昨日3月25日に東京・ルミネtheよしもとで開催された
各組が披露するコントとコントの間をお~い!久馬書き下ろしのブリッジコントでつないでいき、1つの大きな物語を完成させる「月刊コント」。今回は、
まずはスチャダラパーのライブで幕開け。Boseは「いろんなところでライブやってきましたけど、まさかルミネでやれる日がくるとは思わなかった。みんな渋公(渋谷公会堂)とか武道館を目指すけど、我々はこれを目指してきた。夢叶っちゃった(笑)」と喜びを口にする。客席で立ち上がったり、手を大きく振ったりはできない環境ながらも、来場者は身体を揺らして3人のパフォーマンスを楽しんだ。
オープニングコントには、浅越ゴエ、ロングコートダディ堂前、蛙亭イワクラが登場。家族の設定で朝食の風景を描く。娘役の堂前がパンを食べながら学校へ行こうとするが、そのパンをどこかに置いてきてしまうというハプニング。登場予定ではなかった爆ノ介扮する父の部下が舞台袖からパンを届けるファイプレーを見せ、娘は感謝しつつも「この人誰?」と困惑しながらパンを受け取った。
各コンビネタの登場人物たちの関係性は、久馬作のブリッジコントによって徐々に明らかになっていく。Boseが空気階段のコント「コインランドリー」のように洗濯機の中から姿を現す展開には客席から歓声が上がった。最後はスチャダラパーのライブ会場でコントキャラたちが全員集合。1994年3月9日にリリースされ今年で30周年を迎えた「今夜はブギー・バック」で盛り上がり、BoseとANIの2人に引っ張り出された次長課長・河本が小沢健二パートをコントキャラの声で歌唱する場面もあった。
エンディングで次長課長・井上は「スチャダラさんの曲聴いてたら、若手の頃を思い出して。(当時は)無駄に朝まで起きてた。で、そのまま『ポンキッキーズ』観てた」と回想。「今はすぐ寝ちゃう。すぐ寝てすぐ起きちゃう!」と30年での変化を明かした。Boseは「星野源だって立ってない舞台」とやはりルミネへの出演がうれしい様子。うまくコントに溶け込めていたか不安げな彼らに、久馬は「空気階段のネタをちゃんとモニターでチェックして『こういう感じか』ってやっているのがもう芸人のムーブでしたよ(笑)」と舞台裏での姿勢から見事だったと称賛した。
この公演の様子はFANY Online Ticketで明日3月27日(水)19時半まで視聴可能。チケットは同日12時まで販売されている。なおスチャダラパーは来月4月26日(金)に東京・NHKホールで「今夜はブギー・バック発売30周年記念ライブ『ぶぎ・ばく・べいびー』」を開催。小沢健二との30年ぶりとなるコラボ曲「ぶぎ・ばく・べいびー」を演奏する予定だ。ザ・プラン9は明日3月27日(水)に大阪・道頓堀ZAZA HOUSEで新作コント公演、4月1日(月)に大阪市立阿倍野区民センター 大ホールでピン芸人を集めた「月刊コントピン号」を行う予定で、怒涛の勢いでネタを執筆し続けている久馬に対し、芸人もスチャダラパーもおののいていた。
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【ライブレポート】スチャダラパーが「月刊コント」で空気階段オマージュ 久馬も納得、舞台裏で「芸人のムーブ」(写真いっぱい) https://t.co/Mamq6qpFae