よしもと漫才劇場10周年会見、フースーヤ谷口が暴れて11周年スタート宣言
2024年12月2日 13:14
7 お笑いナタリー編集部
昨日12月1日、大阪・よしもと漫才劇場で同劇場の10周年と森ノ宮よしもと漫才劇場4周年を記念する記者会見が開催され、今年の賞レースで活躍した若手芸人たちが出席。昨年「上方漫才協会大賞」大賞のダブルヒガシ、新人賞のタイムキーパーや、「関西演芸しゃべくり話芸大賞」優勝のぐろう、「今宮戎マンザイ新人コンクール」福笑い大賞のジョックロック、「NHK上方漫才コンテスト」優勝のフースーヤらが約1分のショートネタを披露したほか、“1分インタビュー”に応じた。
空前メテオ・大門は、「ytv漫才新人賞」優勝後の変化を聞かれて「ネコのことなんか考えたこともなかったのに、ネコを飼うか飼わないか悩めるぐらいにはなった」と独特の表現で余裕が生まれたと説明。「UNDER5 AWARD 2024」優勝の清川雄司は、副賞でシャンプー・リンス1年分をもらったことについて「半年前に優勝したんですが、まだ1本目を使っている。6年以上使えそうなので、めっちゃ得しました」と坊主頭ならではのコメントで喜びを語った。「キングオブコント2024」でファイナリストとなり、仕事が充実し始めたというcacao。たっぺいは「歯医者の予約ができるようになった」といい、「今日、これから行ってきます」と歯痛をこらえながら話していた。
ぐろう家村は「第13回ytv漫才新人賞」を逃したものの、「第13回関西演芸しゃべくり話芸大賞」で優勝したことで「“第13回”を取り戻せた」と誇らしげ。そんな中、「オールザッツ漫才2023」優勝のセルライトスパ大須賀が「若手の劇場と言っているのに、40歳になり四十肩を発症した。大変申し訳ありません」とフレッシュさのなさを詫びる一幕も。小道具のライトセーバーを持ち込んでいたフースーヤ谷口は、登壇者を全員倒した後「11周年スタート!」と宣言。田中ショータイムは「信じられへんと思いますけど、NHK優勝してます」とその暴れっぷりとは裏腹の事実を改めて強調した。
会見には東京メンバーも参加。昨年の「M-1グランプリ」敗者復活戦で健闘したナイチンゲールダンスは進研ゼミのネタのおかげで子供のファンが急増中だといい、「ツギクル」から「M-1グランプリ」までの“スキマ”にも進研ゼミが最適だとアピールする。ダンビラムーチョはマンゲキ10周年を祝して大原が歌い、原田がダンス。途中から佐々木もダンスに加わった。「NHK新人お笑い大賞」大賞受賞のエバースは、「この1年どうでした?」と聞かれて町田が「そうですね。誰が止めるんだ、という。我々を」と勢いを感じている様子。しかし「ネタ時間勘違いしてて、テンパって『いい加減にしろ、モントリオール』ってカナダの都市言ってた」と大会での失態を佐々木にバラされ、「テンパったらカナダなんでね。今もテンパってるんで」とわけのわからないことを言っていた。
最後に上方漫才協会会長の中田カウスが「この10年の間に子だくさんになった。この劇場から巣立っていってくれるのはうれしい」と笑顔で挨拶。「次から次へと新しい子が登場するし、先輩たちも若い子たちに負けじとネタを作っています。いつも変化しているのがこの劇場。今後ともどうぞお引き立てを」と呼びかけた。「今、壇上にいる中で、特に期待している芸人は?」と聞かれると、「それは挙げられない。みんなそれぞれの持ち味があるからここに立っている」としつつ、「たとえばフースーヤは彼ら独特の味わいがあり、オリジナリティがあるのも立派。きょんの演技力は素晴らしい」など、一人ひとりの魅力に言及。ダブルヒガシ大東から「師匠、しいて言うなら!」と詰め寄らると、「しいて言うなら、あかんのはダブルヒガシや」と返してみせた。
「大阪のお笑い芸能文化を継承する若手芸人を育成し、人気芸人を発掘強化する劇場」というスローガンのもと、2014年にオープンしたよしもと漫才劇場。2020年にはCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールでのレギュラー公演「森ノ宮よしもと漫才劇場」もスタートし、大阪の若手芸人の拠点として定着している。この2劇場では、「リアルで充実(10周年)!幸せ(4周年)なマンゲキ!」と題したプロジェクトや、過去の人気公演をリバイバルする「10周年Premium Live」など、この1年を通じてさまざまな企画を展開。12月31日(火)には毎年恒例の「マンゲキ大晦日大祭典2024」に加え、5年ぶりとばるカウントダウン公演の開催も決定している。また1月13日(月・祝)には、なんばグランド花月で「第十回上方漫才協会大賞」が実施される。
もも @slemOrT6Tb18854
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