「キングオブコント2023」王者の
特別授業の司会は、過去にミルククラウン、怪獣などで活動したサルゴリラの先輩芸人たけうちっちが務め、和やかな雰囲気でスタート。たけうちっちに「(特別授業で)語ることあります?」と聞かれると、サルゴリラは「そこなんですよねえ~」「精神論、技術論とか0でやってきましたから」とほのぼの返しつつ、児玉が「でも(KOC)歴代最高得点なんで。2位と19点差、3位と30点差」と強調して笑いを誘う。
質疑応答の場面では、トリオからコンビに転身している2人に「トリオとコンビの違いは?」という質問が飛び、児玉は「トリオのほうが、ネタは楽。リズムよくかぶせたり、展開も作れる」と回答。一方、幼なじみ2人だけのコンビになったことで「面白いと思うことが一緒だったから、より深い部分が出せるようになった」と笑いを研ぎ澄ませられたことも経験談として振り返った。
仲良しで知られる2人はコンビ関係を良好に保つ秘訣も紹介。児玉は「ムカつくこともたくさんありますけど、もう変わらないから諦める。受け入れるしかない。俺らはギスギスしてるとお笑いできなくなっちゃうので。楽しいっていうのがどこかにないと」と述べ、「ネタ合わせもふざけてやっているときのほうが新しいくだりが生まれる」と実体験を交えて話した。そして「笑わせる仕事だから、こっちが楽しくないと。ギスギスとかするときもあると思いますけど、それを忘れないでやれば、歴代最高得点を取れると思いますよ(笑)」とエールを送る。
最初に組んだトリオ・ガッチャとしてはNSCの首席となったり、ジューシーズではレギュラー番組を持ったりと、華々しい時代も経験しているサルゴリラ。7年前にコンビになってからは後輩がMCのライブに名札を付けて出演するなど、キャリアを取っ払って再スタートを切った。特別授業終了後の囲み取材で赤羽は「紆余曲折の20年でしたけど、全部無駄じゃなかった」としみじみ語り、記者から「改めてお互いに言葉を掛け合ってみては」と促されると2人は「今までありがとな」「コンビ組めてよかったよ」と照れ笑いしながら言い合った。
【記事】幼馴染の児玉と赤羽がトリオ・ジューシーズの解散を経て現コンビ・サルゴリラとして「キングオブコント」王者になるまで
後輩にアドバイスすることよりは先輩、後輩にかかわらずアドバイスをもらうことが多いという彼らは、「5年後輩ですけど、ダイタクが東京吉本の兄貴分。ネタを袖で見ていてくれて、『こうしたほうがいいんじゃないですか』と言ってくれる。ダイタクのおかげで東京吉本のネタのレベルが上がっていると思います」とコメント。「キングオブコント」決勝の1本目に披露したコント「ルール」の「午前中、区役所行って……」という部分も準決勝直前のネタ合わせで生まれ、盛り込んでみたところニューヨーク屋敷に褒められてそのまま採用したと明かしていた。
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サルゴリラ「楽しくやれば歴代最高得点取れる」紆余曲折の20年、全部無駄じゃなかった https://t.co/M6VJkNltiG https://t.co/TjMWORN014