終盤はずっとダンス、クラブと化した「ノーセンス」でプー&ムーおさむ優勝

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本日2月3日、東京・シアターマーキュリー新宿で「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が開催され、プー&ムーおさむが優勝した。

クラブと化した「ノーセンスユニークボケ王決定戦」で踊る一同。

クラブと化した「ノーセンスユニークボケ王決定戦」で踊る一同。

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「ノーセンスユニークボケ王決定戦」は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちが集い、自らのノーセンスぶりを競う大会。今回は、みなみかわによるMCのもと、オジンオズボーン篠宮、永野イワイガワ・岩井ジョニ男、いち・もく・さん・くぼた、新宿カウボーイかねきよ、プー&ムー、ネコニスズ・ヤマゲンが参加した。

ノーセンスに幕開け

オープニングで尻を突き出して挨拶するイワイガワ・岩井ジョニ男。

オープニングで尻を突き出して挨拶するイワイガワ・岩井ジョニ男。[拡大]

オープニングでは、岩井ジョニ男が「えぇーい! 控え、控え、控えおろう! この肛門が目に入らぬか!」と客席に尻を突き出して挨拶。みなみかわは「さっそくノーセンス! 今が(午後)2時40分とは思えない」と今回が昼公演であることに触れ、永野は「デヴィッド・ボウイファン! 大事な本番の前はデヴィッド・ボウイを聴く!」とジョニ男のプチ情報を明かす。また新宿カウボーイかねきよが本日19時開演の「THE SECOND~漫才トーナメント~」予選会に出場することにも触れられ、彼は「ノーセンスやってる場合じゃない」とコメント。ライブ中は彼がボケるたびに「調整に使ってる!」と野次が飛ぶことになった。

衣装が「暖色すぎる」と指摘されたプー&ムー。

衣装が「暖色すぎる」と指摘されたプー&ムー。[拡大]

プー&ムーは、おさむが約8年ぶり、おたこぷーが初めて出場。一同から「衣装の色味がヤバい」「暖色すぎる」「おたこぷーさんが昔のヤクザみたいになってる」と見た目の仕上がりをイジられる。一方、同じく初出場のヤマゲンは、周囲から「仲村トオル!」と囃し立てられ、「うれしいだけやねん! あんま(自分より)上を言うことないのよ」とツッコんでいた。

「俺、愚弄されてたの!?」

プー&ムー・おたこぷーから「パイーン」のレッスンを受ける一同。

プー&ムー・おたこぷーから「パイーン」のレッスンを受ける一同。[拡大]

おたこぷーのギャグ「パイーン」をノーセンスに披露する競技「ノーセンスパイーン」では本人がお手本を実演するが、これを見た永野が「これ超えるの無理だって。もう無理だと思う。マジでやらなくていいんじゃない? リスペクトで言ってる。だって、このギャグずっと面白いじゃん」と企画中止を提案。するとジョニ男が「若い頃を思い出した」と言いながらスッと舞台の中央へ。そして猥談を披露したあとに、ビートたけしのモノマネで「浅草キッド」を歌い、コマネチのポーズで「パイーン!」と鮮やかにオチを付ける。みなみかわから「コマネチとパイーンは遠すぎる。『アイーン』とか『キャイ~ン』とかだったらわかりますけど」と指摘されてもなお、ジョニ男はこの流れを3回繰り返していた。

オジンオズボーン篠宮の尻に顔を近づけるプー&ムーおさむ。

オジンオズボーン篠宮の尻に顔を近づけるプー&ムーおさむ。[拡大]

「マイクの持ち方が松山千春みたい」と指摘されたみなみかわ。

「マイクの持ち方が松山千春みたい」と指摘されたみなみかわ。[拡大]

ここで永野は、ジョニ男がライブ序盤から尻に関する発言やギャグばかりしていることに気付き、「ケツへの異常なこだわりがある。怖い」と指摘。これを受けてオジオズ篠宮は「けつけつばっちんちんどんどん! けつけつばっちんちんどんどん! パイーン!」とおたこぷーのギャグをアレンジしながら舞台上を練り歩き、おさむは彼の尻に顔を近づけて「よか匂い!」と絶叫する。荒れた場を整えるため、みなみかわは「おたこぷーさんのギャグを愚弄しないでください!」と一括。おたこぷー本人は「俺、愚弄されてたの!?」と戸惑いつつ、「みなみかわのマイクの持ち方が松山千春みたいでムカつく」と急に本筋とは関係ない部分を指摘していた。

ステージ上がクラブと化す

ジョイマンのネタをノーセンスに演じる企画「ノーセンスジョイマン」では、みなみかわがまずデモンストレーションを行うが、ネタをよく覚えていなかったためグダグダに。ジョニ男はすさまじい剣幕で「ちゃんとやってください!」とみなみかわを叱り、周囲から「ヒステリックアナルジジイ!」「思想強めのアナル!」と野次が飛ぶ。

クラブと化した「ノーセンスユニークボケ王決定戦」で踊る一同。

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みなみかわそっちのけで踊る一同。

みなみかわそっちのけで踊る一同。[拡大]

そんな中、永野は「今のままだと緊張感があるので、何か柔らかい音楽とか流れないですか? ゆったりした感じの」「照明も少し落としてもらえるといいかもしれない」とスタッフに要請。するとディープ・ハウス調のムーディなダンスミュージックが流れ、照明は薄暗いピンク色に変わり、ステージ上はまるでクラブのような雰囲気に。永野は「100点です!」と感激し、芸人たちは「フゥ~!」と甲高い声を出しながら思い思いにダンス。しばらく無視されていたみなみかわは「(ジョイマンを)やってんねん!」と声を荒げるが、永野は「あれやってよ、新しい学校のリーダーズ! 首振りダンス!」と新たに注文。みなみかわがこれに応えると、永野らは拍手しながら「新しい芸人のリーダー!」「新しいまっちゃん!」「みなみっちゃん!」「南沙織!」「三波伸介!」「南伸坊!」「ミナミの帝王!」と讃えた。

優勝したプー&ムーおさむ。

優勝したプー&ムーおさむ。[拡大]

ほかにも「ノーセンスフジモン」「ノーセンス鮨よし田」などが行われた結果、各競技でコンスタントにノーセンスぶりを発揮していたプー&ムーおさむが優勝。笑顔で「前回出演時からだいぶ時間が空いたので嫌われたんだと思っていた。いつでも暇だから呼んでください」と述べた。最後はかねきよが「もう1回踊って終わりたい」と提案。再び全員が音楽に合わせて踊る中、大会は幕を閉じた。

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「ノーセンスユニークボケ王決定戦」歴代優勝者

第1回:オジンオズボーン篠宮
第2回:サンシャイン池崎
第3回永野
第4回:(前半戦)くまだまさし(後半戦)サンシャイン池崎(決定戦いち・もく・さん・くぼた
第5回:流れ星☆ちゅうえい
第6回:かもめんたる槙尾
第7回イワイガワ・岩井ジョニ男
第8回:イワイガワ・岩井ジョニ男
第9回:ハリウッドザコシショウ
第10回:モグライダーともしげ
第11回:鬼ヶ島・アイアム野田
第12回:ハリウッドザコシショウ
第13回:いち・もく・さん・くぼた
第14回:ザ・ギース高佐
第15回:永野
マツリー杯:とにかく明るい安村
第16回:ハリウッドザコシショウ
第17回:永野
第18回:いち・もく・さん・くぼた
第19回:いち・もく・さん・くぼた
第20回:プー&ムーおさむ

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流れ星☆ちゅうえい @kinemachuu

あ〜もう!
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