昨日1月18日、なんばグランド花月にて、吉本興業創業100周年記念プロジェクトの1つ「吉本百年物語」の制作発表記者会見が行われた。
同劇場では、4月から1年間、月替わりで吉本興業の歴史を12本の芝居「吉本百年物語」として上演。その第1弾となる4月公演「大将と御寮ンさん・二人の夢」に夫婦役として
ストーリーは、1912年4月、創業者の吉本吉兵衛・せい夫妻が寄席商いの世界に飛び込みむというもの。“夫婦の夢”に融資する金貸しのお銀役には神野美伽、そのほか
会見では「久しぶりの旦那役なので(笑)。3年ぶりでしょうか」とコメントした陣内。「百年前のお話なので、皆さんが見に来てくださっているのも、僕たちが舞台に立っているのも、せいさん、吉兵衛さんのおかげ。感謝の気持ちを込めて演じたい。(夫婦が)すごく仲が良かったと聞いているので、心を通じ合わせて頑張ります」と意気込みを語った。
怪力・金時役を演じるガリガリガリクソンは、そうそうたる面子が揃う中、劇場の観客に向かっていきなり「一般ピープルの皆さーん! 芸能人ですよー!」といつもと変わらぬ芸人魂を発揮。「私が普段芸能人として活躍させていただけるのも、吉本興業のおかげということで、その歴史を一緒に学びたいなと思います。役どころはただ怪力だけの男という、演技力の必要なさそうなキャラクターになっています」ととぼけてみせた。桜家馬蔵を演じる吉本新喜劇の青野敏行は「役どころ……何でしたかな? 噺家の役なんですけど、馬蔵なんて聞いたことあります? 売れそうにない名前なんですけどねえ。素人上がりの噺家で、羽目を外すらしいですよ」と、こちらもボケ満載の意気込みに会場も爆笑。さらに軽口・鶴屋団六役を演じるテントまでもが「僕なかなか生で見れませんよ。団六さんになりきろうと思ってるのですが、問題はセリフを覚えなアカンこと。ええもんです。ええ芸人です。軽口の団六です、よろしくお願いします」と不可思議なキャラを見せつけると、陣内がテントのネタ「蜘蛛の対決」をリクエストし、テントに不慣れな俳優陣を驚かせた。
彼らの挨拶とは打って変わってランディーズ高井(手妻師役)は「手妻師という、現在でいう手品師の役を演じます。さきほどの新喜劇に続いて舞台に立たせてもらってます。さっきは番頭役やったんですけど、また違うタイプのハッピ着てます。吉本新喜劇を背負って頑張ります」としっかり挨拶。続いて相方の中川(樽回し・樽本役)も「樽回しといって、国仲さん演じるせいさんとラブシーンができるという役どころです。え、違いますか? そうですか。僕も新喜劇を背負って頑張りますのでよろしくお願いします」と場を盛り上げた。
最後に陣内は「吉本百周年という記念の年に、こういうお芝居に出させていただくことを光栄に思っています。20年前にNSCに入ってからお世話になっているので、恩返しのためにも失敗できないな、と。せいさん、吉兵衛さんへの感謝の気持ちを持って演じたい。見に来られた方が、明日からまた明るく生きよう、と思っていただけるように頑張りたいと思います」と気を引き締めた様子。上演は4月13日から5月5日までとなっており、
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