取材した内容を何時間もかけてまとめた大量の自筆のメモ。鶴瓶はそのメモを感慨深げに見つめて「自分の記憶の中にこれだけあるっていうことがすごく大事だし、今日来てくださるゲストの分もやっているということが大事で、何年か経ったからやめようとかはないんですよね。延々続くんですよ」としみじみとした雰囲気で話したあと、「朝から晩までこの作業をする日もあって、毎日続けていくことが大事なんですけどね。大変なときもある。はよ、やめたいですよ(笑)」とまさかの発言を繰り出す。これに藤ヶ谷が「15周年のめでたいときにそんな言葉出ることあるんですか!(笑)」とツッコミを入れると、鶴瓶は「番組をやめたいとかじゃない。でもこういう作業を1回目からやってしまったから(笑)」と正直な気持ちを伝えつつ、「大変やけど、ゲストが喜んでくれるんですよね。家族や友人に取材したり、ゲストの曲や出演作とか過去の作品をちゃんと見て感想を伝えると」と充足感を述べた。
本日4月5日(金)放送回は
笑福亭鶴瓶、藤ヶ谷太輔 コメント
──15周年を迎えた率直なお気持ちを教えてください。
笑福亭鶴瓶:15年ってあっという間やけど、自然とここまでやってこられたなと思っています。僕は結構放送歴が長いレギュラー番組が多いんですけど、「A-Studio+」も15周年がただの通過点で、これからも続けていければと思いますね。
藤ヶ谷太輔:2020年から参加して5年目になりました。最初、僕がいつまで参加できるか全然聞いてなかったのでこれだけ長く続けさせていただけるのはすごくうれしいですし、毎週こんな間近で鶴瓶さんから人間力を学ばせていただけてとても光栄です。
──4年間一緒にMCをやってきましたが、お互いの印象は?
鶴瓶:本当にあっという間の4年でしたね。僕が取材した内容をふと忘れてしまうことがあるんですけど、ガヤ(藤ヶ谷)はそれを自然と助けてくれるんですよ。基本的に別々に取材するんですけど、知らないことでもちゃんと引き出してくれるんです。「あれ、なんやったっけ」ってなったときに、自然と話題を振ってくれるからすごいなと思いますよ。お互いに緊張したり、型にはまってたらそんなの絶対出てくるわけないと思うから、自然にできているんやなと感じますね。
藤ヶ谷:熟年のご夫婦が「あれ」や「それ」で分かりあって会話されることがあるじゃないですか。それと同じように何故か収録のときに鶴瓶さんが「あれあれ」と言っていると、「あ、このことだな」と分かるときがあるんですよ。年々分かってきている気がして、ちょっとうれしいですね。
鶴瓶:あれ不思議よな。ほんまにすごいわ。
藤ヶ谷:2020年に参加し始めた頃は、よく収録終わりに鶴瓶さんと電話をさせていただいて、アドバイスを求めていたんですけど、鶴瓶さんは「いやもうお前には何もない。最初からできているから何もないわ。お前は自然体なところがええんや」って言ってくださって。それを自分のいいところだと認識するようになりました。
鶴瓶:自然な空気で進行していくって非常に難しいんですよね。それが最初からできてるからもう言うことないわって。
藤ヶ谷:僕はそれを聞いて、積極的に喋るというよりは聞く力をもっと身につけたいなと思うようになりました。鶴瓶さんと一緒に取材をさせていただくことも多いんですけど、鶴瓶さんは他愛ない話から入っていって本題にグッと入っていくんですよね。その話の持っていき方に鶴瓶さんの人間力をすごく感じて。鶴瓶さんの前だと皆さん自然と心を開いて、収録後に「こんなことまで言っちゃった」とか「テレビでこんなこと言ったの初めてです」っておっしゃるんです。その空気を作り上げられる鶴瓶さんは本当に人として素晴らしいと思いますし、とても尊敬しています。自分もそうありたいなという目標になっています。
──今後の番組の目標は?
鶴瓶:15周年も通過点だと思うし、目標なく、これからもス―っとやっていけることがいいんじゃないかと思ってます。やらなあかんことを着実にやって、毎日のことをやっていくっていうか。1回目から自分で取材して、メモしてってことを続けてきて、1人のゲストに対して自筆でまとめるのが7時間くらい時間がかかったりするんです。大変だけど、楽しいこともあるし、やめたいってなることもあるけど、いっぱいのメモに思い出が詰まっているんですよね。
藤ヶ谷:僕はご一緒するようになってから、鶴瓶さんをテレビやCM、ラジオで見たり聞いたりするたびに「長生きしてほしいな」って思うようになったんですよ。
鶴瓶:ここんところそればっかり言われる(笑)。
藤ヶ谷:本当に思っているんです! 長く鶴瓶さんの近くで色々と経験させていただきたいです。
鶴瓶:長生きもそうやけどね。「やめたい」とか言うてるけど、本当はやめたくないんですよ。これからも程よく続けていけたらと思います。
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リンク
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
「A-Studio+」15周年記念、鶴瓶の取材メモ公開 https://t.co/XK0lAerjm1
鶴瓶「自分の記憶の中にこれだけあるっていうことがすごく大事だし、今日来てくださるゲストの分もやっているということが大事で、何年か経ったからやめようとかはないんですよね。延々続くんですよ」