今田耕司×立川談春が初共演、鈴木おさむ舞台最新作決定

2013年1月31日（木）から2月3日（日）まで、東京・下北沢 本多劇場にて今田耕司、立川談春出演の舞台「The Name」の上演が決定。本日11月6日、東京・吉本興業にて発表会見が行われた。

これは鈴木おさむ作・演出、今田主演の舞台最新作。千原ジュニア、おぎやはぎ小木との共演作「尋常人間ZERO」、ネプチューン堀内、サバンナ高橋、ブラックマヨネーズ小杉との「愛Pod 才能は努力では手に入らないのですか？」、宮川大輔との「NGワードライフ」に続く作品となる。

配役は、テレビ局のプロデューサー役に今田、そのプロデューサーを追い詰める“謎の男”に談春。今田の息子役を、劇団イキウメで活躍する舞台俳優の大窪人衛が演じる。

今田は談春との共演について「ほんとにすごい方なので一緒にやることがすごいことだと日に日に実感してます。落語家の方とはなかなか接点もないですし、普段よく絡む月亭一門はちょっと偽物ですし、今回本物の方とご一緒できると。関東の落語っていうのは初めてなので、今からちょっと緊張感がすでに出てきてます」と、かしこまってコメント。談春は「ビックリしましたね。無下に断ろうと思ったんですけど（笑）、僕に何をさせようとしてるのか。僕にも仲間がいまして、『この舞台は絶対出るべきだ、こんないいお話をくださるご縁はもうないだろう』と、みんなが言うので」と笑いを交えて挨拶した。お笑い芸人と落語家という2人だが、談春が自身のルーツについて「高校2年で世の中に出て、初めて見た大人が立川談志。で、こうなってしまった」と語ると、今田は「17歳といえば、全寮制の学校を脱走した頃。僕も普通の高校生活は送ってない」と親近感が沸いた様子。その話にビックリした談春は「脱走したんですか？まずなぜ寮に入ったのか」と興味津々で、今田が「学校の先生から、ここに行ったほうがいいと言われて」と談春の方をしっかり向いて丁寧に説明する場面も。司会のあべこうじから「今田さん緊張してますか？」と言われると、「緊張してますよ。藤森の話でもしましょうか？」と一旦後輩をだしに空気を和らげた。

今田と談春は同じ1966年生まれで、学年は今田が1つ上。そこで会見ではフリップを使って共通の質問に答えることに。まずは「ニックネームをつけてみよう」ということで2人が回答した。まずすぐに談春が考えついたのは「先生」。「落語家って真打になると師匠って呼ばれるじゃないですか。落語以外で生きてる人のことは先生と言うんです。なのでこう呼ばせていただこうかと。あんまりいないでしょ」と会心の笑みを浮かべた。今田はこれに「嫌ですねー！プレッシャーですよ、芸歴は先輩なのに」と苦い顔。その今田は「そのプレッシャーから逃げてるわけじゃないですけど」と言いながら「座長」と回答した。

また、演出の鈴木についても談春は興味津々の様子で、あれこれと今田に質問。ここで初めて自分より年下だと知ったようで「へえー！あの方もかなりの人生歩まれてますね、僕らより年上だと思ってました。僕より老けてる人初めて見た」と言うと、今田は苦笑しながら「談春さんもなかなか老けてますよ。なかなかの貫録。威圧感もありますね」と思わずコメント。自覚している談春は「芸事は学ぶのが大変だから悪いやり方ばっかり覚えるんですよ」と威圧感の原因を説明し、「それをうまく消しているのか志の輔」と会場の笑いを誘った。また、「よく行くお店の名前」という質問では、今田が最近恵比寿にオープンしたばかりという三又又三の「バーラウンジ　MATAZO」を紹介。「ぼったくりなんですよ！」とその手口の数々にその場にいた人たちも笑いの連続だった。談春が紹介したのは「麻雀エース 新宿西口店」ということで、酒を飲まない談春と麻雀をやらない今田ということが判明。しかし互いへの興味は尽きない様子だった。

その後もさまざまな会話を交わした後、今田が「腹の底にあるダークな部分が似てるんじゃないかと」とコメントすると、談春も「ありますよね。テレビ見てるときはわかりませんでしたが」と同調。今田が続けて「ありますよ。妬みと嫉みでここまできましたから」とハッキリ言うと、談春も「僕はそんな気がないんですが、後輩がいじめられたと言ってて。師匠の談志から『たいてい売れると意地悪になる。お前は珍しい入ったときからいじわるだ』と言われた」とエピソードを明かし、見えない部分で親睦を深めていた。最後に今田は「上がりきったハードルを越えていきたいと持ってますのでぜひ足を運んでください」と挨拶。談春は「今年が一番良かったと言われる舞台にしたい」と意気込みを語った。

チケットはチケットよしもとプレミアム先行が11月17日から、チケットぴあ先行が11月24日から。一般発売が12月1日からとなっている。

舞台「The Name」

あなたは日々貰った人の名刺の名前をちゃんと覚えていますか??
あなたの平凡の中に、誰かの特別も混じっているかもしれません。
たった名刺一枚。名前一つ。
あなたの知らない所で大きな憎悪が動いてるかもしれない。

●ストーリー
「名前」にまつわる物語。あなたの何気ない行動で、たくさんの人に憎まれ、恨まれていることがあるかもしれません。今田耕司が演じるテレビ局のプロデューサーが、ある日突然立川談春演じる謎の男に、拉致され、あるゲームに挑むことになる！そのゲームとは……

舞台「The Name」

日時：2013年1月31日（木）、2月1日（金） 18:30開場 19:00開演 / 2月2日（土） 12:30開場 13:00開演・16:30開場 17:00開演 / 2月3日（日） 12:30開場 13:00開演
会場：東京・下北沢 本多劇場
料金：前売6000円 当日6500円
出演者：今田耕司 / 立川談春 / 大窪人衛
作・演出：鈴木おさむ
チケット：チケットぴあ　一般発売12月1日開始