「女です、オカマです」あげはが百年物語でいくくる役

1月9日（水）より、なんばグランド花月にて、吉本百年物語1月公演「爆発！MANZAIが止まらない」が上演スタート。今いくよ・くるよを演じる若手芸人・あげはが意気込みを語った。

1月公演の舞台は、1980年漫才ブームの幕開け当時。いくよ・くるよは数少ない女性漫才師として、男性芸人たちに交じって、日本中を笑わせながら忙しく駆け巡っていた。その大役を担うことになったあげははまだ芸歴4年。しかも彼女たちの一番の特徴は、「女です、オカマです、あげはです」という漫才の出だし通り“おんなとオカマ”のコンビということ。2人にこの出演が決まったときの心境を尋ねると、「私たちが師匠の役なんていいのかな、と。関西弁も喋れないいし」（野絵）、「私なんて特に……。オカマでいいのか」（あめ子）とビックリした様子。そこで2人のことをネットで調べたそうで、「いくよ・くるよさんの若い頃の写真が出てきたんですけど、今の私たちによく似てました（笑）」と喜んでいた。

大阪を中心に活躍する大先輩だけに、これまでいくよ・くるよとはまったく関わりがなかったが、野絵は「何回か劇場で挨拶したことはあって、いつもお2人でキャッキャキャッキャされてて、すごく仲良いんですよ」と、貴重な姿を垣間見たとのこと。「私たちもいくくるさんと一緒ですごく仲が良くて、でも台本見てると、お互い言うところは言うみたいな共通点も。勉強になるところが多いです」と語った。

舞台稽古では、野絵は「姿勢を正して」、あめ子は「とにかく明るく」と、それぞれいくよ、くるよを演じるために演技指導を受けたあげはの2人。劇中では、漫才ブーム当時のいくよ・くるよのネタをコピーするということで、「ネタをやらせていただくのがすごく力になるんじゃないかと思ってます」と語り、「最近自分たちのネタの練習をしていると、急に関西弁が出ちゃう（笑）」と、練習の成果が表れていた。

最後に「本番までに関西弁を喋れるようにしますので、ぜひ観に来てください」（野絵）、「くるよさんに恥じないような演技を胸を張ってできるように頑張りたいと思います、応援してください」（あめ子）とメッセージ。同舞台には安達祐実、藤井隆のほか、サカイスト、バッファロー吾郎Aも出演する。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。