ミルクボーイを中心に2017年にスタートしたネタライブ「漫才ブーム」。4組がひたすら漫才を披露するというシンプルかつストイックな内容で、「M-1グランプリ2019」を制したミルクボーイの「オカンが好きなものを忘れて……」というスタイルもここで誕生し、磨き上げられてきた。
囲み会見では、ミルクボーイ内海が「漫才をサボっていた時期があり、そこからもう一度、漫才をがんばろうということで立ち上げたのが『漫才ブーム』。このメンバーのおかげで『M-1』も優勝できたし、『M-1』後も漫才をやり続けられている」と改めて感謝。この10年を「漫才師として成熟する期間」と位置づけ、「一緒に過ごせるのは非常にありがたい。全国のみなさんにお会いできるのが楽しみ」と喜ぶ。駒場も「もう1回、漫才に向き合うきっかけになった大事なライブ。絶対的に面白い、そして負けたくない3組の後輩とやらせてもらうので、10年を先に決めるという“漫才枷(かせ)”をみんなにはかせて、10年後、誰にも負けない漫才師4組になりたい」と力を込めた。
これを受けて、ツートライブ周平魂は「これから10年間、液体状にした漫才を体に流し込み続けろという“枷”をつけていただいたので、漫才を追いかけ続けたい」と気合い。たかのりも「ありがたい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せる。金属バット小林は「おそらく8年目以降は惰性でやってる可能性が高い」と述べつつ、「そうならないように、漫才ステロイドを体内に打ち込んで、どんどん筋肉をつけていき、“漫才筋”が右肩に来たときに、心の臓が漫才に変わると思います」と独特の表現で高ぶる気持ちをアピール。ツアーのアイデアが出た移動中のバスでは寝てしまっていたという友保は、「営業先に着いたらもうこういう話になっていた。ありがたいもんで、そのまま丸乗りさせてもらいました」と明かして笑わせた。
4組の中で唯一、「M-1グランプリ」の出場資格を持ち、今年がラストイヤーのデルマパンゲ。広木が「ミルクボーイさんに続いて『M-1グランプリ』チャンピオンになり、ツアーに勢いがつけば」と頼もしく語ったかと思えば、迫田は「健康で、警察のお世話になったりせんように」と方向の違う目標を掲げていた。
会見では今年2024年に公演を行う4カ所をくじで引き、香川、沖縄、三重、青森が選ばれた。日程や会場は後日アナウンスされる。また今後は毎年4、5カ所回っていくという。この10年間ツアーが映像化されることも決定。会見の様子や、ツアー公演の裏側はYouTubeチャンネル「ムーブ才漫」で公開される。
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時期次第では全然いきますよ https://t.co/AFvXY5OTBd