次世代担う吉本若手に歓声「ing! to2012」序盤レポート

昨日12月28日、東京・SHIBUYA-AXにて吉本若手芸人が多数出演する年末大型イベント「ing! to2012 ～iNFINITY nEXT gENERATION～」が開催された。

これは、芸歴8年以下の吉本芸人50組以上が6時間にわたってイベントを繰り広げる若手お笑い祭。ここでしか見ることのできないコラボ芸、笑いなしの真剣特技披露など、さまざまな企画が盛大に執り行われた。以下、3ブロックにわかれたイベントのうち、ブロック1の様子をレポートする。

オープニングでは芸人たちがステージに勢揃いし、オールスタンディングの客席からはさっそく大歓声。派手な映像や音響が期待感を煽る中、出演芸人の紹介VTRが流れると、1組ごとにそれぞれ質の異なる声援が沸き起こった。最初の演目「ザ・完コピショーI」は、芸人たちが歌手やスポーツ選手の声や動きを完コピする企画。オオカミ少年・濱口の「美輪明宏」を皮切りに、インポッシブル蛭川の「『こち亀』表紙モノマネ」、トレンディエンジェル斎藤の「L'Arc～en～Ciel」などが続々披露され、最後は御茶ノ水男子・おもしろ佐藤が「レディー・ガガ」を歌い踊っているところに“レディー・ガガ本人”（渡辺直美）が乱入、このコーナーを情熱的に締めくくった。

続くコーナーでは、MCをシソンヌ長谷川と井下好井・好井が務める中、彼らが「ダサい芸人」をプロデュースしてファッションショーを敢行。オシャレ代表としてしずる村上、ダサい代表としてゆったり感・中村がコメントしながら、DJスタイルに変貌を遂げたジャングルポケット斉藤、普段のイメージとはガラッと雰囲気を変えて客席からも「かわいい！」の声がかかった少年少女・阿部、アイロンパーマを封印して爽やかな風貌で登場し会場をどよめかせたえんにち・アイパー滝沢、和装でまとめたライス田所らが、ダサい芸人からの脱却を図った。

「笑いなしオンステージI」は、さまざまな芸人が笑いなしで真剣に歌やダンスに取り組む試みで、ここではゆったり感・江崎が軽妙にMCを展開。黒ズボンで白Yシャツの芸人9名が「カントリー・ロード」をジェラードン・かみちぃによるボイスパーカッションを交えながらアカペラで披露したほか、沖縄芸人による「エイサー節」、エンドウコウキがボーカル、御茶ノ水男子・しいはしがドラムを務める「ビジュアル系バンド」、チョコレートプラネット松尾、パンサー向井らの「レゲエダンス」で会場を盛り上げた。

ブロック1のラストは「ing芸人プロデュースショーI」。ここではKABUTOがメドレーを披露して会場が狂喜乱舞。またフルーツポンチ亘がKABUTOメンバーとして約3年ぶりとなる復活を果たしてファンを歓喜させた。KABUTOのトーク中に突然始まったヒーローショーでは、ハンマミーヤ一木やタモンズ安部らが本格的なアクションを展開。最後はジューシーズ、パンサー、ジャングルポケットの3組が普段ライブでもよく披露している「効果音を上手く使いましょう！」企画で「桃太郎」を即興芝居で演じ、パンサー向井がランダムで流す効果音に合わせた絶妙なアドリブで随所に笑いを起こした。

なお本イベントのDVDは2012年4月1日（日）発売予定となっており、すでによしもとネットショップYahoo！店にて予約受付中。生写真販売サイト「ナマーシャ」では本日のイベント写真が多数販売されている。