結成16年以上の漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」の第2回大会の開催が決定した。グランプリファイナル(決勝)の様子は2024年5月、フジテレビ系全国ネットでゴールデンタイムに放送される。
【記事】「THE SECOND」は成功したのか?第1回放送直後、総合演出 フジテレビ日置祐貴氏に聞いた。
賞レースの出場資格を失い、ブレイクのきっかけが見出せないでいる漫才師たちにセカンドチャンスを掴んでほしい、という願いを込めてフジテレビが新たに立ち上げた「THE SECOND」。出場資格は「エントリー時点で結成16年以上」で、今年2023年に実施された第1回大会には133組の漫才師が出場した。
選考会を経て、「ノックアウトステージ」を勝ち上がり最終決戦に進出した8組は大会アンバサダーの松本人志や司会の
第2回大会も同じく「結成16年以上のプロの漫才師」が出場条件。また前回同様に「アマチュアや即席ユニットは出場不可」「全国ネットの漫才賞レースでの優勝経験があるコンビは出場不可」と定められている。エントリー締め切り後、「選考会」と2回の「ノックアウトステージ」を行い、2024年5月に「グランプリファイナル」の模様をを生放送。司会は東野幸治が続投する。東野と総合演出を務める日置祐貴氏、チーフプロデューサーの石川綾一氏のコメントは下記の通り。
東野幸治 コメント
──第2回大会の開催が決定した今の気持ちは?
まず思ったのは、2回目が決まってよかったなと。前回は、どんな大会なのかわからなくて出場を見送った漫才師の方たちもたくさんいたと思うんですけど、1回目を見て「俺たちも出てみたい」って思ってくれた人がいたら、ぜひぜひ、参加してほしいです。「なんか楽しそうやな」とか「あの大会やったら出やすい」みたいに思ってくれた漫才師は、きっとたくさんいると思うんで。
──第1回大会を振り返って、特に印象に残っているコンビや対戦カードは?
いやもう、全組ですよ。全体を通して思ったのは、「M-1グランプリ」とは全然違う大会なんやな、と。「M-1」を踏襲したようなネタで攻めてくるコンビもいれば、楽屋オチみたいな、「M-1」を卒業した漫才師ならではの、もっちゃりとしたネタをするコンビもいて(笑)。新旧の漫才がごちゃっと混ざってる感じが、独特で面白かったです。ちょっとびっくりしました。
──大会後、出場した漫才師や芸人仲間からの反響は?
シャンプーハット(「ノックアウトステージ32→16」で敗退)と会ったときに、「出てよかったです」「楽しかったです」って言ってくれて。うれしかったですし、ぜひまた出てほしいなと思います。あと、ほんこんさんが見たらしくて、えらい興奮してましたね。「俺も130Rで出たい」って言うてたんですけど、板尾(創路)さんから速攻で断わられてました(笑)。
──結成16年以上の漫才師へエールを。
僕が言うのもおこがましいんですけど、「THE SECOND」って、漫才師のみなさんにとっては、久しぶりに真摯に漫才に向き合える、いい機会やと思うんです。優勝するには3本ネタがないといけないんで、なかなか大変だとは思いますけど、自分たちの力を試してみたいとか、改めて漫才を楽しみたいというコンビがいたら、ぜひ参加してもらえれば。大ベテランの方も、なかなか「ぜひ」と軽々しくは言えないけれども、楽しい思い出を作ろう、くらいの意識で臨んでいただけたらうれしいです(笑)。
──来年の第2回大会を楽しみにしている視聴者、お笑いファンへメッセージを。
第2回も、大いに楽しんでいただきたいなと。テレビで見るのもよし、スタジオまで見に来て、審査員をやるのもよし(笑)。あと、ノックアウトステージは配信でも見られるかもしれないので、いろんな形で楽しんでください!
総合演出・日置祐貴氏 コメント
出場者の皆様の「一緒に大会を盛り上げよう!」という強い熱意に支えられ、第1回大会が素晴らしい大会になったことに非常に感謝しております。引き続き、ベテラン漫才師の皆様の匠(たくみ)の技を真っ直ぐにお茶の間に届けられるよう、大会運営及び番組制作に誠心誠意向き合っていきます。
チーフプロデューサー・石川綾一氏 コメント
まずは全容がわからない中、第1回大会に出場してくださった133組のベテラン漫才師さんに感謝申し上げます。ベテラン漫才師さんの“芸”はもちろん、対決後にお互いを讃え合い、お客さんを楽しませてくださる“ノーサイドの精神”には胸を打たれました。テレビ番組制作ではあるのですが、さながら「THE SECOND劇場」で観劇したような幸せな時間でした。毎年参加したいと思っていただける最高のステージをご用意すべく、第2回大会も我々制作陣は全力を尽くします!
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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東野「ほんこんさんが見たらしくて、えらい興奮してましたね。「俺も130Rで出たい」って言うてたんですけど、板尾(創路)さんから速攻で断わられてました(笑)」