「害虫駆除のバイト週2にできる」バイきんぐKOC優勝会見

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本日9月22日、コント日本一を決める大会「キングオブコント2012」(TBS・MBS系)でバイきんぐが優勝し、見事第5代チャンピオンに輝いた。

「キングオブコント2012」第5代チャンピオンのバイきんぐ。左が小峠英二、右が西村瑞樹。

「キングオブコント2012」第5代チャンピオンのバイきんぐ。左が小峠英二、右が西村瑞樹。

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番組でバイきんぐは、1本目にハイテンションの卒業生・西村と「先生」と呼ばれる小峠が丁々発止のやりとりを繰り広げるコント「卒業生」を、2本目には白髪の男性・小峠のもとを訪れたタンクトップの男性・西村が実は……というコント「帰省」を、ともにハイテンションで披露。それぞれ10点の持ち点を持つ100人の芸人審査員の採点で、1本目967点、2本目974点、合計1941点という歴代最高点を叩き出した。なお今大会の模様を収めたDVDの発売も、12月19日に決定している。

エントリー総数2971組の頂点に立ったバイきんぐ。放送終了後に会見が行われ、喜びを語った。

バイきんぐ優勝会見

――優勝おめでとうございます! 感想を一言ずつお願いします。

小峠:嬉しいですねー! これはちょっと何物にも代えがたいくらい嬉しいですね。

西村:まだちょっと実感がわかないというか、フワフワした感じですね。

――ダントツで1位でした。

小峠:どうせ行く(優勝する)のであれば、ぶっちぎりのほうがカッコいいと思っていたので!

西村:ライバルと思ってたところが点が高かったので、そこには負けたくないな、と思ってました。

――現在アルバイトもされているそうですが。

小峠:ホントですよ! 優勝するかどうかというより、アルバイトが辞められるかどうかという大会だったんですよ!(笑) 今日の朝6時まで害虫駆除やってました! これまで週5でやってたんですけど、週2くらいにできるんじゃないかな、と。

――賞金の使い道は?

小峠:単車(バイク)を買います。あと、いろんな芸人におごってくれと言われていて、もう7人を旅行に連れて行くと決まっているので、あわせて600万円くらいになりそうなので、これが心配ですね。

西村:乱痴気騒ぎをしたいですね! パーっと!

小峠:「乱痴気騒ぎ」というのも、僕が前回のインタビューで言ったやつを盗ってますからね!

西村:僕、すぐ盗るんですよ!

――ちなみに旅行の行き先は?

小峠:外国ってことは決まってるんですけど。昨日パスポートを申請したんです。今まで外国に行ったことがなかったので。それが28日にできるらしいので、それ以降に行きたいですね。

――(パスポートを取ったのは)最初から優勝する自信があったから?

小峠:取得するまで時間がかかるらしいので、先輩の助言を受けて。後輩が「ギリシャ行こう」と言ってたんですけど、さすがにお金が足りないんじゃないかと。

――単車を買う理由は?

小峠:好きだからです! 昔は400ccに乗っていて維持費が大変だったんですけど、これなら大丈夫。今は自転車に乗ってますね。あと、ほとんど歩いてます。

――何年ぶりの単車ですか?

小峠:気になりますかね?(笑) えーっと、8年ぶりの単車です。

――西村さんはバイトされてます?

西村:僕は深夜のコールセンターでクレーム処理をしています。「上の者を出せ」と言われたら僕が出ます。今は週4くらいなので、週2にしたいですね。

――優勝を誰に伝えたいですか?

西村:僕は親ですね。「息子、やったよ!」

小峠:僕は害虫駆除の仲間ですね。昨日は直前まで応援してくれたので。本当は7時までの現場だったんですけど、6時にあげてくれました。6時にあげてくれたにもかかわらず、7時までつけてくれたんですよ! これは還元するしかないですね。

――16年続けてこられたのはなぜ?

小峠:恥ずかしいんですけど、お笑いが好き、というシンプルな一点ですね。

西村:僕らは運命的な出会いをしているので。

小峠:でもこいつ、彼女にふられて1回「辞めよう」と言ってたんですよ。よくぞ言えたもんだなと。

――今日のコントは両方とも「再会」がテーマだったと思うのですが。

2人:ほんとですね!

――ネタのタイトルを教えていただけますか?

小峠:1本目が「卒業生」で、2本目が「帰省」。こいつが1回、2本目のネタに「おなべ」というタイトルをつけて「ネタ始まる前にバレるだろ!」って。バカじゃねーかって(笑)。

――ところで害虫駆除のアルバイトってどれくらい給料がもらえる?

小峠:時給、先日まで950円だったんですけど、つい1週間前にあがって1000円になりました。深夜が1100円なので辞めるのが惜しいんですよね。せっかく50円あがったので、そこが気がかりです。上司も「おまえ、これで辞めるのはもったいないんじゃないか?」って言ってました。

――優勝者には番組もプレゼントされますが、どんな番組にしたいですか?

小峠:お金のことでいっぱいで(番組のことは)忘れてました。

西村:ネタとかやりたいですね。

小峠:やったことないことをやってみたいですね。虎に餌をあげるとか、スカイダイビングとか。外国にも行きたいです。おまえ(西村)も行ったことないだろ?

西村:ないですね。

――ゲストは誰を呼びたい?

小峠:僕は大山加奈さんがいいです。女子バレーがすごく好きでして。

西村:僕は鈴木京香さんと絡みたいですね。

――優勝した瞬間、号泣されましたけど、何がよぎった?

小峠:よぎったのは「一番になった!」ということですね。

西村:まさか(相方が)泣いてるとは思わなかったです。1人が泣くと「泣いたらアカン!」っていうふうになりますね。

――16年で一番苦しかったのは?

小峠:ここ4年くらい、ずっと2カ月に1回、新ネタを6本ずつ作るライブをやってまして。なかなかしんどい作業で、イヤになることもあるんですけど、この大会に向けて量産してました。

――害虫駆除よりもしんどい?

小峠:いや、害虫駆除のほうがしんどかったです(笑)。この世に害虫駆除ほどしんどいものはないですよ!

――1回目の967点は過去最高得点で、さらに2回目の974点もさらにそれを更新して、合計得点1941点も歴代トップです。

小峠:おー、やった!

西村:マジすか!

――このネタを選んだ理由は?

小峠:2本目のネタ「帰省」は僕らの代名詞、代表作みたいなネタやと思っているんで、すごくエネルギッシュですし、というので選びました。1本目の「卒業生」は、評判がいいというか、どこでやってもウケますし、まわりの人達も面白いと言ってくれているので。

――小峠さんの魂のツッコミはどこから出てくるんですか?

小峠:「負けてたまるか!」って感じですね……ダサかったですかね、今の(笑)。非常にダサいこと言ってしまいました(笑)。

――最後に、お笑いのコンテストでは、Hi-Hi、スギちゃんといった苦労を重ねた芸人さんがブレイクしていますが、それに続くケースだと思われます。それについては?

西村:続いていけたらいいな、とは思うんですけど。

小峠:優勝はできましたけど、この先まだ何の保証もないので、スギちゃんさんとかHi-Hiさんのように、今からテレビの露出を増やしていって続いていかなアカンな、と思いますね。

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それとなくセレナーデ @Sore79_Serenade

西村「乱痴気騒ぎをしたいですね! パーっと!」
爆笑しちゃった🤣🤣🤣 https://t.co/KrAI3sUbzx

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