「また逢う日まで」観客総立ちのよしもとプリンスシアターライブ

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昨日11月25日に、品川・よしもとプリンスシアターにてイベントライブ「さよなら品川よしもとプリンスシアター~メモリー~」が開催された。

11月25日に、品川・よしもとプリンスシアターにて行われたイベントライブ「さよなら品川よしもとプリンスシアター~メモリー~」。若手からベテランまで30組以上の芸人たちが出演。(c)河村正和

11月25日に、品川・よしもとプリンスシアターにて行われたイベントライブ「さよなら品川よしもとプリンスシアター~メモリー~」。若手からベテランまで30組以上の芸人たちが出演。(c)河村正和

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「ステージマンショー」で歴代MCを務めたあべこうじ、エハラマサヒロ、ムーディ勝山、くまだまさし、ギンナナ金成、永井佑一郎。(c)河村正和

「ステージマンショー」で歴代MCを務めたあべこうじ、エハラマサヒロ、ムーディ勝山、くまだまさし、ギンナナ金成、永井佑一郎。(c)河村正和

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最後に颯爽と登場した尾崎紀世彦風のなだぎ。見事なパフォーマンスを見せ、爆笑でライブを締めくくった。(c)河村正和

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先月10月、同劇場は今月11月末をもって閉館することを発表。これまで同劇場では、お笑いライブはもちろんのこと、ほかの劇場とは違う、歌やマジックなども織り交ぜたエンターテインメントショーのほか、さまざまなお笑いライブを行ってきた。

その別れを偲ぶ今回のライブにはベテランから若手まで総勢30組以上がオールナイトで登場。オープニングでは、スペシャルゲストに西川のりおを迎え、大山英雄リットン調査団らが同劇場の歴史を振り返るトークを繰り広げた。続いてはエハラマサヒロ司会の「輝け!よしプリアワード!!」授賞式。「最優秀あるある賞」をレイザーラモンRG、「最優秀新人賞」をとくこ、「最優秀歌唱賞」を大西ライオン、「ベストドレッサー賞」を水玉れっぷう隊が受賞するなど、ユニークな賞が多数発表された。シノラーの格好で登場したRGは喜びのコメントに続き、アニメ「北斗の拳」の主題歌「愛をとりもどせ!!」にのせて“よしもとプリンスシアターあるある”を披露。続くとくこも西田ひかるモノマネや、あるあるを繰り出し受賞の喜びを表現した。

イベント中盤には、同劇場の看板プログラム「ステージマンショー」が復活。世界に通じるパフォーマンスが数々披露された後には、ギンナナ金成、ムーディ勝山ら歴代のMCが顔を揃え豪華なステージマンショーを締めくくった。

「若手トーク『愛され芸人ランキング』」では、金成、横澤夏子MCのもと、ガリットチュウチーモンチョーチュウ、ブロードキャスト、2700ら13組の芸人が登場。誰が劇場から最も愛されていたのか、スタッフにとったアンケートの結果を発表した。ステージ上は結果発表前から、泥の97年デビュー組や横澤のキャラの濃さから大賑わい。深夜4時にもかかわらず次々と繰り出されるボケツッコミのやりとりに観客のテンションも一気にアップした。

1位となったのは2700。ほかの芸人たちが妬みからブーイングの声を上げる中、「ネタが面白い」「整形してても好きです」などその理由も明かされた。「インポッシブルの楽屋コントが面白い」「Bコースのギャグが大好きです」「手芸部のブス」「ブロードキャスト吉村さんがすぐ裸になる」などの理由とともに続々とランキングが発表されると、芸人たちはそのたびに一喜一憂。選ばれた芸人はここぞとばかりにギャグやネタなどを披露し始め、どんどん盛り上がっていった。しかし最下位が近づくにつれステージ上はザワザワし始め、9位のガリットチュウ熊谷からは「人気もねぇ、愛されねぇ、バスは1日1度来る」という迷言が飛び出すなど芸人たちも必死。そして最終的に最下位として名前が呼ばれたのはソラシドだった。「東京に来て1年。転校生扱いせんといて!」と言った本坊の言葉もむなしく響き、2人同時に言い訳をする姿に会場は爆笑。さらにフォローしようと金成が提案した、ソラシド水口の猫のリアルな鳴きマネと、Bコース・ナベの猫ギャグの奇跡のコラボが誕生すると会場からも拍手が沸き起こった。

最後のコーナー「どりあんず平井の立ちノリシアター in 品川」が始まると観客も総立ちでド派手なライブを決行。軽快な平井のマイクパフォーマンスに合わせて会場全体ノリノリで、平井も「自分が太っていることを忘れてた」というほど興奮していた。続いて完璧なモノマネを見せたエハラ、やはり上半身裸で登場した吉村、「今日だけ好きになって!」と叫んだ水口、見事な美声を披露したしあつ野郎、いつもはダンス担当だがソロで歌った2700ツネ、得意のK-POP「ガラガラGO!!」で歌舞伎あるあるを言ったRGも閉館を忘れるかのような熱いステージを展開。それに応えるように観客も時間を忘れてジャンプ&シャウトを繰り返した。エンディングには芸人たちが全員集合。MCのあべこうじから「みなさん楽しかったですか?」という問いかけに、観客も大きな拍手で返した。

すると突然、会場が真っ暗に。尾崎紀世彦の「また逢う日まで」が流れ出すと、ピンスポットの中からもみあげの長いかつらをかぶったザ・プラン9のなだぎが登場した。ほとんど意味不明の歌詞でソロリサイタル風に熱唱するなだぎに観客も爆笑&手拍子。終演後には観客を見送るように、モニターに数多くの貴重な同劇場舞台写真が映し出された。

同劇場は、明日27日(日)は「秋の品川ラフ&ピース祭り」「若手一押しネタライブ!!」「Radioパンサー」、28日(月)は「ワレラ13~THE FINAL~」、29日(火)は「Live “back for more”~小籔千豊氏立会いの元、歌ネタを検証・解説・反省そして発展させる夜~」を開催。最終日30日(水)は「ファイヤープロレスリング!2」「相方とは?~お客さんは絶対知らない僕らの本当の関係性を本音でトークします~」を行い、同劇場のお笑いライブは閉幕する。

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