取材会でくるまは「僕が本を読まない人間なので、担当の方と何回もお話しながら書いている。すごく大変でした。文章を書くのは40歳とかから再開したい」と執筆の苦労を回想。さらに「書きながらお笑いのトレンドが変化しているので内容に修正を加えていった。お笑いの話は納品してから(時間が経ったら)“冷める”ので、賞味期限は2025年の5月くらいまで。ギリ行けます」と説明した。粗品との対談について記者が尋ねると「“個人LINE”で頼んで一発オッケーしてくれた。粗品さんは“義”に厚い人間。対談のオファーはいろいろと頂いて先延ばしにしていたが『お前の本やったらええよ』と。本当に根っこが優しい」と実現の経緯を紹介。対談の内容に関しては「粗品さんが自分の手の内を話しているのと、いかに僕と違うのか、というのを楽しんでいただけたら。ネットで大雑把に(同じカテゴリーの芸人に)くくられて個人的には恐れ多いけど、考え方が何から何まで違うので読み解いてほしい」と訴えた。
先日NON STYLE石田の漫才論が詰め込まれた書籍「答え合わせ」が刊行され、くるまがコメントを寄せている。この件についてくるまは「『答え合わせ』と『漫才過剰考察』を出版社の垣根を超えて、抱き合わせで販売したかった(笑)。(石田には)すごく影響を受けています。膨大な経験と実績をもとに正しい漫才の指南をしていて説得力がすごい」と称賛。そのうえで「自分も書いてる中でかぶってる部分はカットして“学校では教えてくれないところ”を詰め込みました。お笑いヤンキーの皆さんに読んでほしいです」とNSC講師も務める石田との対比で自著をPRした。
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