LLR全国ツアー終了、ファイナル公演で福田花月感動の最終章

昨日10月30日（土）東京・前進座劇場にて、LLRのDVD発売記念全国ツアーファイナル公演「ふざけているようですが真剣です。つあー」が開催された。

LLRは8月にDVD「ふざけてるようですが真剣です。」を発売。これを記念して、東京・ハミングホールを皮切りに、札幌、名古屋、福岡、大阪、東京・前進座劇場にてライブを行なった。

最終公演では4本の漫才と2本のコントを披露。ブリッジVTRでは、「自分たちのDVDが一番面白い！」と、DVDを発売しているほかの芸人たちに「DVD相撲」で勝負を挑んだ。最後を締めくくったのはLLRの単独やNSC東京7期生によるイベントライブ「NANA」でお馴染みの「福田花月」。こちらは「青春群像劇～最終章～」と題した、最終公演のみのスペシャルコントだ。冒頭LLRがネタ合わせをしている最中、3カ月前に亡くなった長崎亭きよちゃんぽんの話に。まだその辛さを抱えていた福田だが、そこにセブンbyセブン・玉城から、叫び声のような不審な電話がかかってくる。イタズラ電話だと思い放っておこうとする福田のもとに、突然死んだはずのきよちゃんぽんが登場。どうやらきよちゃんぽんは福田に伝えたいことがあるようで……。

事態がよく飲み込めない福田だが、今度は8期生のこりゃめでてーな伊藤、シューレスジョー、若月・徹が息を切らして福田のもとに。なんと玉城が殺されたというのだ。この事件を解決するため、きよちゃんぽんは苦痛に顔をゆがめながら福田に犯人が伊藤であることを告白。伊藤の体の中にはお笑いの悪魔がとりついており、「売れていない8期生は殺されても当然」と危害を加えているのだという。そこにさりげなく戻ってきた伊藤は、福田の尋問にとうとう正体を現し、目の前のシューレスジョーを攻撃。伊藤を救うためには「心から笑わせることだ」と、きよちゃんぽんとこりゃめでてーな伊藤がギャグや「カナリア安達」「赤プル」「にけつッ!!」モノマネなどを次々と繰り出した。

徐々に効いている様子だったが、まだ決め手にかけピンチに追い込まれた福田たち。するとそこに救世主・6期生のロシアンモンキーが「なんか胸騒ぎがしてな」と颯爽と登場した。変わり果てた伊藤の姿にまったくひるむことのないロシモンの2人は、ギャグのみならず芸人たちに大人気のネタ「桃太郞」を全力で展開。ロシモンの登場に本気で驚いた伊藤は笑いを堪えきれず、見事悪魔を体から追い出しいつもの“伊藤ちゃん”の姿に戻ることができたのだった。

エンディングでは、ツアー中のエンディングテーマのカラオケをすべて収録したというミルククラウン竹内が米米CLUBの生歌を披露。福田花月のメンバーも全員で登場し、長きにわたったツアーも賑やかに幕を閉じた。終演後のロビーではDVDの購入者と握手会を開催。思わぬゲストの登場や、ロビーで本人たちに会えるなど、観客も大満足の様子だった。

LLRインタビュー

――全国ツアーお疲れ様でした。今の感想を教えて下さい。

福田：いろいろ廻れて本当に良かったです。ネタもいろいろな形に仕上がって。見ていただけて本当に良かったです。

伊藤：本当ですね。ご当地によってお客さんの感じも違うんだなと。北海道は純粋な方が多かったです。

福田：福田花月もできてよかったです。誰より僕が見たいんですよ、あれは。

伊藤：長崎にいるきよちゃんは来れたのに、東京にいる玉城は来れないと（笑）。

――今後の目標は？

福田：小さい劇場でもいいから連続して舞台をしていきたいです。

伊藤：今回、公演と公演の間が空いてしまったんですよね。間ももっといろんなところに行きたいですね。