「令和5年度 NHK新人落語大賞」本選が昨日11月11日、NHK総合にて生放送され、大賞が桂慶治朗に決定した。桂慶治朗は「いままでやってきて本当によかったなと思います」「難しいことをしなくても軽くしゃべっただけで(聞いている人に)魔法をかけられるようなそういう噺家になりたいです」とコメントしている。
「NHK新人落語大賞」は東京は「二ツ目」、上方はそれと同程度の芸歴を有し、かつ入門15年未満であることが出場条件。今大会では、東京予選に63人、大阪予選に41人の計104人が参加し、桂慶治朗、桂三実、春風亭一花、春風亭昇羊、柳家吉緑が本選に臨んだ。審査員は片岡鶴太郎、桂文珍、金原亭馬生、日高美恵、広瀬和生。本選の模様はNHKプラスで見逃し配信されている。
なお、本日11月12日(日)には「令和5年度NHK新人お笑い大賞」が同じくNHK総合で13時50分から生放送。
桂慶治朗 コメント
もう本当に嬉しいの一言です。師匠(桂米團治)に入門させていただき、落語家になれて、いままでやってきて本当によかったなと思います。師匠をはじめ、いろんな方へ感謝の気持ちを伝えたいです。普段の高座時間より短い時間で勝負をかけないといけないので笑いが来るのも早く、ギャグの数も多いというところから演目は「いらち俥(ぐるま)」を選びました。お笑いはフリとオチになっていることが多いと思います。お客さんにこう思わせておいて実はこう!というところが面白さに繋がるのでそういうところを随所に込めました。登場人物3人でそれぞれに個性がありますのでなるべく人物の描き分けをしっかりとできるようには心がけました。しゃべり出しただけで「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえるような、特に演じ分けをしなくても皆様の頭の中で人物を勝手に作って頂ける、難しいことをしなくても軽くしゃべっただけで(聞いている人に)魔法をかけられるようなそういう噺家になりたいです。
令和5年度NHK新人お笑い大賞
日時:2023年11月12日(日)13:50~15:00
NHK総合で全国放送。※鳥取地域では別番組。
会場:大阪・NHK大阪ホール
<出演者>
Aブロック:
Bブロック:
司会:フットボールアワー / 斎藤希実子(NHKアナウンサー)
審査員:お~い!久馬 / 清水ミチコ / 大平サブロー / ふかわりょう / YOU / よゐこ濱口 / 渡辺正行
令和5年度NHK新人落語大賞
日時:2023年11月11日(土)16:40~17:58
NHK総合で全国放送。
会場:大阪・NHK大阪ホール
<出演者>
桂慶治朗 / 桂三実 / 春風亭一花 / 春風亭昇羊 / 柳家吉緑
司会:桂吉弥 / 牛田茉友(NHKアナウンサー)
審査員:片岡鶴太郎 / 桂文珍 / 金原亭馬生 / 日高美恵(演芸ライター) / 広瀬和生(落語評論家、音楽雑誌「BURRN!」編集長)
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柏木ゆげひ(朝原広基) @kashiwagiyugehi
「令和5年度 NHK新人落語大賞」大賞は桂慶治朗「魔法をかけられるような噺家に」(お笑いナタリー11/12) https://t.co/IWPtKw1kL0 「東京は『二ツ目』、上方はそれと同程度の芸歴を有し、かつ入門15年未満であることが出場条件。今大会では、東京予選に63人、大阪予選に41人の計104人が参加」