男性ブランコとかもめんたる　舞台「鴨川ホルモー」はサークル活動のようなキラキラ

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」が本日4月12日に東京・サンシャイン劇場で初日を迎える。その初日を前にした会見が同劇場で本日行われ、キャストの男性ブランコ、かもめんたるらが登壇した。

これはニッポン放送とヨーロッパ企画の上田誠がタッグを組むエンタメ舞台シリーズの第4弾。万城目学のデビュー作「鴨川ホルモー」とその外伝的続編「ホルモー六景」（共に角川文庫）を原作に、2浪後京大に入学した安倍（中川大輔）が一目ぼれした早良京子（八木莉可子）と共に謎の競技“ホルモー”を行うサークル「京大青竜会」に入会することから始まる青春群像劇だ。男性ブランコ浦井は京大青竜会の1回生で双子の三好（弟）、男性ブランコ平井は同じく1回生の松永、かもめんたる・う大は3回生の菅原真、かもめんたる槙尾は龍谷大学3回生の立花美伽をそれぞれ演じる。

40日の稽古を経て臨む初日を前に、平井は「稽古がとても楽しい。もう40日間経ったんだというのが実感。一丸となって作って実際にお客さんが入ってどういう反応になるのか。とても楽しみにしています。楽しみが多いと書いて“楽多（たのた）”」と話をまとめた。男性ブランコ浦井は「ヨーロッパ企画の角田貴志さんとなぜか顔が似ている、というありがたい偶然のおかげで今回入れてもらえた（※浦井と角田が双子役）。1回生は1人ひとりが素晴らしい人たち。大学時代に戻って楽しいサークル活動をしているような40日間でした。最後まで駆け抜けます」と意気込んだ。

かもめんたる槙尾は「今回は女性役。最近のメイクのトレンドを取り入れてがんばっています。“鴨”川ホルモーと“かも”めんたるで縁があるかな」と挨拶。また「男性ブランコは尖ってる芸人だと勝手に思ってたけど、いざ一緒に稽古をやると優しくて話しやすくて仲良くなれた」と語った。「かもめんたるは今『THE SECOND』という漫才の大会のベスト16に残っていて、予選から頭がいっぱい。それで稽古中にミスしたので（笑）、本番は切り替えたい」という槙尾。これにかもめんたる・う大は「相方は漫才のネタもなにも一切考えていないので、それで頭がいっぱいというのはウソ（笑）」とツッコんだほか、「ホルモーのシーンは横から見ていてすごくハード。ただ最近の皆さんの動きを見ていると、部活をがんばってる連中の笑顔みたい。あのときの3年間がんばった奴らの笑顔に近いキラキラを見せられて、なんでまたこんな気持ちにさせられなきゃいけないのかと（笑）。そこは見どころなので乞うご期待。ホルモーから離れるのがさみしくなる体験ができる作品。終わった頃にはホルモーをやりたくなってると思います」と話した。

東京公演はサンシャイン劇場で4月29日（月・祝）まで。大阪公演はサンケイホールブリーゼで5月3日（金・祝）と5月4日（土・祝）に実施される。