仙台放送で放送されている、
この番組は、狩野と尾形が地元・宮城で愛され芸人を目指して“便利屋”をオープンし、依頼者の悩みを体を張って解決するロケバラエティ。今回の全国ネット版は「いまだかつてない過酷なロケ」と銘打ち、気仙沼で幻の食材・ツケネの捜索、福島のスパリゾートハワイアンズでファイヤーナイフダンスのPRという2大企画が実施されている。
初の全国放送は「めちゃくちゃうれしい」と喜びつつ、「スタッフさんの気合いが入りすぎていた」とも話す2人。狩野は「やっているのが20代がやるような企画。達成感はありましたけど僕ら40代の体にはけっこうキツかった(笑)」と苦労を明かし、尾形は「タイムカプセルを探しに行くとか、いつもほのぼの小さい依頼をやってる。こぢんまりやって、それを全国に届けるのでいいのに、『イッテQ!』みたいになってた! 気合いがすごかった」と全国に向けてスケールが大きくなっているとアピールする。
ファイヤーナイフダンスに自ら挑戦した尾形の手応えは「(芸人をやめたときにはハワイアンズに)就職する」と話すほどだったといい、「あんだけ(お客さんが)喜んでくれることないから!」とステージパフォーマンスに自身も感動があった様子。「みんなフラガールを見に来てて、(ファイヤーナイフダンスは)クソ人気ないんですよ。でもね、あの男たちの熱い気持ちはこの番組で伝わると思う! すごいイイ奴らで、もう同志です! いずれは僕も就職しますから」と力強く魅力を語った。
ツケネを探す気仙沼での船ロケは「朝から朝まで」。激しい船酔いに耐えながら撮影し、グルメロケの醍醐味である漁師めしにも手を付けられなかったという。帰りの新幹線は初めてグランクラスが用意され、そこに狩野は「スタッフさんも手応えを感じてくれてたんだな」と染み入ったそう。尾形は「本当に奇跡。俺ら、持ってるよな。……捕れたかどうかはまだわかんないけど!」と成功を匂わせながらも結果は伏せて期待させた。
狩野は「宮城出身の僕らの上にはサンドウィッチマンさんという存在がいて、TBS系列でもっと長い長寿番組をやられている。そこになんとかついていくぞ!っていう気持ちがある。伊達さんは『局を超えてコラボしよう』と言ってくれていて、それが実現するまで俺たちも定着しないと、と思う」と番組の継続を誓う。また尾形は「狩野くんは『ロンハー』とか『アメトーーク』で俺が変な感じになってたら助けてくれる」と「かのおが」の絆が別番組でも発揮できているといい、狩野は「僕らが2人でいると、有吉さんとかが『あれ、かのおが?』って言ってくれるのもうれしい」と番組の知名度が上がっていることに喜びを感じていた。
質疑応答の場面で「何歳まで体を張れるか?」と聞かれた尾形は、「そういう仕事しかないからね!? そんなこと言ってらんないんですよ! いつまでもやりますよ、仕事がある限り。70、80、90くらいでも体ひとつでやっていきますよ」と憤慨ぎみに回答。狩野は「年取るにつれて怖くなってくる。やりたいって気持ちはあるけど体が動かない。でもうちの事務所には出川哲朗さんっていうレジェンドがいるから、何歳までとは言えないです。一生やらないと。体が動く限りは」と話した。
最後に狩野は「スパリゾート面白そうだな、気仙沼のごはん美味しそうだなって、旅行のきっかけになったらなと思います」と全国の視聴者に呼びかけ、尾形は「僕と狩野くんの番組なんで、本当に、真剣に見ないでほしい!」と訴えた。狩野が「素人に火を持たせて危ない、みたいなクレームが来たら?」と聞くと、「大丈夫だから! やりたくてやってるから!」と本音をポロリ。「オンエアで嫌がってるのも、嘘ですから! そんなふうに思わないでほしい。俺ら『やだやだ』って言うけど、やりたいんだから! そこだけはわかっていただいて、あつらバカだなと(見てほしい)。別に身内でもないんだからさ、心配なんかしないでほしい。笑って笑顔で見てほしい」と切実に語った。
全力おたすけバラエティ かのおが便利軒
仙台放送・フジテレビ系 2024年6月2日(日)16:00~17:20
<出演者>
狩野英孝 / パンサー尾形
スタジオ出演:
ワッシュ(鷲羽大介) @washburn1975
いいのか本当に https://t.co/uzchsTqjTO