「THE MANZAI」本戦サーキット最終日、東京レポート

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“2012年日本でもっとも面白い漫才師”を決める大会「日清食品 THE MANZAI 2012」の本戦サーキット最終日となる5日目が昨日11月25日、東京・ルミネtheよしもとにて開催された。当日の様子をレポートする。

「THE MANZAI 2012」本戦サーキット最終日となった5日目。全20組のネタが終了した後のトークコーナーで盛り上がる芸人達。

「THE MANZAI 2012」本戦サーキット最終日となった5日目。全20組のネタが終了した後のトークコーナーで盛り上がる芸人達。

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この日MCを務めたのは、インパクトの強い身なりで登場した中山功太。ステージ上では20組の漫才師が次々と渾身のネタを披露したが、中山は幕間で彼らについて1組ずつ寸評を述べる独自のスタンスで饒舌に進行し、新宿カウボーイを「明るすぎて怖い。狂気を感じた」、スパローズを「もはや漫才を超えたドキュメント」などと評していた。

芸人達は、たとえば磁石の後の出番となったスパローズ大和が登場するなり「いやー、磁石めっちゃウケてたな!」とジェラシーを燃やし、続く登場順の中川家礼二が「さっきのスパローズね、いつ辞めてもエエんでしょうね!」と感嘆。またトレンディエンジェルの後に登場したスリムクラブは、真栄田が「トレンディが舞台袖にハケながらガッツポーズしてました!」とレポートするなど、お互い火花を散らしながらもリレーのように流れをつなぎ、会場の盛り上がりをいっそう増幅させていた。

全組のネタ終了後には、審査結果を待つためしばらくフリートークの時間が。勝又が「ウケると思って持ってきた」という野球のグローブを、中川家礼二が客席へおもいきり放り投げたり、普段ルミネtheよしもとの舞台に立つ機会が比較的少ないスパローズ、新宿カウボーイ、タイムマシーン3号といった、よしもと以外に所属する芸人をフィーチャーしたトークが行われた。

既報の通り、5日目は1位が磁石、2位がトレンディエンジェル、3位が囲碁将棋という結果。MCの中山は囲碁将棋について「東京に出てきて、こんなにルックスがよくて面白い漫才師がいるのかと思った」、一方のトレンディのことを「ルックスが悪くても面白ければいい!」とそれぞれ述べている。1位の磁石はコンビ揃って感激の様子で、永沢は「やったー!」を連呼。佐々木も「今日家を出るとき、4カ月の息子に『お父さん今日1番になるから』とカッコつけて出てきた」と感慨深げだった。

なお磁石について中山は「昨年2011年の決勝大会で、磁石さんは『僕らの大好きなHi-Hiさんが優勝できないのが悔しい』と先輩のために涙を流していた」というエピソードを披露。そこへHi-Hiが舞台前方に躍り出て、上田が「今回僕らはどうなってるんでしょうか!?」と自分達が上位3位に入らなかった審査結果に疑問を投げかけて客席の笑いを誘った。

この日をもって5日間の本戦サーキットはすべて終了。決勝進出者は来月12月2日(日)13時より、フジテレビにて1時間生放送される「組み合わせ挑戦会」にて発表される予定だ。同じく12月開催予定の決勝大会へ向けて、いっそう熱を帯びる漫才師達の戦いをぜひお楽しみに。

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