などをテーマにした渾身の漫才4本と、まったくタイプの異なるコント3本の計7本のネタ、さらに特典映像も楽しめる。
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