トータル＆オリラジも応援、オコチャが宮城県の新・住みます芸人に

11月22日に宮城・ヒューモスファイブ8階会議室にて、宮城県「新・住みます芸人」オコチャのお披露目会見が行われ、オコチャのほか、現在の宮城県住みます芸人スーパーギャルズ、「地元応援バラエティ　このへん!!トラベラー」宮城編に出演中のトータルテンボス、オリエンタルラジオが出席した。

「あなたの街に“住みます”プロジェクト」では、都道府県ごとに選ばれた吉本芸人47組の“地元に住みます芸人”が、それぞれの土地に実際に住み、地元の盛り上げに取り組んでいこうというプロジェクト。宮城県ではこれまでスーパーギャルズが住みます芸人として、東日本大震災で被害を受けた地域に訪問するなどの活動をしてきたが、今回オコチャを加え2組の「住みます芸人」を配置することになった。

応援に駆けつけたトータル大村は「オコチャは、NSC東京校でも一期下の近い関係で、プライベートでも仲良くしてきたので、前のコンビ『ラウンドジャック』のボケ富田くんの頃から知っています。彼は本当にコンパの仕切りが上手く、彼の考えた「指さしゲーム」は、参加者が誰も嫌な思いのしない、全員が楽しくなるもので……」と話し始めると、オリラジの2人が「何の話ですか？ 会見ですよ！」とツッコミ。オコチャは「やめてよ～、すごく緊張して会見に臨んでるんだから～」と困った顔を見せた。

オリラジ中田が「では私から。オコチャさんが入ることで、より宮城県が充実していくということで、スーパーギャルズとともに、日本で宮城を一番盛り上げていこう、元気にしていこうという気概が会社からも感じられます。素晴らしいこと」と言うと、相方の藤森は「真面目だなあ」と苦笑。中田が「コメントというのはこういうものです。我々の仕事はそういうことです。わかりますか？トータルさん」と気心の知れた先輩に手本を見せると、藤森からは「オコチャさんには、『このトラ』にも出ていただいて、一緒にやっていくのを期待しています」と温かい言葉が寄せられた。

しかしここで今度はトータル藤田が「オコチャさんここで面白い話をしてもらいましょうか？ すごい面白い話をですよ」とムチャぶり。オリラジが止めるのも聞かず、「やりますよ」と気勢を張ったオコチャだったが、トークの後は会場が静まりかえってしまい「俺頑張ったよ、やだよ、こんなの！」とやる気が削がれた様子だった。

この後ようやくオコチャが挨拶をする番になり、「このたび宮城に住むことになりました、オコチャでございます。よろしくお願いいたします。僕、NSC（東京）の4期生なんですが、ロバート、インパルス、椿鬼奴、POISON GIRL BANDなど“華の4期生”と言われて、豊作の年と言われているのですが、一部では僕のことを“華の4期生最後のツボミ”と呼ばれています。仙台で花が開けばと思っております」とコメント。「ピン芸人のかたわら、作家業もやっており、脚本やお笑いライブの構成などもやっていますので、仙台でもそんな仕事がやれればと思っております。宮城でお笑いライブを見るという習慣が当たり前になるように、そんな意気込みでやっていければと思っております」と力強く語った。

最後に、スーパーギャルズ・けんぞうが一発ギャグ「ひじからミソ出る～！」を披露。さらに再度オコチャも一発ギャグをさせられることになり「左手だけかわいい不良」を見せると、今度は周囲が笑いに包まれオコチャも胸をなでおろした。

彼らの活動は住みますプロジェクトのオフィシャルサイトで報告。YNN（よしもとネタネットワーク）にて毎晩Ust配信も行われるのでぜひチェックしてみよう。

オコチャ一問一答

――今回宮城に「住みます芸人」として来た経緯は？

オコチャ：これまで新潟で司会・構成など全部自分でやる形で、お笑いライブをやっていました。同じく新潟で夏フェスの司会を2度ほどやったことも。ユニコーン、矢沢永吉、オコチャの順で登場するみたいなシチュエーションがあったり。そんな新潟での実績が買われたということだと思います。

――宮城県のイメージは？

オコチャ：まずは作家・伊坂幸太郎先生のイメージ、最近はコンピューター将棋「ボナンザ」の開発者が東北大学の方でイメージで知的な街だなと。

――これから何をしたいですか？

スーパーギャルズ・けんぞう：2組で仙台でお笑いの文化を広めて、もっとライブの数を増やして、お笑いを根づかせていければ。宮城だけでなく、東北全部に。

スーパーギャルズ親方：これまで被災地を回ってきたが、今後ももっと被災地を含めて、県内のいろんなところを回っていきたいです。

オコチャ：今までは、東京でしか見られなかったお笑いライブを、どんどん仙台に持ってこられるよう頑張ろうと思っています。