TCクラクションが“ミキサー泣かせ”の声量で「お笑い有楽城」優勝、声を小さくすることは難しい

TCクラクションが、3月9日深夜に放送された「オールナイトニッポン0（ZERO）～決戦！お笑い有楽城～」で優勝。この記事では、収録直後の2人の喜びコメントを掲載する。

ニッポン放送と日本音楽事業者協会が共同制作する「決戦！お笑い有楽城」は、若手芸人が「オールナイトニッポン0」の単発パーソナリティの座を懸けてラジオ形式でトーク力を競う大会。今回は、アナログタロウ、オンリー2、橘井と小池、きつね日和、こたけ正義感、小仲くん、しゃこ、スモーキードライ、TCクラクション、人間横丁、ネコニスズ、ヒガ2000、ブリキカラス、梵天、マリーマリーの15組が出場し、松村邦洋、寺本莉緒、ANNチーフディレクターの金子司氏が審査を務めた。

TCクラクションは坂本No.1の声量の大きさが目立ち、金子ディレクターから「ミキサーさん泣かせ」と評される。決勝では古家が坂本の親族をイジり、坂本がそれに怒るというほぼ言い争いのようなトークで5分間を駆け抜けた。

優勝は本人たちも意外な結果だったようで、坂本は「（観客の笑い声が）まったく聞こえないんですよ。だから手応えもまったくなくて」と回想。また声量を抑えてつまらなくなることを恐れており、単発特番で声を小さくすることも難しいそうで、古家は「皆さん、覚悟してください！ さらに声を出すそうです！ できるだけ距離をとってください。耳が危ないので。近付きすぎないでほしいです」とリスナーに呼びかけた。

TCクラクション コメント

──優勝した感想は？

坂本No.1：いやーうれしいですね！

古家祥吾：命の繋がりって大事だなと思いました。命を紡いで紡いで勝ち取ったって感じですよね。

坂本：親に感謝するだけです（笑）。

──会場だと笑いの量や回数が抜きんでていたような気がしたのですが手応えはいかがでしたか？ そもそもブース内にお客さんの笑い声は聞こえない？

坂本：まったく聞こえないんですよ。だから手応えもまったくなくて。

古家：僕はただただ興味深い話を聞かせてもらっていただけという感覚ですね。聞きたくなるような人物が出てくるから。

坂本：なんなんだよ、それ！ 別にうちの家族を掘り下げたところでなんもないから！

古家：一緒に想像してほしかった。

坂本：決勝だと前の2組（ブリキカラス、人間横丁）が静かなタイプなので、大きい声が目立ってうれしいなとは思いました。

──最近だと「マルコポロリ！」（関西テレビ）などの番組で坂本さんの声量の大きさが改めて注目されることが増えていますが、それについてはいかがですか？

坂本：40歳すぎて声が大きいことでこんなに褒められるとは思ってなかったです（笑）。

古家：本来は誰でもできることなんですけどね。大きい声は子供でも出せる。それで目立てるのはやっぱり才能ですよ。

坂本：誰でもできるとか言うなよ！

古家：あとは「こんだけデカい声を出しても怖くない」っていうのもいいですよね。1つも怖くない。「ケンカになっても負けないだろう」ってみんなが思う大声。

──金子ディレクターからは「ミキサーさん泣かせ」と言われていましたが、特番に向けて対策しますか？ それとも貫きたいですか？

古家：もう泣かせていきましょうよ！

坂本：ビックリさせてしまうのは申し訳ないので、リハで「これくらい出しますよ」って先に伝えておきます。抑えることはやっぱりできない。

古家：抑えるとどうなっちゃうの？

坂本：抑えたらつまんないって！ 中身ないんだから！ ボリューム絞られたら相当つまんないよ。それだけ怖いですね。

──2人の音量の差をなくすために古家さんが大声になるということは？

古家：それはないです。坂本の音声だけ小さくするって難しいんですかね？

坂本：たぶん難しいよ！ 俺がマイクから離れてしゃべるしかないんじゃない!?

古家：それ、いいじゃない。

坂本：わけわかんないだろ！ 俺だけ遠くでしゃべってたら！

古家：ブースの外でしゃべってなよ。

坂本：……悲しいよ、そんなの。中の端のほうだったらまだしも。

──トークを磨く練習はしたのでしょうか？

古家：自主ラジオみたいなのはしていて、そのときは坂本は大声出してないんですけどね。自分の部屋で撮ることになったら急に声を出さなくなる。

坂本：苦情くるから！

古家：ミキサーさんが泣くって言われてるんだから、こっちでも大声出さなきゃいいだろ！

坂本：ミキサーさんは泣くだけで苦情は出さないだろ！ 隣人も泣くだけだったら、俺は大きな声を出すよ！ でも家だと通報される可能性があるから！

──特番はどういった内容にしたいですか？

古家：聴いても聴かなくてもいいラジオ。

坂本：なんてこと言うんだよ！ 聴いてもらわないと話にならないのよ！

古家：何も残らないラジオ。「なんか笑ったけど何も覚えてないわ」くらいがいいんじゃないかな。

坂本：あー、確かにそれはいいかもね！ 楽しく聴いてもらえればいいよね。あと俺は腹筋を鍛えて……。

古家：えっ、さらに声を出そうとしてんの!?

坂本：いやいや、もたなくなるかもしれないから。体を鍛えて臨みたいよね。

古家：皆さん、覚悟してください！ さらに声を出すそうです！ できるだけ距離をとってください。耳が危ないので。近付きすぎないでほしいです。

坂本：俺に近付かないように（笑）。危険な男だと思っていただければ。