戦後の上方落語復興に四天王の1人として務めた五代目
これは、五代目桂文枝が、国立劇場の高座「落語研究会」(TBS)に残した貴重な映像。東京でも大絶賛された、40歳から63歳までの充実した口演が4枚組全11演目収録されている。五代目桂文枝は、桂三枝、桂きん枝、桂文珍などの師匠にあたり、今年2012年7月に「六代 桂文枝」を襲名する桂三枝は「今から30年前、40年前に演じたものも収録されていて、師匠が最も脂が乗った時期の頃です。師匠は、女性を演じるのが得意で色気のある噺家と言われていましたが、そういうところが鮮やかに出ていると思います。『口入』など、貴重な映像を見ていただいて、この名前を桂三枝が継ぐのかと思っていただければと思います」と本作について語っている。
解説書は、前田憲司、京須偕充、北村薫、上野顯、橘左近、桂三枝が執筆。江戸と上方の垣根を越えて落語ファンを魅了した五代目桂文枝の芸をDVDで楽しもう。
「落語研究会 五代目 桂文枝 名演集」収録演目
DISC1:「天神山('71)」「立ち切れ線香('71)」「菊江仏壇('72)」
DISC2:「親子茶屋('72)」「はてなの茶碗('83)」「猫の忠信('84)」
DISC3:「蛸芝居('84)」「猿後家('86)」「景清('86)」
DISC4:「口入屋('91)」「百年目('93)」
(全11演目)
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