ピースも応援、長崎亭キヨちゃんぽんが平戸城に住みこみ

全国47都道府県で実施されている吉本興業の「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で、長崎県の住みます芸人・長崎亭キヨちゃんぽんが「平戸藩お笑い城代家老（初代平戸観光大使）」に就任。本日4月12日にその任命式が行われ、キヨちゃんぽんが出席したほか、ピース綾部が応援に駆けつけた。

キヨちゃんぽんはその芸名のとおり長崎県出身。今月4月21日から8月17日までの間「平戸藩お笑い城代家老」の任務として、松浦家41代当主の代わりに実際に長崎県の平戸城に住み込むこととなった。期間中は周遊観光バスのガイドや平戸市でのお笑いライブの開催、今月4月に行われる「平戸お庭めぐり」「アサリどっさり潮干狩り大会」といったイベントへの参加などで、平戸城を中心に地元のPRに努める。

「長崎亭キヨちゃんぽん」の名づけ親はピース又吉。もともと今回の任命式にもピースはコンビで登場する予定だったが、又吉は「流行性角結膜炎」で本日より数日間、大事を取って休養することに。綾部は、又吉から預かってきたという手紙を読み上げながらも「この門出の席にアイツ、結膜炎で欠席って！」としきりに嘆いて記者の笑いを誘った。

キヨちゃんぽんはピースついて「昔、劇場で一緒にやっていた。よくしていただいた」と恩義を感じている様子。さらに「綾部さんにはデビューのときからお世話になりまして、お笑いのことから、挨拶、礼儀まで、いろんなことを……」とまくしたてたものの、綾部は「まったく話に面白みがない！ 平戸城、すぐ落ちちゃうよ？」と終始まるで保護者のような目線でキヨちゃんぽんを見守っていた。キヨちゃんぽんは「長崎チャレンジボーイ！」などと一発ギャグを繰り出して意気込みをアピール。最終的には綾部も「芸人としておもしろおかしく長崎を盛り上げてほしいと思う。華があってスタイルもいい。人気が出るのでは？」と期待を寄せた。

ピース又吉のコメント

もともと「キヨちゃん」と呼ばれていて、ピンになるのを機に、芸名に出身地である長崎の何かを入れたいと本人が言い出し「長崎キヨちゃんぽん」になったわけですが、それだとキレが悪いので「『亭』を入れたらどうか？」と提案しました。「亭」があると、アホのようにもしっかりしているようにも見えます。今は「長崎亭キヨちゃんぽん大盛り野菜多め」とかもいいかなと思っています。
まさか同じ劇場に出ていた仲間の中から、お城に住む芸人が出るとは思いませんでした。キヨちゃんの芸名やキャラクターはたいへんかわいいですが、近くで見るとめちゃくちゃデカいので、お城の留守番、適任だと思います。なにか城にある宝物を見つけたら僕にください。