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暗転した会場に「WE ARE THE CHAMP ~THE NAME OF THE GAME~」が流れ始めると、メインステージ2階に設置されたバルーンにスポットライトが。その中に浮かび上がったのは左手にサッカーボールを持った矢部のシルエット。一方の岡村は、パリ五輪で話題となったトルコの射撃選手「無課金おじさん」ことユスフ・ディケッチのような佇まいで客席通路から登場する。そして銃を手にし、矢部の入ったバルーンに向かって発砲。しかしバルーンは破れず、弾が跳ね返って自分に当たるという展開もありながら、改めてバルーンを撃ち抜くとキングカズ(三浦知良)をイメージした真っ赤なスーツ姿の矢部がついに登場。「もう(時間が)押してるわ」と嘆きながら、2人の「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭! in 横浜アリーナ!」という号令でイベントはスタートした。
1曲目は、ナイナイの2人によるおなじみの「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」。リスナーとの掛け合いも楽しみながら「最後までバカになってください!」と呼びかける。その後続々と豪華アーティストがステージを展開。DA PUMPは、「Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT」で岡村とのダンスコラボも披露した。
矢部は中学生のときに憧れていたという一世風靡セピア風の衣装に着替え、原口あきまさと「前略、道の上より」をパフォーマンス。原口は明石家さんま、(柳葉敏郎演じる)室井慎次、石橋貴明、勝俣州和、高田純次、東野幸治など、モノマネレパートリーを惜しみなく披露してみせた。矢部による、リフティングしながら「匂艶 THE NIGHT CLUB」を歌うというチャレンジ企画も。岡村は松山千春「長い夜」や、「半年以上練習した」というCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、リスナーから募集した歌詞で構成した、松平健「マツケンサンバII」の替え歌「パクチーサンバII」を歌唱。
大トリはナイナイ憧れの鈴木雅之が飾り、往年の名曲や近年のヒット曲でリスナーを魅了する。これまでも何度か出演依頼があったが、なかなかスケジュールが合わず実現していなかったといい、鈴木はMCで「ついにステージに立つことができました!」と喜びをあらわに。「歌謡祭って言いながら、MC長いね」と率直な感想で会場を和ませつつ、「アウェーになるかと思いましたが、皆さんが迎えてくださってうれしかった」と感謝した。
全員集合したエンディングでは、「毎回のように『HOWEVER』を無理やり“歌わされていた”んですが(笑)、解放していただきたい。今年からは締めるべき人にキチンと締めていただきたいと思います!」と矢部。鈴木の歌う「め組のひと」で大団円を迎え、銀テープが発射されると会場は大きく沸いた。
ゲストがステージをあとにし、ナイナイ2人だけで改めてイベントの感想を述べる。岡村が「FNS歌謡祭を目指していたけど、本当に歌謡祭らしくなってきた」と言うと、矢部は「本当に目指していたんですか?(笑) アーティストの皆さんのおかげですね」としみじみ。そして「わーわーいうております!」(矢部)「お時間です!」(岡村)の声をきっかけに、リスナーたちと「さようならー!」と挨拶してイベントを締めくくった。
このイベントの見逃し配信は11月3日(日)23時59分まで。ニッポン放送では配信視聴券の購入者を対象に、抽選で合計20名にナインティナインのサイン入り特製ポスターが当たるキャンペーンを実施しているので、詳しくはイベントオフィシャルサイト確認を。また、10月31日(木)の「ナインティナインのオールナイトニッポン」の生放送でも裏話をたっぷり交えて「ナイナイ歌謡祭」を振り返る。
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Kanez! @mr_youniq
@owarai_natalie 大成功おめでとうございます