永野の1年越しZeppライブ、興奮と狂宴の大団円

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昨日9月2日、東京・Zepp Tokyoにて「永野お笑い単独SUPER LIVE 2012~目立ちたがり屋がZeppでライブ~」が開催された。

東京・Zepp Tokyoにて行われた「永野お笑い単独SUPER LIVE 2012~目立ちたがり屋がZeppでライブ~」。

東京・Zepp Tokyoにて行われた「永野お笑い単独SUPER LIVE 2012~目立ちたがり屋がZeppでライブ~」。

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同ライブは昨年2011年9月に発表。さまざまな芸人たちと決起集会を行うなど1年がかりで単独ライブに向けて士気を高めてきた。

オープニングでは、黒装束の男たちが運ぶ西洋の棺に入って登場した永野。そのおどろおどろしい雰囲気から一転、松山千春の歌にのせてパフォーマンスを繰り出すと、その後は「六本木」コールからの「ザンゼンジ」コールで、会場の雰囲気を一気にZepp仕様にヒートアップさせた。ところがネタになると突然「はぁ、ネタやりたくない……。急に試されているような、そんな空気やめてください」と観客を一瞥。そして、この日行われていた別のお笑いライブに対抗意識を燃やすと観客からは笑いと歓声が沸き起こった。

最初のネタ「真っ裸の男 VS 笑わない女」でアグレッシブに下ネタを展開すると、「死に際にギャルにビンタをするおじいさん」「ベルリンの壁が崩壊した時に紛れ込んでいたひょうきん者」「手から光を出す魚屋さん」「天狗100人とケンカする人」など、次々と永野視点のネタを披露。1点の共感ポイントを広げすぎて切り裂くほどの勢いでデコレーションされたネタの数々に、会場は爆笑と失笑と沈黙が入り混じっていた。ネタの合間には「ザンゼンジ」コールのほか、「息が止まるまで『あー』って言いましょう」など多彩なコールアンドレスポンスでコミュニケーション。「リハの段階で勝てる自信しかない」などの強気発言に紛れて大御所芸人を恐れない暴言も飛び出したが、これは後に謝罪した。

途中、メジャータレントを目指す永野がゴルフに初挑戦したVTRを紹介。ナレーションはサンドウィッチマン富澤が担当しており、Tシャツとサンバイザーでゴルフ場に来たり、人のいいキャディーをからかう永野にツッコミまくり。肝心のゴルフは手を使ったり、コース上にビニールシートを敷いて酒を飲み始めたりと徐々に崩壊。前半を終わると食事をし、ビールを飲んで帰ってしまったが、その様と富澤の絶妙なツッコミに会場からは終始笑い声が漏れていた。

中盤以降は、女性タレントやミュージシャンをモチーフにしたネタが続出し、その大胆すぎるアレンジに観客も笑いを禁じ得ない様子。ネタによっては音響、カメラなどもふんだんに用いてZeppならではの派手な演出も見せた。また、「今まで生きてきたネタの中で好きなスシローのネタを発表していきますので、その都度拍手をください」という観客とのアットホームなコラボネタも実施。それでも子供観客を「気が散る」と非難するなどのパンクな反骨精神も見せつけたが、これも後に謝罪した。

ラストネタに人気の「浜辺で九州を1人で守る人」を披露した後は、エンディングに右左ゲームと六本木ダンス。観客はスタンディングで持参したペンライトを手に参加した。オリジナルルール満載の右左ゲームで盛り上がった後は、そのまま「ザンゼンジ」コール、「六本木」コールからの、「のんたなか」コール、「おじいさん」コール、「ジョニ男」コールでテンションも最高潮に。永野の「みんな目立ちたがり屋だろ!」という声に、観客や芸人たちも舞台にあがり、永野のコールに全力で応えた。最後、精も根も尽き果て舞台に膝をつき「サンキュージュリアナ東京」と叫んだ永野。全員大興奮の会場から永野が去り、エンドロールが流れた後には、再度観客から大きな拍手が贈られた。

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かい @bsbeeskai

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近頃大人気の永野だけどブレイクするかなり前にZepp東京で単独ライブをしていた事実はあんまり知られていない

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