昨日12月12日、東京・座・高円寺2にて
今年2011年に「キングオブコント2011」の決勝へ進出したことで一躍脚光を浴びる存在となったラブレターズ。今回は1日かぎりの貴重なライブが開催される運びとなり、満席の会場が熱気と温かい反応に包まれた。ネタは、オープニングの「祭りにはいかない」とエンディングの「祭りのあと」の連作で挟み込む構成。途中ブラックなショートコントを連発した「いいですね~so nice~」を含む、全9演目が披露された。
コントの内容は、生徒・塚本のミステリアスな佇まいが笑いを誘う「僕にはガムがある」や、教師同士が机を並べて秘密の相談を繰り広げる「誰も知らない職員室」、男子学生がとある作戦会議を悶々と展開する「思春期・友達・OPI」、卒業式で生徒を送り出す校長の激情がほとばしる「祝福をきみに」など、学校を舞台にしたものが約半数。また旅立つ息子と見送る父の親子愛が描かれた「東京へ」やコールセンターのバイトが主役の「Call me」でも客席を盛り上げた。
幕間VTRでは、彼らが札幌のクラブイベントにゲスト出演した際の様子が映し出された。KOC決勝で全国にラブレターズの名を知らしめた「西岡中学校」ネタは、この映像の中でフルコーラスで紹介。地元クラブ客の熱狂に迎えられた彼らのラップは、座・高円寺2にも臨場感たっぷりに鳴り響いた。
終演後にはトークコーナーが行われ、舞台上のスクリーンに全コントのタイトルが映し出されることに。塚本がネタを考える一方、コントのタイトルは溜口がつけているという話で、塚本が「『思春期・友達・OPI』というタイトルは意味がわからない!」などと茶々を入れるなど、トークでも絶妙なコンビネーションを見せつけて最後まで客席を魅了した。
ラブレターズのコメント
――ライブを終えた率直なご感想をお願いします。
塚本:今回のライブは1回限りなのでどうなるかと思ったのですが、楽しくできたのでよかったです。
溜口:全部が全部楽しかった。お祭り(フェスティバル)っていうタイトルどおり、一瞬にして終わった感じです。
――ライブの準備でなにか苦労した点は?
塚本:この劇場(座・高円寺2)があまりに僕らにとって大きかったので、どうしたらいいか、と。ネタ考えるのがたいへんでした。
溜口:KOCで多少なりともハードルが上がってる点はあるので、それを超えるのか、それともくぐるのか。相当なプレッシャーの中で稽古しました。
――お客さんの反応は?
塚本:楽しんでもらえたんじゃないかな? と思いたいです。
溜口:いつもより笑い声を多めに出してくれたのかな、気を遣ってくれたのかな、と思います。ファンの方が1人でも多くライブに来てくれるのが一番ですね。
――KOCは来年も狙いますか?
塚本:もちろん決勝を狙いたいです。ラップ第2弾で(笑)。
溜口:自分で自分の首締めるだけだろ!
塚本:ネタはどんどん作って、単独も打って、決勝行けるようなネタができればいいですね。
――来年の目標を教えてください。
塚本:ご飯を食べられるようになりたい。まだバイトがあって……。
溜口:お客さんを1000人入れたいです。今回の4倍は入れたいですね。
塚本:1000人も入れたらご飯食べれるかな?
溜口:食べられると思う。それくらいのスケールの芸人を目指したいです。
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mayo @atla_071
こうしてみるとあんまり変わってない気もするな
1日限りの「お祭り」成功、ラブレターズが単独ライブ開催 - お笑いナタリー https://t.co/q4QYvi0fzk